令和2年度第3回日高市空家等対策協議会の会議結果

日時

令和3年3月26日(金曜日) 午後2時から3時30分まで

場所

日高市役所 5階501会議室

公開・非公開

公開

出席者

谷ケ崎市長、新井委員、下村委員、池田委員、齋藤委員、横手委員、三角委員、皆川委員、後藤委員、釜須委員

欠席者

橋口委員

説明員

都市計画課

事務局

都市整備部長、都市計画課長

傍聴者

2人

担当部署

都市整備部都市計画課

会議の経過

議事1 日高市空家等対策計画の決定について

資料1、資料2、資料3および資料4に基づき、事務局より説明。

[説明要旨]

第1回および第2回会議を通じて、空き家に関する課題、それに対する基本的な考え方、具体的な取組方針に関する各委員からの意見等を計画書(素案)に反映させた上で、市民コメントを実施したことから、提出いただいた意見に対する市の考え方について、報告を行った。

また、市の考え方に対する協議会委員の意見および加筆修正した計画書の修正案に対する協議会委員の意見を反映した上で、計画書の最終案として提出を行った。

[質疑・意見]

質疑なし

[決定事項]

事務局提案のとおり決定

議事2 その他

「相続おしかけ講座」の開催について

皆川委員から説明。

[説明要旨]

令和2年11月12日(木曜日)に高麗地区民生委員の定例会において開催した「相続おしかけ講座」の結果に関する報告をいただいた。

[質疑・意見]

会長:相続や認知症等への備えとして、今から家族間で話し合うことが大切であると思われる。適切な相続対策を学ぶ機会として、多くの方に周知および啓発を図っていただきたい。

武蔵台グリーンスローモビリティ実証実験について

令和3年3月21日(日曜日)に、こま武蔵台団地において小型電動カート「グリーンスローモビリティ」を使用した住民移動サービスの実証実験が開始されたことに関して、後藤委員から報告をいただいた。

[説明要旨]

郊外住宅団地等においては、高齢化等により地域全体の活力が失われ、住民が安心して暮らせる場所としての維持・再生の促進を図る必要がある。

実証実験の対象となった「こま武蔵台団地」についても、高齢化が進展しつつあり、かつ起伏がある地形のため歩行による移動に困難を伴う地域でもあり、高齢者の移動手段の確保が課題となっている。

実証実験については、国土技術政策総合研究所を実施主体に、地元関係者の協力を得ながら、新たなモビリティとして小型電動カートを令和3年3月21日(日曜日)から4月11日(日曜日)まで試験的に運行し、導入効果および課題等の検証を行う。期間中の乗車運賃は無料、事前予約および登録も不要であり、多くの方に乗車いただき、郊外住宅団地再生の取り組みとして、関心を持っていただきたい。

[質疑・意見]

委員:実証実験の評価結果および利用者からのニーズも高い場合、期間終了後も継続することは考えているのか。

説明委員:現時点では、実証実験で定めた期間のみの運行であるが、評価結果および地域からの意見等を踏まえ、検討を図りたい。

日高都市ガスの空き家管理サービス(ふるさと納税)について

日高都市ガス株式会社が、日高市へのふるさと納税の返礼品に「空き家管理サービス」を追加したことについて、釜須委員(日高都市ガス株式会社)から報告をいただいた。

[説明要旨]

日高市内に所有する空き家の管理が困難な所有者に代わり、空き家を定期的に巡回し、管理を実施する「空き家管理サービス」を日高市のふるさと納税の返礼品に追加した。

寄付額は10万円に設定し、所有者のニーズ等を踏まえた3つのプランを備えており、月1回約60分の管理作業として、全室換気、通水、防犯確認、簡易清掃および建物の目視点検等を行うものである。

[質疑・意見]

会長:利用者はいるのか。

説明委員:利用者の実績はない。

会長:地域の課題解決に向けた非常に良いサービスだと思われるため、多くの方に利用していただきたい。

委員:地元地域にも空き家が多く存在しており、侵入窃盗およびイタチ等の動物被害も受けている。また、建築工事や土木工事等で生じた残土を庭に廃棄された事例もあるため、これらの問題も解決につながる可能性があることを示して良いのではないか。さらに、問題が発生した場合には、警察または消防署等に通報し、迅速に対応する旨の表現を追加することも検討するべきである。

説明委員:ご指摘のとおり検討させていただく。

「子育てファミリーウエルカム補助金」について

資料5に基づき、事務局より説明。

[説明要旨]

コンパクトシティの形成と、子育て世代の移住・定住の促進、さらに空き家等の解消を促進するため、子育て世代が市内の一定区域に住宅を取得する費用の一部を補助する「子育てファミリーウエルカム補助金」を、昨年度までの多世代家族同居近居促進事業に代わり、新規事業として立ち上げた。

[質疑・意見]

会長:新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、首都圏の企業を中心にリモートワークが普及し、都心からのアクセスが優れた地域の空き家に関心が高まっている。日高市においても、「空き家・空き地バンク」への問い合わせは増加傾向にあるのか。

事務局:リモートワーク等を目的とした空き家の活用に関する問い合わせ件数は、以前と変わらないが、年配の方から日高市の豊かな自然環境等を求めて、空き家の活用を希望する問い合わせが増加傾向にある。

会長:埼玉県内であれば、小川町や横瀬町の空き家バンクに掲載された物件の売買件数が増加していると、今月の新聞記事に掲載されていた。特に、500万円前後の物件が好評であり、需要と供給が追い付かず、物件の確保が課題となっている。

委員:秩父地域の1市4町で運営している空き家バンクに掲載されている物件は、他の地域と比較して低価格であることから、好評を得ていると思われる。

委員:リモートワークの普及により所得に応じて、郊外への移住や、週末だけの生活拠点に活用する方も増えている。また、自ら、物件のリノベーションを行いたいと考え、空き家を希望する方もいる。秩父地域や他県の郊外住宅市街地を有する自治体が運営する空き家バンクについては、状態の良い物件が掲載されているが、日高市内においては、状態が良く、大規模な修繕等が不要な場合、空き家バンクに掲載される前に、売買されてしまう。

会長:立地条件または経済的な事情によるものかを検証して、空き家の活用施策等を検討する必要がある

この記事に関するお問い合わせ先

都市計画課 計画推進・企業誘致・住宅政策担当(本庁舎 3階)

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更新日:2021年04月06日