平成30年度 第1回日高市行政経営審議会の会議結果

会議結果は次のとおりです。

平成30年度 第1回日高市行政経営審議会会議録

日時

平成30年9月20日 午後1時30分から午後3時10分まで

場所

日高市役所 2階 庁議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

矢次委員、水村委員、横手委員、西川委員、白石委員、越野委員、小林委員、新開委員、関根委員、竹田委員

欠席者

荒井委員、岡村委員

傍聴者

なし

説明員

政策秘書課長、企画調整担当主幹、政策推進担当主査

事務局

政策秘書課長、企画調整担当主幹、企画調整担当主査、政策推進担当主幹、政策推進担当主査

議題および決定事項等

議題

(1)職務代理の指名について

(2)平成30年度日高市外部評価の実施について(報告事項)

(3)日高市・まち・ひと・しごと創生総合戦略の効果検証について(報告事項)

決定事項

(1)職務代理の指名について

会長が、水村委員を職務代理として指名した。

会議資料

会議の経過

議事

(1)職務代理の指名について

〔説明要旨〕

平成30年4月1日付けで、平沼委員が退任したことに伴い、新たに職務代理の指名を行った。

〔決定事項〕

会長が、水村委員を職務代理として指名した。
 

(2)平成30年度日高市外部評価の実施について

〔説明要旨〕

行政評価制度、行政評価の区分、外部評価の導入と見直しおよび今後の予定並びに平成30年度外部評価の実施方法、外部評価調書の概要について説明を行い、委員へ外部評価対象事務事業に関する意見書の提出を依頼した。

〔質疑〕

委員: 市民コメントの募集にSNSを活用するとのことだが、最近はスマートフォンを持つ人が増えている。パソコンよりも気軽に扱えるため、スマートフォンにも対応したシステムとしてはどうか。

事務局: 市のホームページ上に投稿フォームを設置し、直接入力し送信できる形で行う。スマートフォンにも対応している。

委員: 外部評価調書を読むと、5.一次評価の欄に「市民と行政の協働」という項目がある。例えば「税務証明事務」ではこの欄がほぼ2点となっており、他の事務事業でも点が低い。もっと市民との協働を図るべきということか、市民により協力をして欲しいということか、どのような意味で評価しているのかが疑問である。

事務局: 評価区分は全事務事業で一律にしているため、わかりにくいものも出てきている。「税務証明事務」に限って言えば、地方税法に基づき証明書の発行が主な内容であり、市民との協働で事務を進めるということができない事務のため、2点を付けていると思われる。一方、「広報ひだか発行事務」については、市民カメラマン制度を用いて掲載する写真を撮ってもらうなど、市民の意見を取り入れる余地がある。事務によって評価区分を変えられれば良いのだが、統一しているためわかりにくい点もあることをご理解いただきたい。

委員: 市民から協力を得たいのならばもっと市からPRし、市民に訴えることも必要と感じている。

委員: 投稿フォームの設置について、関心のある人でないと記述式は答えにくい。選択式にし、より関心の高い方には、その下に自由記述欄を設ければよい。業務を知っているかどうかから入っていけば答えやすくなる。関心の低い方に対しては、企業のアンケートではポイントがもらえるなど、抽選式で何かもらえたりすると答えるきっかけになり、幅広い意見が出るのではないか。

委員: それぞれの事務事業の説明のすぐ後にコメント欄が付いていると、興味を持った事業に対し答えやすい。

委員: 市から相手に発信する、例えば個人に直接メールが届くのか。それともホームページにあるので回答してください、という待ちの姿勢なのか。

事務局: 基本的には投稿できる環境を作り、反応を待つ形だが、市の公式SNSに登録している人に対しては行っていることを発信していく。

委員: 登録者だけなら数は限られる。それ以外にも、小・中学校に関係する保護者に送る、自治会館に置くなどのほか、在勤・在学の人も対象なので商工会加入者、大学に周知するのも良いのではないか。

事務局: 「子ども」がテーマの一つであり、お子さんを持つ保護者の方が多く集まる所に配布する予定である。

委員: 去年は対象事業が8、今年は10ある。事業は全部でいくつあるのか。

事務局: 567事業ある。以前は会議形式で5つの事業を対象に行っており、参加人数も限られていた。昨年からは市民コメント制度に変更し、広く市民のご意見を求めているところである。

委員: 以前外部評価に出席したことがあるが、どうなったのかその後が気になっていた。事業が多いので2回目は回ってこない。

事務局: 「広報ひだか発行事務」は2回目である。外部評価を一度受けて、どう変わったのかを検証するため今回選定した。

委員: テーマの素案は外部評価員が出したのか。

事務局: その通りである。

委員: 評価区分の点の付け方、事業がどんな内容で担当が判断したのかを配慮して点を付けてほしい。

事務局: 細かい点についてはいただいたご意見を参考に改善していきたい。総合計画後期基本計画に合わせて、平成32年度までは同じ方式で行う予定である。

委員: 昨年市民コメントが集まらなかったというが、一市民の理解では難しすぎるためだろう。市に言っても無駄と感じて、個人のSNSで発言したほうが反響があると思う人が多いのではないか。市民コメントは格式が高く、市民の理解との溝を感じる。よりわかりやすい内容になるよう考え直すべきである。

委員:目的と内容、もう少し市民が見てすぐイメージできるように。評価結果のようなグラフがもっとあると良い。

委員: ダイジェスト版があると、パッと見て分かる。一言で表してほしい。

事務局: 昔は協働という概念がなく、20年ほど前から言われるようになった。民主党の事業仕分けが話題になり、地方版として外部評価が行われるようになった。2年前までは日高市でも事業仕分けと同様に会議方式で行い、500ある事業のうち5個しか対象ではなかった。去年からは市民コメント制度に変更し、10個に対象を増やしている。手法についても次期総合計画で考えていく予定であり、また委員の皆様にも今後ご意見をいただきたい。

委員: アンケートが来た時、長いものは面倒になり答えないことが多い。入力途中で保留できるなど、答えやすいシステムを考えてほしい。

委員: 市民コメント制度に対し、さまざまな意見が出た。実施してどうだったのか、結果を次回報告してほしい。

(3)日高市まち・ひと・しごと創生総合戦略の効果検証について

〔説明要旨〕

日高市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、関連事業を順調に推進している状況にある。

その中でも、国からの交付金により実施している事業として、地方創生拠点整備交付金を活用した「多世代型地域共生社会に向けた拠点強化・コミュニティビジネス推進一体プロジェクト」および地方創生推進交付金を活用した「ひだかの特産品づくり(栗)プロジェクト」の2事業があり、今後、効果検証について外部有識者等による評価が必要となることから、日高市行政経営審議会において 委員からの意見を求めた。

〔質疑〕

委員: ひだかの特産品づくり(栗)プロジェクトについて、栗農家が高齢化により減っていること、栗の木もいい実を付けなくなる畑が増えていると聞く。その中でも頑張っている生産者がいる。この取り組みで、栗の生産量・出荷量の増加率はどのくらいあったのか。

事務局: 具体的な数字は出ていない。栗農家に限らず農業全体で言えることだが、遊休農地が増えている。生産者を守っていくための取り組みとして、新商品の開発などを行っていくのがこの事業である。

委員: 遊休農地がだいぶ増えている。直売事業も難しく、後継者が少ないなどの問題は多いが、このプロジェクトにより農業の活性化が図られることを期待している。

委員: 多世代型地域共生社会に向けた拠点強化・コミュニティビジネス推進一体プロジェクトについて、総合福祉センター内に子育て総合支援センターができた。4月の開設からかなり好評で、月平均1,800人が利用していると聞いた。予約せずにいつでも行けるというのはとても良いことで、子育てをしている人には力強い支援になると感じている。

事務局: 元々は高齢者と障がい者の施設であったがデイサービスセンターが廃止されたので、子育ての施設を新設し総合福祉施設の拠点性を高めた。分野の違いはあれど、同じ福祉で横の連携を取りながら、総合的な支援を行うというプロジェクトである。

委員: 世代間交流、障がい者、高齢者、若い人たちのつながりを作る場所になっていって欲しい。

委員: 栗プロジェクトで、後継者不足を解消する方策はこの予算の中では取れないのか。

事務局: 資料5の事業の概要欄に取り組む事業を3つ挙げている。1.特産品創出事業の中で、市内菓子店・女子栄養大学と連携し「高麗川ブラウン」を考案し、付加価値を高める取り組みを行っている。2.ブランド力向上に向けた事業は、栗フェスティバルなどで栗について知ってもらうなど、PRを図っていく。3.生産量増大に向けた事業は、生産者の負担軽減のための雑草対策や、冷蔵貯蔵庫の導入など栗農家が出荷しやすい体制を整えていく。

委員: 栗というと和菓子・洋菓子・栗ごはんなどが思い浮かぶが、日高市で作られた栗はどう流通して、どんな製品化がされているのか。

事務局: 生栗のままの出荷が多い。生産量の多い茨城県笠間市などと比べると出荷ルートも限られている。栗を食用だけでなく渋皮を使って商品化した物もあるそうだが、相当な生産量がないと二次的利用は難しいと聞いている。

委員: 栗のいが等も活用できればよいと思う。

委員: 農協で栗まんじゅうを販売しており、おいしくて早くに売り切れてしまう。菓子店とのタイアップやブランド以外にもおいしい商品がある。

事務局: 高麗川マロンは大きさと重さがあり、まず栗そのものを食べていただきたい。開発した商品も限定品でありなかなか食べていただく機会がない。

委員: 需要はたくさんあるので、生産量を増やす必要がある。

事務局: 栗の付加価値が高まれば生産者の意欲につながるため、産業振興課が中心となって取り組んでいる。

委員: スイーツや料理などの栗のコンテストを開催したことはあるのか。

事務局: 栗フェスティバルの中で行った。

委員: 例えば災害時は食べられる洋服などのアイディア商品を考案してはどうか。

委員: 生産量を向上させ、需要に応える必要がある。売上額が目標に比べまだまだ届いていない。地方ではクラウドファンディングで資金を集めている。都内に近い立地を生かし、他の方たちの力を借りるのも方法の一つである。

委員: 栗農家を辞める人が増えていると聞く。商売として成り立たないと難しい。ブランドとして「日高といえば栗」と認知されるようになれば売りやすくなる。PRとして栗フェスティバルの開催などで市民は知っているが、市外に向けての広報活動は何を行っているのか。

事務局: 産業振興課が全国規模で行っている取り組みはない。チラシの作成、今年度は成分表示を女子栄養大学とコラボレーションして行い、アピールしていく予定である。

委員: 「高麗川ブラウン」は7,000円ぐらいする。機会があれば都内有名デパートにおいてもらえればいいPRになる。

委員: 東京駅には全国のブランドを発信するお土産店がある。出店してはどうか。

事務局: テナントの出店などは厳しい面があるが、販路拡大を図っていきたい。

委員: 日高のお土産というと栗はなじみがなくなかなか浮かんでこない。もっと宣伝をして、栗をPRしていただきたいと思う。

 

(閉会)

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更新日:2018年10月01日