日高市地域公共交通協議会 第7回交通戦略部会の会議結果

会議結果は次のとおりです。

日高市地域公共交通協議会 第7回交通戦略部会 会議録

日時

令和7年8月22日(金曜日)午後2時から3時30分まで

場所

日高市役所3階301会議室

公開・非公開

非公開

非公開理由

日高市情報公開条例第5条第1項第2号に該当する情報を含むため

出席者

久保田部会長、小嶋職務代理、鈴木委員(代理:松本氏)、小谷野委員、山下委員、鹿山委員

欠席者

なし

説明員

交通政策室長、交通政策・交通安全・防犯担当主幹、交通政策・交通安全・防犯担当主査

事務局

総務部長、交通政策室長、交通政策・交通安全・防犯担当主幹、交通政策・交通安全・防犯担当主査、交通政策・交通安全・防犯担当主任

オブザーバー

関東運輸支局 交通企画課 企画第一係長

埼玉運輸支局 総務企画担当 首席運輸企画専門官、輸送担当 首席運輸企画専門官

担当部署

総務部 危機管理課 交通政策室 交通政策・交通安全・防犯担当

議題

議事

  • 日高市おでかけタクシー・ワゴンの運行状況等について
  • 日高市おでかけタクシー・ワゴンの利用実態調査について
  • 道路運送法第4条申請の手続内容について
  • 地域公共交通確保維持改善事業の手続内容について

会議資料等

議事

(1)日高市おでかけタクシー・ワゴンの運行状況等について

資料1に基づき、事務局より説明。

説明要旨

日高市おでかけタクシー・ワゴンについて、4月から7月まで利用者数等の実績について報告。

質疑・意見

部会長:資料21ページの収益率の表示について修正すること。

事務局:承知した。

(2)日高市おでかけタクシー・ワゴンの利用実態調査について

資料2に基づき、事務局より説明。

説明要旨

7月に実施したおでかけタクシー・ワゴンの利用者アンケートおよびおでかけワゴンの乗降調査の実施結果を報告。

質疑・意見

部会長:資料33ページ、おでかけタクシー利用者アンケート調査の自由回答において、「タクシー料金の目安が分からず気軽に利用できない」とはどういう意味か。

事務局:メールでも同様の問い合わせがあったが、タクシーの利用経験が少ないことにより、距離に対する運賃の相場がわからないという意味であると推察する。

部会長:おでかけタクシーのアンケート回答者の割合について、回答の半数が中鹿山および下鹿山であるが、高麗地域等の西側エリアは利用が少ないように感じる。

事務局:周知が足りていない結果であると考えられるため、周知の方法を検討する。

オブザーバー:2点質問する。1点目、資料16ページ、乗降調査時における運賃の支払い方法について、現金およびキャッシュレス決済利用者の属性は分かるか。2点目、資料21ページ、自由回答の中で輸送時間に余裕がない、早発がある等の意見が見受けられるが、市職員が実施した乗降調査の際にそのような状況は見受けられたか。

事務局:1点目、利用者の属性までは調査が出来ていないため、今後の調査で確認する。2点目、市職員が行った乗降調査の際は、早発や乗継困難となるような遅れの発生はなかった。また、毎月交通事業者と定例会議を行い、早発に関する指導およびおでかけタクシー・ワゴンの運行状況等の報告を受けており、現在では運賃収受のやり取りもスムーズに行えているため、乗車困難になるような実態はほとんどないと認識している。

部会長:おでかけタクシー・ワゴンともに不便な点として、日曜、祝日および夜間に利用が出来ないという意見が共通して挙げられているが、事務局としてこれらの要望へはどのような対応を検討しているのか。

事務局:運行日および運行時間の拡大については、事業者の協力が必須であるが、事業者側における人員不足が深刻な問題となっており、現時点で最大限の運行をしている状況である。また、事業の検討当初、日曜日についてはタクシー、路線バスともに利用者が減少傾向である実態や仕事、病院および学校が休みのため、通院、通勤および通学の主な利用者が減るという予想のもと、運行しないと判断したものである。しばらくは、この体制で運行していきたい。運行ダイヤについて、近隣は朝8時から夕方5時ごろまでの運行時間である市町村が多く、さいたま市でも夕方6時台で終了している。他市に比べ、通勤および通学等の帰宅時間帯に合わせた設定を行っており、事業者が対応可能な範囲で、運行ダイヤを定めている状況である。地域公共交通計画にもうたっているが、まずは運行事業者の人員確保に注力していくことが先決であり、市民の要望に応えることにつながると考えている。

部会長:非常に明瞭な回答である。部会の共通認識として留意する。

(3)道路運送法第4条申請の手続内容について

資料3から資料6および参考資料に基づき、事務局より説明。

[説明要旨]

おでかけワゴンの本格運行に向けた道路運送法4条許可申請手続、おでかけワゴンの持続可能な運行に向けたフィーダー系統補助申請手続及び既存路線バスの維持確保に向けた幹線系統補助申請手続に関する今後のスケジュールを共有。

質疑・意見

オブザーバー:地域公共交通協議会等で協議を整えていただきたい事項がいくつかある。事前に打合せを事務局としているため、重複する点もあるがかい摘んで説明する。 定時定路線運行のため、路線、運行回数、運行ダイヤ、停留所、車両について協議を調える必要があり、運賃については、運賃協議会で別途協議を調えていただく必要がある。運賃協議会は独占禁止法に抵触しないよう、地域公共交通協議会とは別に実施し、1事業者につき1回、計2回行うこと。
運賃の設定については、国土交通省から「地域公共交通会議に関する国土交通省としての考え方について」という通達を出しているが、他の旅客運送事業者との競争を引き起こすことがないこと、安全運行に必要な経費を確保できること、持続可能な運行ができること等の観点から、じゅうぶんに検討すること。最低車両数を下回っている場合及びバリアフリーの適用除外等、基準緩和を受ける部分は、漏れなく協議を調えていただく必要があり、事業者が所持している一般タクシー車両を乗り合い車両と併用する場合も協議を整えておく必要がある。
路線は既に運行されているため問題ないとは思うが、既存の交通事業者や地域から理解が得られているか、道路管理者等から安全が確認されているか、ドライバーにとって無理のない運行ダイヤ設定となっているか、特にドライバーの拘束時間や休憩時間等も考慮し、安全に配慮した無理のない運行ダイヤの設定をお願いする。

オブザーバー:フィーダー系統補助について、地域公共交通協議会で諮っていただいてから手続が必要な点があるため説明をする。交通不便地域の整理、令和8年度および9年度の補助事業については、あらかじめ申請内容を地域公共交通協議会で諮っていただく必要があるため、令和8年6月より前に諮っていただきたい。実証運行を経てから本格運行に移行するという特例になるため、報告書等で実証運行であることが明確に確認できることが必要となる。

部会長:的確なコメントに感謝申し上げる。事務局には以上を踏まえて対応してもらいたい。

(4)地域公共交通確保維持改善事業の手続内容について

資料3、資料4、資料5および資料6に基づき、事務局より説明

[説明要旨]

フィーダー系統補助の要件を確認するとともに、認定申請に係る手続等の説明を行った。

質疑・意見

オブザーバー:事務局が説明したとおりであり、特に補足することはない。

部会長:資料5左下に黄色い枠でコメントがあるが、この点はいかがか。

事務局:市外隣接の停留所や地理的に坂がある等、著しく利用が困難な場合や、著しく運行本数が少ない停留所については、補助要綱で定める「停留所等」から除外可能であることを事前に助言をいただいているため、現況等を確認し、判断していきたい。

部会長:本日の助言を受け、国土交通省と相談しながら、ロードマップに沿って進めていくこと。本議題について、その他ご意見等はあるか。

委員一同:特になし。

その他

今後の予定等について、事務局より説明。

[説明要旨]

第9回日高市地域公共交通協議会については、令和7年9月18日(木曜日)午前10時からを予定しており、場所は日高市役所となる旨を伝える。

閉会

この記事に関するお問い合わせ先

危機管理課 交通政策室 交通政策・交通安全・防犯担当 (本庁舎 3階)

郵便番号:350-1292 日高市大字南平沢1020番地
電話:042-989-2111(代表)
ファックス:042-989-2316
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更新日:2025年11月06日