第8回日高市地域公共交通協議会の会議結果

会議結果は次のとおりです。

第8回日高市地域公共交通協議会会議録

日時

令和7年7月2日(水曜日)午後2時から4時まで

場所

高萩公民館 多目的ホール

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

久保田会長、金子職務代理、鈴木委員(代理:松本氏)、小谷野委員、高木委員(代理:柴山氏)、原島委員、嶋田委員、武藤委員、藤田委員、江頭委員、守谷委員、長岡委員、田中委員、松尾委員、小嶋委員、鹿山委員、松川委員、坂巻委員、古本委員、野々宮委員、木村委員

欠席者

山下委員、杉本委員、関根委員、美濃浦委員、後藤委員

説明員

交通政策室長、交通政策・交通安全・防犯担当主幹、交通政策・交通安全・防犯担当主査、交通政策・交通安全・防犯担当主任

事務局

総務部長、交通政策室長、交通政策・交通安全・防犯担当主幹、交通政策・交通安全・防犯担当主査、交通政策・交通安全・防犯担当主任

傍聴者

4人

担当部署

総務部 危機管理課 交通政策室 交通政策・交通安全・防犯担当

議題および決定事項等

議題

  • 日高市おでかけタクシー・ワゴンの運行状況等について
  • 道路運送法第21条運行内容の見直しについて
  • 令和7年度事業の進めかたについて

会議資料等

会議の経過

日高市地域公共交通協議会条例(以下:条例)に基づき、久保田会長が議長となり、会議進行を務めた。

議案事項

(1)日高市おでかけタクシー・ワゴンの運行状況等について

資料1に基づき事務局より説明。

説明要旨

日高市おでかけタクシーについては、4月および5月の利用者数等を報告し、日高市おでかけワゴンについては、4月、5月および6月第2週目までの利用者数等を報告。

質疑・意見

委員:おでかけタクシーについて、市内にある「長松寺」を新たな乗降ポイントとして追加は可能か。当該寺の住職からも要望を受けている。

事務局:他から挙がってくる乗降ポイントとの兼ね合いもあるため、協議会後、事務局内で検討させていただく。

委員:おでかけワゴンにおける運賃の支払方法について、交通系ICやバーコード決済等の現金以外の支払方法が多く、ドライバーが対応しきれず、乗降に時間がかかっているように感じる。ドライバーの負担軽減のためにも、現金と交通系ICのみの支払方法等、限定した方が良いのではないか。また、回数券の導入は考えているか。

事務局:運賃の支払方法については、多くのキャッシュレス決済に対応できるような設定をしている。しかしながら、運賃支払時にドライバーが対応に苦慮していることについては事務局も把握をしており、これらが運行の遅れや、ドライバーの負担につながりかねないと考えている。7月から行う利用実態調査の中で、バーコード決済の利用が少ないことが確認できれば、現金と交通系IC に支払方法を限定する等の対応も検討していく必要があると考えている。また、回数券の導入については、先進自治体の事例を参考に検討していきたい。

委員:おでかけタクシーについて、地域別の利用登録者数および利用件数の分析をお願いしたい。おでかけタクシーは交通弱者を救うことを目的としたものだったと思う。地域別の分析を行うことで、本来の目的である交通弱者を救えているのかを把握し、次に生かせるようなデータにしてもらいたい。また、周知の方法を検討していく必要があると感じる。未だに、おでかけタクシーを全く知らないという人もいるため、さまざまな工夫をして周知し、利用を広げていくべきである。

おでかけワゴンについて、運賃収受開始後、大幅に利用者が減少したというデータになっているが、原因は何か。今後も利用者が減少するのであれば、利用者増につながる対策を検討していく必要があるのではないか。

最後に、おでかけタクシー・ワゴンの運行開始から数か月が経過し、初の試みの中、 さまざまなトラブル等もあったのではないかと推察するが、実際に運行している事業者の率直な意見をお伺いしたい。

事務局: おでかけタクシーの地域別利用者数等については、資料に掲載はしていないが、把握できる状況となっているため、次回の協議会でお示しする。

おでかけワゴン利用者の減少原因について、事務局としては、運賃の有料化が大きな要因だと考えているが、7月に行う利用実態調査の中で、料金設定等に関する質問項目を設けることで、原因把握を行いたい。

会長:利用者については、一度減少に転じたが、その後増加してきているようにも見受けられるため、今後の推移に注視していただきたい。

委員: 運行事業者側として、おでかけタクシーについては、市内に満遍なく登録者がいるという印象を受ける。特にその中でも、高萩地区はおでかけタクシーの予約が多く入ると感じるが、全く予約が入らない地域はない。しかしながら、全体的に周知が足りていないという感覚はあるため、周知方法については市とともに検討していきたい。

おでかけワゴンの減少原因については、事務局と同じく、有料化が原因であると推察している。また、支払方法の多様化によるおでかけワゴンの遅延について、ドライバーは高齢の人が多く、機械操作に不慣れ部分があり、精算に時間がかかってしまったことは事実である。しかしながら、機械操作については、ドライバーも徐々に慣れてきている。また、他市町村が現金や回数券の対応が多い中、キャッシュレス決済を取り入れている日高市には大変感心している。スムーズな運行に向けて我々も精進するため、市民の皆さんには見守っていただきたい。

委員:おでかけワゴンの納車式当日、市役所に用があり、いち早くおでかけワゴンを見ることが出来た。黄色のデザインがすてきなワゴンという第一印象であった。

おでかけワゴンの運行については、周りの友人も大変喜んでいるが、日曜日の運行および夜間運行時間の延長を希望する声を良く聞く。また、足が不自由で、駅から乗り継ぐ際、発車時刻に間に合わなかったという意見もあったため、運行ダイヤについても適宜検討していただきたい。

事務局:日曜日の運行については、昨年度まで運行していた民間路線バスの利用者実績をもとに、乗客数が少ないことから、運休としている。また、日曜日および夜間の運休はドライバーの休日の確保と長時間労働を防ぐ目的もある。市への問い合わせの中で日曜日および夜間の運行を望む声もあるため、7月に行う利用実態調査の中で、需要がどの程度あるのか把握し、協議会で検討していきたい。

運行ダイヤについては、5月下旬に一度改正をしているが、このダイヤで確定ということではなく、利用実態調査や市に寄せられる意見を踏まえ、見直していく。その際は、協議会で皆さんに議論していただきたい。

会長:利用実態調査については、この後の議題であるため、一度本議題を締めてもよろしいか。

委員一同:異議なし(説明内容について確認し、了承を得る)。

(2)道路運送法第21条運行内容の見直しについて

資料2-1および資料2-2に基づき事務局より説明。

説明要旨

5月下旬に行った運行ダイヤの改正に至った経緯、予備車両の取り扱いの変更および停留所の軽微な移設について、事務局より報告。

質疑・意見

会長:質問等はあるか。

委員一同:特になし(説明内容について確認し、了承を得る)。

(3)令和7年度事業の進めかたについて

資料3、資料4および資料5に基づき事務局より説明。

説明要旨

7月に行う利用実態調査の内容および実施スケジュール、道路運送法第4条許可申請に向けた調整事項およびスケジュール、地域間幹線系統確保維持費国庫補助金(民間路線バスに関する国庫補助)の活用に向けた調整等について、事務局より説明。

質疑・意見

委員:支払方法については、調査の必要があると感じた。先ほど、高齢者の利用が多いと伺ったが、障がい者手帳を所持している人の利用はどのような状況か。

事務局:障がい者手帳を所持している人の推移については、運賃収受を開始した6月以降であれば確認を取ることが出来るため、次回の協議会でお示しする。事業者からの定期報告にて障がい者手帳を所持している利用者(介添人を含む)の報告を受けているが、学生よりも多い印象である。

委員:運行開始から今日まで、利用実態調査を行う前からさまざまな意見や要望があったと思う。乗降ポイントの追加についても利用者等からの意見を反映させた結果だと推察できるが、意見や要望はどの程度寄せられ、どの程度応えているのか。

事務局:市に直接寄せられる意見数は、運行開始当初は20件前後あった。資料2でも報告をしたが、電車の乗り継ぎに間に合わないという意見が多くあったため、5月下旬にダイヤ改正を行った。ダイヤ改正後は、改正前のダイヤの方がよかったという一部の意見はあった。

おでかけタクシーについては、利用方法に関する問い合わせおよび乗降ポイントの追加に関する問い合わせが多くあり、要望を反映させた結果、42 ポイントの乗降ポイント追加に至った。市へ意見を言いたくても言えない人もいると考えられるため、利用実態調査を行うことで、それらの意見も把握していきたい。

会長:利用実態調査については、多少の修正が入るという前提だが、調査を実施していくということに対し、異議等はあるか。

委員一同:異議なし(説明内容について確認し、了承を得る)。

その他

次回、第9回日高市地域公共交通協議会については、令和7年9月18日(木曜日)午前10 時からの開催予定であり、場所は日高市役所である。 また、第7回交通戦略部会は8月22日(金曜日)午後2時から予定している。後日、改めて 委員の皆さんに開催通知を発出する。

閉会

この記事に関するお問い合わせ先

危機管理課 交通政策室 交通政策・交通安全・防犯担当 (本庁舎 3階)

郵便番号:350-1292 日高市大字南平沢1020番地
電話:042-989-2111(代表)
ファックス:042-989-2316
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更新日:2025年07月25日