第10回スポーツ交流事業(日高市にて 平成27年度)

試合前の両市選手による集合写真

平成27年10月31日から11月2日までの3日間、日高市と友好都市である大韓民国烏山(オサン)市の両小学生によるスポーツ交流が行われました。今回の会場は日高市です。

平成27年度スポーツ交流事業

 烏山市との小学生によるスポーツ交流事業は、平成14年(2002年)の日韓共同で開催されたワールドカップサッカー大会を契機に、2003年から実施しています。(第1回事業は烏山市で開催。平成20年度,平成21年度,平成24年度は未開催)

この交流事業は、日高市と烏山市の小学生がスポーツやホームステイを通じて友情の芽を育て、友好親善をより一層深めること、また、国際理解教育の一環として、お互いに相手国の生活や文化を学びながら大きく強く育ってもらうことを目的として行っています。
公式訪問同様、相互に隔年で相手市を訪問しており、第10回となる今回は、烏山市の小学生を日高市に招いて11月1日に日高総合公園でサッカー交流事業を行いました。今回初めての試みとして、午前中烏山市の指導者が日高市選手を、日高市の指導者が烏山市選手を指導するという合同練習を行い、午後の親善試合に臨みました。

烏山市選手団到着

交流事業1日目の10月31日(土曜日)、烏山市の代表選手団は午前9時55分、羽田空港に無事到着しました。

羽田空港に到着した烏山市選手団の写真

その後、羽田空港から大型バスで日高市に向かいました。

烏山市選手団

烏山市選手団は、市内9つの小学校から選抜された4年生から6年生の15名で、このうち1名が女子選手でした。
この選手団の引率は、キム・ホン団長をはじめ6名でした。

市内見学

空港から日高市へ向かった一行は、高麗神社を見学しました。高麗神社では平成25年9月に烏山市から名誉市民証を授与された高麗神社第60代宮司である高麗文康さんが待っていてくださいました。烏山市選手団は熱心に説明を聞き、質問をしながら神社内を見学しました。

烏山市選手団の写真
高麗神社を見学する烏山市選手団の写真

歓迎夕食会

高麗神社見学後、市内のレストランで歓迎夕食会が催されました。日高市スポーツ少年団から選抜された6年生の21名が日高市選手団として、烏山市選手団をあたたかく迎えました。夕食会では、谷ケ崎市長と烏山市選手団のキム・ホン団長が挨拶し、記念の楯の交換等を行いました。
両市の代表選手たちは初対面で、はじめは緊張していましたが、夕食を囲みながら勉強してきた簡単な日本語や韓国語と身振り手振りでコミュニケーションをとるとともに、日高市選手団から烏山市選手団へ歓迎の意を込めた手品の披露で盛り上がったことで、歓迎夕食会が終了する頃には会場全体が笑顔と元気にあふれ、あたたかな空気に包まれました。

(写真)谷ケ崎市長とキムホン団長による記念楯の交換
両市の選手の写真1
(写真)日高市選手団による手品披露
(写真)日高市選手団による手品披露

歓迎夕食会終了後、烏山市の選手たちは、それぞれ日高市選手の家庭に分かれてホームステイしました。

合同練習

交流事業2日目の11月1日(日曜日)は、烏山市の選手団と日高市の選手たちがホームステイ先の家庭から日高総合公園へ午前8時に集合し、合同練習を行いました。今回初めて行われた合同練習では、烏山市の監督・コーチが日高市選手を、日高市の監督・コーチが烏山市選手をそれぞれ指導しました。両市の選手は、日本語、韓国語で書かれた名前を貼ったビブスを着て、一生懸命取り組んでいました。合同練習後、市内のレストランで昼食を食べ、スポーツ交流の親善試合会場である日高総合公園に戻りました。

烏山市コーチから指導を受ける日高市選手の写真
烏山市アンジェホン監督より指導を受ける日高市選手の写真
日高市コーチから指導を受ける烏山市選手の写真
日高市の監督コーチから指導を受ける烏山市選手の写真

親善試合

日高市スポーツ少年団の皆さんをはじめ、多くのかたがたに応援していただくなか、親善試合を前後半20分ハーフで2試合行いました。

試合前の開会セレモニーでは、記念のボールとバナーを交換し、健闘を誓いました。

第一試合は、前半に日高市の明戸選手(武蔵台小)が1点先取しました。後半は、烏山市のチェ・ユンヒョク選手が1点を決め、試合は1対1の引き分けとなりました。

記念ボールの交換をする日高市長と烏山市キムホン団長の写真
ペナント交換をする両市主将の写真
烏山市選手団の写真
日高市選手団の写真
親善試合の様子の写真1
親善試合の様子の写真2
親善試合の様子の写真3
親善試合の様子の写真4
親善試合の様子の写真5
親善試合の様子の写真6
親善試合の様子の写真7
親善試合の様子の写真8
親善試合の様子の写真9
親善試合の様子の写真10

第1試合終了後の休憩時間には、合同練習に携わった両市の指導者に、選手を指導してどのように感じたか、今後どのようにしていけばスキルがあがると思われるかなど、インタビューをしました。烏山市キム・ミョンハクコーチは「日高市の選手は、積極的で集中力がよかった。ボールを扱う技術は良いのでこれからはチームワークを強くする努力をすればいいのではないか」と述べられました。日高市加成監督からは「烏山市の選手は最初緊張していたが、だんだん慣れてきて笑顔になる練習ができた。今後も基本的な練習をしていけばよいのではないか」と述べられました。

1試合終了後インタビューに答える烏山市キムミョンハクコーチの写真
1試合目終了後インタビューに答える日高市加成監督の写真

第2試合は、前半に烏山市のイン・サンソン選手が1点先取しました。後半は開始直後、烏山市のユン・ムニョン選手が1点、その後日高市の明戸選手(武蔵台小)が1点を返しましたが、終了間際に烏山市のチョン・ウィチャン選手が1点を決め、試合は1対3で烏山市が勝利しました。

試合結果

第1試合 日高市 1対1 烏山市

第2試合 日高市 1対3 烏山市

白熱した好ゲームを繰り広げた両市の選手に、会場で応援してくださった多くの皆さんから惜しみない拍手が送られました。
選抜チームを指導してくださった両市の監督並びにコーチの皆さん、会場設営の準備から試合運営までご協力いただきました日高市スポーツ少年団の皆さん、本当にお疲れさまでした。

試合終了後の選手の写真
試合後拍手で見送られる両市選手たちの写真

試合後は、温泉施設で試合の汗を流し、日本の温泉を体験しました。
入浴後、各地区のスポーツ少年団による歓迎会に参加、その後、ホームステイ家庭で最後の夜を過ごしました。

代表選手団帰国

交流事業3日目の11月2日(月曜日)、それぞれのホームステイ家庭から日高市選手と烏山市選手がいっしょに午前6時に日高市役所へ集合しました。日高市選手団は別れを惜しみながら烏山市選手団を見送りました。

日高市役所を後にした烏山市選手団は県外視察後、羽田空港から午後4時05分、帰国の途に着きました。

11月2日歓送式の様子の写真1
11月2日歓送式の様子の写真2

最後に、日高市の代表選手の皆さん、保護者の皆さん、スポーツ少年団の関係者の皆さんをはじめ、ご協力をいただいた多くのかたがたに感謝申し上げます。

日高市代表選手の感想

日高市の選手から、このスポーツ交流事業に参加した感想をいただきました。

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 人権推進・市民活動担当 (本庁舎 2階)

郵便番号:350-1292 日高市大字南平沢1020番地
電話:042-989-2111(代表)
ファックス:042-989-2316
お問い合わせフォームへ

更新日:2017年03月21日