地域物語 第6編「台まんじゅう-今に伝える伝統-」
歴史名勝No10「台の高札場」
台村の絵図にも載っている高札場は市指定文化財(史跡)です。昭和57年に復元されました。高札は道路の辻など人が往来する場所に建てられました。
高札は決まり事などを民衆に知らせるために作られた板札のことです。江戸時代には村ごとに設置されました。この高札は台村で作られたものです。
御嶽神社
日本武尊を祀る台村の氏神様です。もともと蔵王権現が祀られていましたが、明治時代の神仏分離政策により日本武尊に変更されました。
台村の絵図
高札場の前の巾着田へ向かう細い道がかつての主要道です。昔の往還(街道)が太く(オレンジ色)描かれています。高麗駅や現在の道路を重ねた地図をたよりに散策してみてはいかがでしょう?
天保 7 年(1836年)に書かれた台村の絵地図に加筆
歴史名勝No11「愛宕神社」と台まんじゅう
東台山にある社殿は昭和の中頃に建てられたものです。この社の木は切ってはいけないと伝えられ、木を切ったところ天狗が大暴れしたとの伝説が残っています。例祭である8月24日に各家々がつくった台まんじゅうを奉納します。
台まんじゅうは疫病が流行ったとき、まんじゅうを食べれば疫病が退散するとして各家々が作ってきました。
愛宕神社例祭の風景 各家が台まんじゅうを奉納します。
東台山山中にあり、安全に歩ける道がありません。見学はご遠慮ください。
更新日:2024年03月21日