令和元年8月号特集「自分たちの地域は自分たちで守る」

「共助」の意識を高める自主防災組織の活動に参加しましょう

大きな災害が発生したとき、交通網の寸断や同時に発生する火災などにより、市、消防、自衛隊などが体制を整える(公助)までには時間を要します。被害の拡大を防ぐためには、自分の身は自分の努力によって守る(自助)とともに、普段から顔を合わせている地域や近隣の人々が集まって、互いに協力し合いながら、防災活動に組織的に取り組むこと(共助)が必要です。

初期消火の訓練で消火器の使い方を実践する人たち
初期消火の訓練で消火器の使い方を実践する人たち
訓練で負傷者を発見し、両手を広げて助けを求める男性
AEDの電極パッドを貼る男性とそばで見ている女性

平成28年の熊本地震では、多くの市町村職員が避難所の運営に追われ、復旧や復興への対応が困難な状況でした。このような状況下では、地域住民一人一人が、組織的に初期消火や情報伝達、避難誘導、救出・救護、避難所運営等の自主的な防災活動を行うことが重要です。そのためにも、普段から「自分たちの地域は自分たちで守る」という自覚と連帯感を持ち、自主防災組織の活動に参加しましょう。

インタビュー

いざという時に大切なのは地域の絆

高萩二区の男性二人

高萩二区自主防災会

私たちの地区では、初期消火訓練や炊き出し、避難訓練などを毎年行っています。時間のかかり方や用具の重さなどは、訓練等で実践してみないと感じることができません。また、地域の訓練というと男性が中心になる傾向がありますが、災害が起きてからでは遅いので、女性や子どもたちにも積極的に参加するよう声掛けをしています。
いざという時に最も大切なのは、日頃の付き合いです。定期的に地域の仲間同士で交流の場を設け、最低限、隣同士は協力し合えるようにしておくことが大切だと感じています。

助けてもらう人ではなく助ける人に

日高市消防団の団長

日高市消防団 団長

近年、日本各地でさまざまな災害が発生している中、私たちが住んでいる地域にいつ大規模な災害が発生するか分かりません。しかし、広範囲にわたる災害被害が発生した場合、我々消防団を含め、公的機関による対応には限界があるといえます。災害が発生し救助を求める人がいた場合、まず身近にいる人がどう行動するかがその人の生死の分かれ目になります。

日高市消防団では、地域の皆さんが災害発生時に助けてもらう人ではなく助ける人になれるよう、今後も自主防災訓練等に協力し、皆さんと共に日高市の安心安全を守るため、活動していきます。

この記事に関するお問い合わせ先

市政情報課 広報・市政情報担当 (本庁舎 2階)

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電話:042-989-2111(代表)
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更新日:2019年08月01日