第66回都市計画審議会の会議結果
会議結果は、次のとおりです。
令和6年7月25日
第66回 日高市都市計画審議会会議録
日時
令和6年6月25日(火曜日) 午後1時30分から3時20分まで
場所
日高市文化体育館「ひだかアリーナ」 1階 会議室1
公開・非公開
公開
出席者
小林委員、谷口委員、比留間委員、和田委員、山田委員、森崎委員、関委員、森谷臨時委員
欠席者
金平委員、望陀委員、後藤委員、吉田委員、島村臨時委員
説明員
建設課長、都市計画課長、市街地整備課長、市街地整備課副参事、下水道課長
事務局
都市整備部長、都市計画課長、計画推進・企業誘致・住宅政策担当主幹、計画推進・企業誘致・住宅政策担当主査、計画推進・企業誘致・住宅政策担当主事
傍聴者
なし
担当部署
都市整備部都市計画課
議題および決定事項等
議題
(1)議事
- 議第1号 会長の選出について
【決定事項等】委員の互選により小林委員が選出された。 - 議第2号 職務代理の指名について
【決定事項等】会長により谷口委員が指名された。 - 議第3号 川越都市計画生産緑地地区の変更について
【決定事項等】原案のとおり可決した。 - 議第4号 都市計画法第34条第12号指定区域の廃止について
【決定事項等】原案のとおり可決した。
(2)報告
- 令和5年度 都市計画事業報告について
- 令和6年度 都市計画事業予定について
- 圏央鶴ヶ島インターチェンジ周辺地区に関する都市計画提案について
- 日高市都市計画マスタープランの改訂について
会議資料
審議事項
議第3号 川越都市計画生産緑地地区の変更について (PDFファイル: 575.8KB)
議第4号 都市計画法第34条第12号区域の廃止について (PDFファイル: 718.6KB)
報告事項
会議の経過
(1)審議事項
議第3号 川越都市計画生産緑地地区の変更について
都市計画課の説明(議案1ページから5ページ)
- 日高第20号生産緑地地区の一部区域について、行為制限が解除されたことから、生産緑地地区の位置、区域および面積を変更する。
【質疑】
なし
【審議結果】
原案のとおり可決
議第4号 都市計画法第34条第12号区域の廃止について
都市計画課の説明(議案6ページから7ページ)
- 令和5年度に区域の指定告示を行ったが、事業計画者より建築費の高騰による事業費全体の圧迫により、不採算事業となったため指定区域の廃止の申し出があった。市指定運用方針の規定に基づき、当該区域の廃止手続きを行うものである。
【質疑】
委員:34条12号指定区域廃止の件について、事情は理解したが、現状の土地利用はどのような状況で、今後はどのように活用される予定なのか。
説明員:現状の土地利用は何も建っておらず更地である。今後の活用については、別の事業者が倉庫を作りたいとの話があるが、具体的な内容はまだなく、現在調整中である。
委員:このような事例は過去にも何回かあったのか。
説明員:以前の第63回審議会で同様に廃止したことがある。その後、区域を変更し新たな事業計画で下高萩新田地内に倉庫を作るという話が進んでいる。
委員:違う企業と調整中との説明だったが、話が進んでいても変更ではなくいったん廃止するのか。
説明員:具体的な案件が出ているのではなく、廃止された場合は進めたいという状況のため今後ヒアリングを行うが、具体的な事業者は決定していない。
委員:こういう事例で企業が撤退した場合は廃止をし、新たな企業から話があればまた指定するのが原則ということか。
説明員:事業計画者からの申し出に基づき、さまざまな条件を整えて、12号区域を指定していることから、その事業者が変更になると条件も変わってくるため、区域を指定したままにするのではなく一度廃止し、新たな事業計画に基づき改めて区域を設定するのが現在の進めかたである。
【審議結果】
原案のとおり可決
(2)報告事項
- 令和5年度 都市計画事業報告について
- 令和6年度 都市計画事業予定について
下水道課からの説明(資料1-1、1-2)
【質疑】
委員:令和5年度事業報告の項目2工事関係(1)高麗汚水処理施設アスベスト撤去工事があるが、これに関連した工事等を令和6年度には行うのか。
説明員:この施設は既に稼働を停止しており、建物の解体前に、危険性のある吹き付けアスベストを撤去したのが令和5年度実施した工事である。将来的には中にある機械類も撤去して施設を取り壊し更地にしたいが、取り壊し費用は多額で経常費では賄えないため、なかなか着手できない状況である。令和6年度に関連工事は予定していない。
市街地整備課からの説明(資料2-1、2-2)
【質疑】
委員:資料2-2項目2その他(1)しゅん工式典とは、いつ頃行うのか。
説明員:換地処分が11月上旬を予定している。市議会議員や審議会委員等への事前周知や準備の期間も考えると、年内もしくは遅くても3月議会の前に行いたいと考えている。
委員:高麗川駅周辺地区の整備に、JR東日本と締結した自由通路および駅舎整備に関する施工協定があるが、駅舎に鳩の巣がある。自由通路に鳩が入らないよう対策はできているのか。
説明員:鳩が止まりにくい構造になっている。鳩対策については、JR東日本と調整し行っていく。
委員:武蔵高萩駅は対策をしていても鳩が寄ってきて、通勤客に被害が出ている。対策を考えてほしい。
説明員:JR東日本でも問題視しており、対応を進めていく。
委員:事業予定の4.武蔵高萩駅自由通路の維持管理 1.管理業務委託には、鳩対策も載っているのか。
説明員:令和6年度予算には含まれていない。JR東日本と調整が付き次第、本年度の補正か令和7年度で行いたい。
委員:自由通路は市の管轄だが、改札からは JR東日本の管轄である。ホームもひどいし、 JR東日本側から市の自由通路へ鳩が上がってくる。議会などでは自由通路を管理する市が悪いと言われるが、JR東日本の責任であり、動きが悪いので改善を強く訴えてほしい。
説明員:管轄する大宮支社に伝えて対応をお願いしている。
委員:迷惑を被っている側の市が費用を負担することのないようしっかりと進めてほしい。
委員:令和6年度都市計画事業予定について、「遊具等公園施設の点検および修繕」とはどのような内容を想定されているのか。最低限の維持管理だけではなく、現代の地域ニーズに即したより積極的なリノベーションも検討されてはいかがか。武蔵台や横手で、遊具がないなどの声をきいている。
説明員:遊具は県で整備の講習会を開催し点検マニュアルを整備している。これらに沿った形で点検を行い、危ないものは修理や使用不可としている。また、遊具の設置要望は利用状況を考慮して検討していく。
委員:武蔵台地区は高齢者が多く公園に健康遊具が欲しいと聞くので検討してもらいたい。
説明員:ニーズに合った形で設置できるよう検討をすすめる。
委員:令和6年度高麗川駅周辺地区の整備について、冒頭の市長あいさつにもあったが、今秋に一部供用を開始するとのことだが、西口になる部分から上がって新しい駅舎の改札を使用するのか。
説明員:スケジュールでは11月頃新駅舎へ切り替える予定である。旧駅舎を取り壊さないと自由通路が建てられないため、新しい駅舎へ機能を移し、今ある跨線橋を使う形になる。自由通路はまだ整備されないため、東口の開設は来年度末の予定で、本年度は新駅舎への機能移転と旧駅舎の取り壊しが始まる。
委員:3.都市公園等維持管理1.除草・せんていおよび清掃業務の一括管理業務委託について、都市公園と小さな公園の草むしりなどの管理は年に何回行うのか。
説明員:市では都市公園の管理のみ行っている。一律ではないが年2、3回で、お祭りの前など地元の要望に応えるように草刈りは行っている。
建設課からの説明
- 国道 407号バイパスの開通について(資料3)
- 市道幹線 66号(日高川越鶴ヶ島線)の測量について(資料3)
- 令和元年東日本台風で被災した市内の木橋3橋(新井橋、新堀橋、久保の下橋)における災害復旧工事については、令和5年12月に4年にわたる工事が終了し復旧した。(資料なし)
【質疑】
委員:407号バイパスの東側鶴ヶ島市の現道接続部分が、坂戸方面から来る人は右折ラインがなく危ない。
説明員:開通したが、接続部の付帯工事はまだ終わっておらず、幅員を制限しているところもある。工事が全て完了すれば通りやすくなり、問題も解消されると見込んでいる。
委員:仮開発のため、解消される予定である。
都市計画課からの説明(資料4-1、4-2)
【質疑】
委員:資料4-2、2ページの企業誘致関係(1)都市計画法第34条第12号区域の追加指定とはどこか。
説明員:事業者から申し出があったら指定手続きを進めるものであり、まだ具体的な話はない。
- 圏央鶴ヶ島インターチェンジ周辺地区に関する都市計画提案について
都市計画課からの説明(資料5)
- 圏央鶴ヶ島インターチェンジ周辺地区に関する都市計画提案書を受け付けたため、概要、対象地区、提案書の内容、今後の予定について説明した。
【質疑】
委員:現在縦覧中とのことだが、16条縦覧の内容は。
説明員:都市計画法第21条に基づく提案制度を受けたもので、内容は都市計画法に基づく準防火地域の閲覧と条例に基づく地区計画の縦覧で、地区計画は、建築物の用途や高さの最高限度など建物に関する制限を定めたものである。
委員:具体的な区割りや地区の絵は縦覧に入っているのか。
説明員:地区計画の中にAからCまでの3地区の区割りは入っている。提案を受け付け、都市計画決定の必要性を有すると判断し、縦覧の手続きを行っている。縦覧後は、県との協議を行い、都市計画決定に向け進めていく。
委員:下高萩新田に新しい倉庫ができている。出入りは407号か、川越へ突き抜ける計画はないのか。
説明員:出入りは407号であり、計画はない。
- 日高市都市計画マスタープランの改訂について
都市計画課からの説明(資料6、資料6-2)
- 日高市都市計画マスタープランの改訂について、市民コメント募集結果、変更の主な内容等について説明した。
【質疑】
委員:概要版7ページ、細かいところだが「圏央道へのアクセスと工業系土地利用ゾーンを結ぶ道路ネットワークの整備促進」が(3)地域街づくり、にあるのは違和感がある。(2)に位置づけたほうがよろしいのではないか。
説明員:「圏央道へのアクセスと工業系土地利用ゾーンを結ぶ道路ネットワークの整備促進」とは、圏央道の2つのインターチェンジに近いという立地の良さを生かして、高萩北部産業・工業ゾーンや高麗川市街地の北部・南部工業核をつなぐ道路のネットワークを示し、地域の産業立地を促進するということで「(3)地域資源を生かしたまちづくりの推進」に改訂以前から掲載しているため、今回はこのままとし、今後の全面改訂の際にご意見を踏まえ見直しを行いたい。
委員:公園について、資料2-2市街地整備課の事業予定と関連するが、公園の市民管理について言及されているが、積極的に、市民が使いたくなるようリノベーションするような施策は検討されていないのか。例えば、武蔵台の公園でも、積極的に使われている公園と、殆ど利用者のいない公園がある。
説明員:市街地整備課の質疑の内容と重複するが、障がいのあるお子さんも安全に楽しめるよう設計されたインクルーシブ遊具と、誰でも気軽にストレッチや筋力トレーニングができる健康遊具を令和4年度から設置している。ご質問の武蔵台地区にある中の田公園や高萩地区の日高総合公園など、インクルーシブ遊具は3か所、健康遊具は 14か所に設置しており、今後も活用を検討していきたい。
委員:地域公共交通協議会の議論との整合は図れているのか。概要版6・7ページ「バス路線の確保と充実」「バスなどの公共交通機関の充実」とあるが、バスの本数が減っている現状があるなかで「充実」と書けるのか。
説明員:地域公共交通計画の策定に当たりバス事業者へ行ったヒアリングでは、市内は全て赤字路線との回答もあり、さらに減便される可能性もあるが、都市計画マスタープラン策定に向けての市民アンケート調査では「鉄道やバスなどの公共交通機関の利用のしやすさ」は満足度が低い結果が出ており、利便性の向上を求める声が多く聞かれる。他にも、高齢者おでかけ支援事業ではバスの利用補助が年間600件程度の利用がある。以上のことから維持も含め、利用しやすさの向上を検討するという意味も込めて「充実」と記載している。
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更新日:2024年07月30日