埼玉県が洪水浸水想定区域図等を公表しました【令和6年6月19日掲載】

洪水浸水想定区域図

県では、水防法により定められた埼玉県内18の河川について、洪水浸水想定区域を指定していましたが、令和3年7月の水防法の改正により、洪水浸水想定区域の指定対象が拡大したことを踏まえ、令和6年5月28日に18の河川以外の県管理河川についても、新たに洪水浸水想定区域として指定しました。

「洪水浸水予想区域図」では、「想定しうる最大規模の降雨」によって河川が氾濫した場合の浸水想定区域・浸水深・浸水継続時間を示しています。

また、氾濫流による家屋倒壊・流出・河岸侵食の発生が想定される区域も記載しています。

洪水浸水想定区域図(入間川流域)(PDFファイル:8.2MB)

「想定しうる最大規模の降雨」とは?

算出した雨量については、各河川において、「1000年に1度発生する可能性がありうる降水量」を上回るものを想定しています。

入間川の場合は、流域の3日間の総雨量740ミリメートルとしています。

水害リスクマップ(浸水頻度図)・多段階の浸水想定図

県では「洪水浸水想定区域図」に加えて、土地利用や住まいかたの工夫の検討および水災害のリスクを踏まえた防災まちづくりの検討など、流域治水の取り組みを推進することを目的として、発生頻度が高い降雨規模の場合に想定される浸水範囲や浸水深を明らかにするため、県管理河川について「水害リスクマップ」と「多段階の浸水想定図」を作成・公表しました。

日高市における河川は、小畔川・南小畔川・高麗川・宿谷川が公表対象となります。

主な内容

水害リスクマップ

このマップは、年超過確率(毎年、1年間にその規模を超える洪水が発生する確率)の降雨に伴う洪水により浸水が想定される範囲を、それぞれの総雨量に応じて色別に示したものです。

年超過確率によって、「高頻度(1/10)」から「想定最大規模」までの5段階に分かれており、例えば、「年超過確率1/10(入間川流域の3日間の総雨量300ミリメートル)」の降雨で浸水が想定される区域は「濃い紫色」で表示します。

想定される浸水深に応じて、河川ごとに0.0メートル以上(浸水あり)・0.5メートル以上(床上浸水相当)・3.0メートル以上(1階居室浸水相当)の3種類のマップを公表しています。

浸水深0.0メートル以上(浸水あり)(埼玉県ホームページ)(PDFファイル:2.7MB)

浸水深0.5メートル以上(床上浸水相当)(埼玉県ホームページ)(PDFファイル:2.6MB)

浸水深3.0メートル以上(1階居室浸水相当)(埼玉県ホームページ)(PDFファイル:2.6MB)

多段階の浸水想定図

この図は、年超過確率の降雨に伴う洪水により想定される浸水範囲を、水深に応じて色別に示したものです。

浸水した場合に想定される水位によって、「0.5メートル未満の区域」から「10.0メートル以上20.0メートル未満の区域」までの5段階に分かれており、例えば「0.5m未満の区域」は「薄い黄色」で表示しています。

降雨規模に応じて、河川ごとに高頻度(1/10)から中低頻度(1/100)までの4種類の図を公表しています。

降雨規模1/10(入間川流域の3日間の総雨量300ミリメートル)(埼玉県ホームページ)(PDFファイル:2.8MB)

降雨規模1/30(入間川流域の3日間の総雨量378ミリメートル)(埼玉県ホームページ)(PDFファイル:2.8MB)

降雨規模1/50(入間川流域の3日間の総雨量414ミリメートル)(埼玉県ホームページ)(PDFファイル:2.8MB)

降雨規模1/100(入間川流域の3日間の総雨量462ミリメートル)(埼玉県ホームページ)(PDFファイル:2.8MB)

参考リンク

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更新日:2024年06月19日