令和6年度第2回日高市行政経営審議会の会議結果

会議結果は次のとおりです。

令和6年度第2回日高市行政経営審議会会議録

日時

令和7年3月13日(木曜日) 午前10時から正午まで

場所

日高市役所 2階  庁議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

金平委員、新井委員、馬場委員、瀬良委員、春日委員、井上委員、

宮下委員、佐野委員(会長)、荻野委員(職務代理)、野々宮委員

欠席者

高沢委員、永田委員

傍聴者

なし

説明員

政策秘書課企画調整担当主査岡野圭太

政策秘書課政策推進担当主幹柳戸秀介

事務局職員

総合政策部長国分央 、政策秘書課長樋口成男

企画調整担当主幹山下達也、主査岡野圭太、主事補後藤彪吾

議題および決定事項等

議題

(1) 第6次日高市総合計画後期基本計画骨子(案)について

(2)リーディングプロジェクト(第2期日高市まち・ひと・しごと創生総合戦略)の効果検証について

諮問事項

なし

決定事項

なし

会議資料

資料1 令和6年度日高市行政経営審議会席次表(PDFファイル:160.1KB)

資料2 日高市行政経営審議会委員名簿(PDFファイル:197.2KB)

資料3−1 第6次日高市総合計画後期基本計画骨子(案)(PDFファイル:2.5MB)

資料3−2 分野別骨子(案)(PDFファイル:161.1KB)

資料4 リーディングプロジェクト(第2期日高市まち・ひと・しごと創生総合戦略)の効果検証について(PDFファイル:1.5MB)

参考資料1−1 日高市行政経営審議会の会議の公開決定事項(PDFファイル:5.1MB)

参考資料1−2 行政経営審議会の概要(PDFファイル:164.5KB)

参考資料1ー3 令和6年度第1回日高市行政経営審議会の会議結果(PDFファイル:1.2MB)

参考資料1−4 令和6年度第2回日高市行政経営審議会を開催します(PDFファイル:161.1KB)

参考資料2 日高市行政経営審議会条例(PDFファイル:117.2KB)

会議の経過

議事

(1)第6次日高市総合計画後期基本計画骨子(案)について

〔要旨〕
「第6次日高市総合計画後期基本計画骨子 (案)」(資料3−1)、「分野別施策骨子 (案)」(資料3−2) についてそれぞれ説明した。

〔質疑〕
委員:資料3−1   5ペー ジ「4.市民参加・策定体制」の庁内組織について確認したい。総合計画策定委員会は、市の幹部職員で構成されている。また、策定委員会の下部組織である専門部会は、主査級以下職員22人で構成されている。各課の課長級職員は、総合計画の策定に加わらないのか 。

事務局:第6次日高市総合計画後期基本計画骨子(案)の作成に当たり、各課に前期総合計画の振り返りシート及び後期基本計画の検討シートを提出してもらった。課長級職員には、担当課のシートの内容について確認をしてもらい、骨子(案)の内容に対して修正意見等がある場合は、事務局に報告をしてもらった。

委員:全庁的に後期基本計画の内容を仕上げてもらいたい。

事務局:承知した。日高市行政経営審議会委員皆様の意見も全庁的にフィードバックを行う予定である。

委員:資料3−1「6.本市の概況」10ページに記載されている経常収支比率は、90.0パーセントを超えている。この数値は、県内市町村平均および全国市町村平均と比較して、どのように評価できるのか。また、経常収支比率の適正値は、どの程度になるか。さらに、日高市の経常収支比率の目標値について教えてほしい。

事務局:経常収支比率の適正値や目標値については、明確に申し上げづらい。しかし、経常収支比率が高くなると、政策的な財源の使い道が限られてしまう。経常収支比率を抑制していけるように引き続き取り組んでいきたい 。

委員:資料3−1「6.本市の概況」8ページに記載されている将来人口推計について確認したい。2070年における独自推計と社人研の推計値に約5,000人の差が生じている。数値に大きな差が生じた要因は、どのようなことにあるのか。

事務局:推計値に大きな差が生じた要因は、両者が異なる合計特殊出生率を使用して、将来人口推計を計算しているためである。独自推計では、国の希望出生率である1.8という数値を合計特殊出生率として使用している 。

委員:他の地方公共団体も希望出生率を使用して、将来人口推計を試算しているのか。

事務局:それぞれの地方公共団体の判断による。

委員:独自推計は、信頼度の高い試算と認識してよいか。

事務局:策定中の日高市子ども計画(仮称)と整合性を持たせている。また、独自推計は、住民基本台帳から試算した将来人口推計ではなく、社人研の推計における合計特殊出生率を国の希望出生率に変換させて、将来人口推計として試算している。

委員:資料3−1「6.本市の概況」9ページに記載されている財政状況について確認したい。令和2年度は、他の年度と比較して、歳入および歳出が増加している。この要因は、コロナ禍の特殊な状況の変化によるものと捉えて良いか。

事務局:そのとおりである。国の新型コロナウイルスに関する交付金等により、令和2年度の歳入および歳出が増加した。

委員:日高市は、給食費の無償化や公共交通の支援を今後進めていく。また、高齢化社会が進むことにより、福祉に関係する歳出の増加が予想される。国からの補助金を得ることができない事業も多いと考える。市は、歳入についてどのように考えているのか。

事務局:引き続き企業誘致等に取り組みながら、歳入の増加を図っていきたい。また、法人市民税率を昨年度改定したことで、大幅な歳入の増加につながっている。

委員:八潮市の大規模な下水道の事故の発生を受けて、施設の老朽化が日高市でも懸念される。歳入および歳出のバランスを取りながら、後期基本計画を策定してもらいたい。

事務局:承知した。

委員:資料3−1  17ページ「8.持続可能なひだかづくりへの8つの重点事項」(7)の説明では、「デジタル技術やAIを活用しながらDXを推進し、自然とデジタルが調和した活発な社会の実現に向けた取組を進めます」と記載されている。デジタル技術等を利用し何かを開発することは国が行うべきで、地方公共団体には難しいのではないか。日高市では、デジタル技術等を利用した開発を計画しているのか。地方公共団体がAIやデジタル技術の活用を勝手に進めるのは、国が困るのではないか。

事務局:後期基本計画の策定に先立ち、日高市DX推進計画を策定している。システムの標準化などは国で進めるべきだが、地域や市民のニーズと合致させながら、市民サービスの向上を目指して、市ができる範囲でデジタル技術やAIを活用したDXの取り組みを進めていきたいと考える。

委員:日高市行政経営審議会の後期基本計画策定に向けたスケジュールを教えてほしい。

事務局:後期基本計画の策定は、現時点ではスケジュールどおりに進んでいる。今後のスケジュールについては、事務局にて日高市総合計画後期基本計画骨子(案)の内容に厚みを持たせる作業を行っていく。策定状況は、日高市行政経営審議会委員皆さんに適宜報告する。また、計画内容については、諮問をさせていただきたい。令和7年度の行政経営審議会は、4回程度を想定している。

(2)リーディングプロジェクト(第2期日高市まち・ひと・しごと創生総合戦略) の効果検証について

〔要旨〕
「リーディングプロジェクト(第2期日高市まち・ひと・しごと創生総合戦略)の効果検証について」(資料4)について説明した。

 〔質疑〕
委員:5ページ「基本目標2【ひと】魅力を活用したにぎわいと新たなひとの流れをつくる」に関連する指標の観光型体験メニューは、具体的にどのようなことを指すのか教えてほしい。

事務局:観光型体験メニューの定義が明確に決まっていなかったため、事業ごとに定義付けを行ってきたところである。来年度は、鉄道会社と企画したウオーキングイベントおよびスタンプラリーイベントなどを観光型体験メニューとして実施し集計したいと考えている。

委員:市外の人を対象とした観光型体験メニューと認識してよいか。

事務局:市内の人も対象だが、市外の人を多く呼び込むものである。日高市の交流人口が増えるような取り組みを実施したかったが、令和5年度はコロナ禍によって取り組みを実施できなかった。

委員:観光体験型メニューの概念やビジョンが明確にならなければ、目標値には到達しないと考える。市外の人向けに魅力的な観光体験型メニューを考えるべきではないか。

事務局:承知した。

事務局:3月末には「巾着田春まつり」の開催を予定している。まつりでは新たに「わんこそば大会」を企画している。

委員:そのような企画を増やしてほしい。

事務局:承知した。

委員:3ページ「基本目標1【しごと】誰もが活躍し続けられる仕事をつくる」における指標の市内総生産額について確認したい。令和7年度の目標値は約2,773億だが、令和5年度の実績値は約2,072億円である。約700億円という差を残りの期間で埋めるのは難しいと考える。劇的に変化する予定はあるのか。

事務局:目標値を達成することは、難しいと考えている。

委員:同じような指標を設定する場合は、もう少し目標値を下げても良いのではないか。

事務局:コロナ禍以前のデータや資料を基に目標値を設定した。今後も同じような指標を設定する場合は 、現実を踏まえた上で目標値を設定したいと考える。

委員:9から10ページ「基本目標4【まち】安心して住み続けられるまちをつくる」に関連する指標の鉄道駅の1日平均乗車人数は、日高市の駅を全て合わせた1日平均乗車人数であるか。

事務局:市内4か所にある各駅の1日当たりの乗車人数を平均し、それを合計している。

委員:各駅の1日平均乗車人数は、例えば高麗川駅と高麗駅を比較しても、大幅に異なるのではないか。各駅の1日平均乗車人数を比較すると、新しい発見があるのではないかと考える。また、1日平均乗車人数がどのような計算方法なのかは、注釈などで記載した方が良いのではないか。

事務局:承知した。

委員:3から4ページ「基本目標1【しごと】誰もが活躍し続けられる仕事をつくる」に関連する指標の旭ケ丘松の台地区進出企業数について確認したい。日高市は、企業が進出を考えるようなプラスの材料をPRすることや、企業が本社や工場を構えたくなるような支援策を用意することについて検討しているか。

事務局:旭ケ丘松の台土地区画整理事業が令和7年度に終了するため、企業は令和8年度以降に進出してくると考える。現在、企業に対する具体的な支援策は用意していないが、 企業誘致をアピールすることは重要だと考える。

委員:企業が今の日高市に持つイメージは、昔と異なると考える。日高市の魅力を企業に伝えてほしい 。

事務局:承知した。

委員:企業誘致の所管課は、産業振興課か。

事務局:都市計画課である。

委員:固定資産税を減免する事業はないのか。

事務局:現状ではない。

委員:今後、検討願いたい。

事務局:実例等調査したい。

委員:日高市の「健康」の表記について確認したい。9ページ「基本目標4【まち】安心して住み続けられるまちをつくる」の具体的な施策では、生涯スポーツ・健康のまちづくりと記載されている。現在の日高市は、「健康」を 「健幸」と書き換えている。公用文書では「健幸」ではなく「健康」を使用するのか。

事務局:「健幸のまち」を宣言する前にリーディングプロジェクト(第2期日高市まち・ひと・しごと創生総合戦略)を計画したため、「健康」という文字を使用している。

委員:リーディングプロジェクト(第2期日高市まち・ひと・しごと創生総合戦略)に関する報告書は 、県や国に提出するのか。

事務局:提出しない。

委員:日高市の鉄道は、単線のみしかない。また、市役所横の都市計画道路の両端は、行き止まりである。企業誘致数は、交通の便によっても変わってくると考える。日高市は 、交通の便を改善するような整備を計画しているのか。

事務局: 鉄道については、JRが管轄している沿線上の他の自治体と連携している。道路については、どうしたら企業誘致につながるような整備をしていけるかを検討しているところである。企業誘致と都市整備基盤の整備は、常に連携しながら計画を立てている。

委員:KPIは、PDCAサイクルを回すのに重要な指標である。しかし、数値の良し悪しのみを評価して後期基本計画を立てるのは良くない。数値で見えない部分も含めて評価をして、後期基本計画を立てなくてはいけないと考える。

事務局:承知した。数値のみに焦点を当てないように評価制度を検討したい。

その他

(1)将来土地利用構想図について

〔要旨〕
将来土地利用構想図は、3月の議会に議案として提出し、3月12日に議案が可決となったことを報告した。

〔質疑〕
なし

(2)日高市行政経営審議会委員の任期について

〔要旨〕
現在の日高市行政経営審議会委員の任期が、今年の7月末までとなることを報告した。

〔質疑〕
なし

(3)日高市行政経営審議会における公開決定事項について

〔要旨〕
各種審議会のガイドラインが、全庁的に変更されたことを踏まえて、日高市行政経営審議会における公開決定事項(案)について報告した。

〔質疑〕
委員:傍聴者の人数に制限はあるのか。

事務局:傍聴者の定員は、5人までである。傍聴者の受け付けの時間は、会議の開始時刻までと定めているが、事務局で臨機応変に対応したい。途中で傍聴を認める場合は、会議を一時中断する。

委員:日高市行政経営審議会においての公開決定事項という認識でよろしいか。各課によって審議会の対応は異なるのか。

事務局:そのとおりである。

(4)次回の日高市行政経営審議会の開催について

〔要旨〕
次回の会議は7月に開催予定であることを報告した。

〔質疑〕
なし

この記事に関するお問い合わせ先

政策秘書課 企画調整担当(本庁舎 2階)

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電話:042-989-2111(代表)
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更新日:2025年04月17日