第6回スポーツ交流事業(日高市にて平成22年度）

平成22年10月30日から11月1日の3日間、日高市と烏山（オサン）市の小学生によるスポーツ交流が行われました。今回会場は日高市です。

平成22年度スポーツ交流事業

日高市と烏山市の小学生同士によるスポーツ交流は、2002年（平成14年）に開催された日韓共催のワールドカップを契機に翌2003年（平成15年）に第1回事業が烏山市で開催されました。その後、毎年交互にお互いの市で開催され、今回で6回目になります。

烏山市代表選手団到着

台風の影響が心配されましたが、烏山市の代表選手団は無事、午後0時10分アシアナ航空機で成田空港に到着しました。

烏山市の代表選手は、全員が城湖（ソンホ）小学校の児童で4年生と5年生の15名です。引率は、城湖小学校校長以下3名と、保護者1名です。成田空港から大型バスで日高市に向かいました。

なお、日高市の代表選手は、市内各地区のスポーツ少年団から2人から6人が選抜されています。また、日高市の選手には、今回女子選手4人が選抜されました。

歓迎夕食会

到着後、市内のレストランで、歓迎夕食会が催されました。夕食会では、大沢市長、城湖小学校校長で、今回の選手団団長の任成宰（イムソンジェ）さんが記念楯の交換をしました。子どもたちは始めのうちは緊張した面持ちでしたが、夕食を囲む中、身振り手振りでコミュニケーションをとり次第に和やかな雰囲気に包まれました。

食事のあと、烏山市の選手たちは、それぞれ日高市選手の家庭でホームステイしました。

市内見学

10月31日（日曜日）は、両市選手が、ホームステイの家庭から朝9時に日高市役所に集合し、烏山市との交流のきっかけでもある、高麗神社を見学しました。その後、市内のレストランで昼食を食べて、試合会場の総合公園に向かいました。

親善試合

親善試合は、前後半20分ハーフで2試合行いました。
試合前の開会セレモニーでは、お互いにバナーを交換し、健闘を誓いました。

試合結果

第1試合日高市 2対2 烏山市

第1試合は、前半6分、烏山市の19番、文智勲（ムンジフン）君が、コーナーキックからのこぼれ球を押し込んで先制しました。後半は日高市選手の動きも良くなり、後半10分、粕谷君（武蔵台小）が右から角度の無いところから同点のゴールを決め、直後の11分には石田君（高麗小）のゴールで逆転しました。お互いに白熱した試合展開のなか、後半15分ペナルティエリアに近いところから17番、呉承訓（オスンフン）君が放ったフリーキックのこぼれ球を再び19番、文智勲（ムンジフン）君が決め同点。その後も一進一退の攻防を繰り広げましたが、ホイッスルが鳴り第1試合終了

ハーフタイムには「よさこい舞人」による、よさこいの演舞が披露されました。代表の方からよさこいで使用される大きな旗を振ってみるよう促された両市の子どもたちは、実際に振ってみて悪戦苦闘していました。

第2試合日高市 0対0 烏山市

第2試合は、日高市チームはメンバーをがらりと入れ替え第2試合に挑みました。お互い決定的な場面がいくつもありましたが、今ひとつ決められず試合は0対0のドローに終わりました。

2試合とも引き分けで終わりましたが、白熱した好ゲームを繰り広げた両選手に、観戦した人たちから惜しみない拍手が送られました。

日高市を訪問した、烏山市の城湖小学校は、サッカー専門の監督を配置し、韓国国内でも特にサッカーに力をいれている小学校のひとつです。

日高市の選手は、一部を除き各地区のスポーツ少年団からの選抜選手で、夏は野球、冬はサッカーの練習をしている6年生のチームです。

両市の選手は言葉の壁を越え、小さな日韓戦ができたことは、サッカーのすばらしさを感じるとともに国際交流という大きな経験になったことと思います。参加した選手からは、口々に「楽しかった。韓国の子と試合ができて良い経験になった」という声が聞かれました。

試合後は、市内の温泉施設で入浴し、文字通り「裸の付き合い」となりました。入浴後は、各地区のスポーツ少年団の歓迎会に参加したり、外食した後、ホームステイ家庭で最後の夜を過ごしました。

代表選手団帰国

烏山市の選手団と日高市の選手たちは、朝7時に日高市役所に集合し歓送しました。2泊3日と短い時間でしたが、別れを惜しみつつ見送りました。その後烏山市選手団は東京ディズニーランドを見学後、成田空港から午後3時20分にアシアナ航空機で帰国の途に着きました。

第6回スポーツ交流事業(日高市にて 平成22年度）