地域物語 第20編「江戸か黒須か下大谷沢か」
歴史名勝No60「三嶋神社本殿」
市東部下大谷沢地区にある三嶋神社は、社の由緒書によると鎌倉北条氏の時代、伊豆の国三嶋明神を移し奉納したと伝わります。本殿には阿弥陀如来像と寛文8年(1669年)銘の懸仏を安置し、柱には登り龍、下り龍の見事な彫刻が施されています。1668年11月に再建したとの棟札がありますが、現在の社殿は建築様式からは江戸末の作と思われます。
当地はかつて養蚕が盛んで、「江戸か黒須か下大谷沢か」と呼ばれていました。社殿には大正末期まで奉納されていた古い獅子頭3頭が保存され往時の賑わいを伝えています。
三嶋神社本殿(市指定文化財(建造物))
三嶋神社から南小畔川を歩く
南小畔川にかかる神流橋と県道笠幡狭山線の間に石造物群があります。
馬頭観世音 安永6年(1777年)
馬頭観音 明治7年(1874年)
馬頭観世音 安永6年(1777年)
普門品読誦供養塔 天明8年(1788年)
秩父西国坂東百番納経塔 明治5年(1872年)
橋供養塔 嘉永元年(1848年)
馬頭観音1
天保12年(1841年)
道標も兼ねている。
川古へ
東 道
坂戸
南 扇町谷

馬頭観世音2
文久3年(1863年) 道標を兼ねる
右 川越
左 はんのう

馬頭観世音2
昭和27年(1952年)
2基は同一地点
馬頭観音3
文化2年(1805年) 道標を兼ねる
右のみち[ ]
ひだり 川こえ
更新日:2024年03月21日