令和2年度 第3回日高市行政経営審議会の会議結果

会議結果は次のとおりです。

令和2年度 第3回日高市行政経営審議会会議録

日時

令和2年7月27日 午後1時30分から3時27分まで

場所

日高市役所 2階 庁議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

井上委員、宮下委員、山内委員(令和2年7月1日就任)、岡村委員(職務代理)、武田委員、新井委員、堀口委員、結城委員、佐野委員(会長)、石井委員

欠席者

新堀委員、福井委員

傍聴者

なし

説明員

政策秘書課企画調整担当主査、政策推進担当主幹

事務局

総合政策部長、政策秘書課長、政策秘書課企画調整担当主幹、主査

議題および決定事項等

議題

  1. 第6次日高市総合計画前期基本計画(案)について
  2. リーディングプロジェクト(案)について

会議資料

会議の経過

議事

(1)第6次日高市総合計画前期基本計画(案)について

〔説明要旨〕

第6次日高市総合計画前期基本計画(案)について説明を行い、委員へ第6次日高市総合計画前期基本計画(案)に係る意見書の提出を依頼した。

〔質疑〕

委員:市民意識の動向の中で、年代別の集計はあるのか。

説明員:市民アンケートの結果は年代別、地区別でも集計がまとまっており、ホームページで公表している。

委員:範囲が広く、多岐にわたる内容で分厚くなっており、市民の方が冊子を全て読むとは考えにくい。中央省庁の計画などは概要版、サマリーを付けて全体像が分かるようになっている。作る予定はあるのか。

説明員:概要版の作成について現在予定はないが、今後検討したい。

委員:自然に恵まれた日高ということで環境を整備されているが、昔は高麗川はきれいで泳げたが今はそうではない。ぜひきれいな高麗川、自然豊かな日高ということで、合併処理浄化槽や下水の整備など取り組んでいただきたい。

説明員:目に見えて分かるのは合併処理浄化槽などだが、清流の保全には森林の保護も関係している。森林環境譲与税が今後各自治体に配分されるが、日高市レベルは1,000万円ぐらいと言われている。国は森林のかん養性を高めることを目指している。

委員:第5次総合計画の評価、達成度について記載しないのか。

説明員:毎年行政評価を行っており、その結果をまとめて資料編に掲載する予定。10年間の指標の数値的結果は策定時には出ていないため、まとまった段階で成果の内容も含めホームページ等で公表し、本審議会にも報告させていただく。また、各担当課で第5次の進捗状況を振り返った上で、前期基本計画の各施策の現状と課題を記述している。

委員:成果指標の算出方法、出典について第5次総合計画後期基本計画では掲載されていた。これを入れた方が分かりやすくなる。

説明員:1つの施策につき原則見開き2ページでレイアウトを統一しており、掲載するスペースの余裕がないため、資料編に一覧としてまとめたいと考えている。

委員:50ページの成果指標(1)都市計画道路の整備率は、全体で何キロあると明示し、整備率を書けば分かりやすいと思う。

説明員:担当課とも協議して分かりやすい記述となるようにしたい。

委員:70ページの評価指標と71ページの成果指標(2)が市民一人当たりの可燃ごみ排出量と同じものだが、評価指標は市民アンケート調査のごみの減量化のための3R(リデュース・リユース・リサイクル)運動をしている人がよいのではないか。同じでない方がよいと思う。

説明員:評価指標と成果指標を同じにしている施策は他にはないため、担当課に確認する。ぜひ意見書でもご指摘いただきたい。

委員:57ページの成果指標(3)処理場の健全な施設の割合とは何か。推察の一例であるが老朽化して健全でない施設があるのかと思う。この表からでは健全でない施設で下水処理をしているのかと、市民から見ると不安に感じてしまう。

説明員:担当課と調整する。

委員:54ページの評価指標、「水道」に関する満足度で、市民アンケート結果と数値が異なっているのはなぜか。

説明員:当初、5段階評価の満足とやや満足の回答の割合で出していた。普通や不満がどのぐらいあるのか分からないという庁内の策定委員会の意見を踏まえ、平均を取り5点満点の形に変更した。市民アンケート調査ではマイナス10から10までの指数が入っていたが、分かりやすいものをということで今の形に変更した。

委員:分りやすい指標値とするため換算したということか。

説明員:はい。本審議会委員でもあり統計学が専門の宮下先生にアドバイスをいただき、一般企業でも広く使われている現在の形とした。

 

(2)リーディングプロジェクト(案)について

〔説明要旨〕

リーディングプロジェクト(案)について説明を行った。

〔質疑〕

委員:13ページKPI エ.インスタグラムの閲覧数で、目標値は年間なのに対し、現状値は令和2年4月から6月までの3か月分の記載である。比較対象が短いため、例えば令和元年度の年間数値とするか、もしくは19ページの「鉄道駅の1日当たり平均乗車人数」のように1か月あたりの平均閲覧数など、指標の名称を変更して対象となる期間を統一した方がよい。

説明員:インプレッション数が4月から算出できるようになった数値のため、令和元年度は出せない。担当課と調整する。

委員:PDCAで評価するということで、そのCに関して8ページの基本目標1に「仕事をつくる」という表現があるが、工場を誘致してどのくらい働く場を増やせたかという数値が入れば分かりやすいのではと思う。

説明員:現在は8ページで就業率を2種類提示している。意見を踏まえ検討したい。

委員:15ページのカ.の学校教育関係で「ICTを活用し」とあるが、パソコンの数が今何台あって将来何台欲しいかという数値は出せるのか。

説明員:基本目標3のカ.質の高い学校教育の推進の部分について、現状は各学校にパソコン教室があり、そこに40台程度配備されている。今年度中に児童生徒全員に学習用タブレットを配備する予定となっている。

委員:全体的にKPI等使ってよくまとめられている。4ページ(5)で新型コロナウイルス感染症について触れているが、リーディングプロジェクトではコロナに関する文言は出てこない。基本的方向などに踏まえた記述があってもよいのではないか。また、ICTについては今年度子どもたちは3か月間学校へ行けず、詰め込みで宿題等をやっているとも聞く。このひずみを令和3年度に対応するのが重要だと感じている。

説明員:新型コロナウイルス感染症については意見を踏まえて記述を検討する。

委員:14ページの表、合計特殊出生率がかなり低い。人口を増やすには人が移ってくることのほかに出生数を増やすことも重要であり、こんなに低いのは驚きである。日高市の結婚・妊娠・出産への支援が薄いということか。

説明員:毎年死亡が600人、出生が300人で年間300人の自然減である。ただ第3子で見れば県内1位。出生率は低いが、子育て支援に力を入れていないわけではなく、平均的な取り組みをしている。

委員:リーディングプロジェクトの「第2期」と総合計画「第6次」の違いは。

説明員:国の記述を参考に、リーディングプロジェクトは「期」としている。

委員:市民アンケート、市民ワークショップの意見をまとめて示していると思うが、現計画の平成27から31年度の検証・総括は行わないのか。

説明員:第1期まち・ひと・しごと創生総合戦略は計画期間を1年延長し、今年度いっぱいの計画である。今年度中に検証結果を本審議会へ報告させていただきたい。

委員:計画を作るに当たり、5年間の結果を踏まえてここで触れてもよいのではないか。第5次後期基本計画でも前期の振り返りのページがあった。検証がないと次の計画に行かないのではないか。策定委員会等でも議論はなかったのか。

説明員:意見は出ていた。前期基本計画は巻末の資料編でまとめる予定である。KPIの指標については毎年振り返りを行っており、掲載を考えている。

委員:行政評価でPDCAについても書いてある。個々にではなく、全体を通しての部分があった方がよい。委員の交代もあったので、改めてKPIの説明と文中にある(5-20-3)という部分の読み方について説明してほしい。

説明員:KPIについてはアウトカム目標と言われている。アウトカム指標とは、例えば予算を100万円投入して、100メートル道路ができたというのはアウトプットの成果である。事故が起こりやすい、渋滞を解消したいという目的があるから事業を進め、それにより通過時間が5分短くなったというのがアウトカムで、施策ごとに出されている。
(5-20-3)は前期基本計画の基本方針5、施策20、施策の展開(3)労働環境の改善と就労の支援を表している。リーディングプロジェクトで示したものが、前期基本計画のどこに該当するかが分かるようになっている。

委員:8ページ数値目標の就業率についてなど指標がほかの同規模自治体と比べ高いのか低いのか分かるようにした方がよい。また、14ページの結婚率とは何か教えてほしい。

説明員:他市町と比較したデータは把握していない。結婚率は15歳から49歳の人口に対し、どのくらいの人が結婚しているのかを示す割合である。

委員:結婚している人を母数に持ってきてもあまり意味がないのでは。

説明員:基本目標3結婚・出産・子育ては自然増減に関する戦略で、国でも結婚してもらうことが大事だと言っている。国のアンケート調査での希望出生率は1.8人という数字があるが、まず結婚してもらうことから数値目標を結婚に関するものを設定した。
他自治体との比較の視点は新鮮である。地形や交通状況が似ているところとの比較は面白いと考える。
1点修正したい。結婚率ではなく婚姻率が正しい。算出方法は人口1,000人当たりに対する婚姻件数の割合である。ほかの数値についても精査する。

委員:先ほどKPIはアウトカムと説明されたが、16ページのク.小中学校の年間電気使用量は、公共施設の再編計画の中で学校の統合と絡めて違う指標を設定してはどうか。また、19ページのア.自然観察会の開催回数も現状11回から5年かけて12回、1回増やすというのは指標の設定を再考してはと思う。

説明員:担当課と調整する。審議会委員からぜひ意見をいただきたい。

委員:10ページコ.認定農業者数は現状値と目標値が同じ81人。73ページ成果指標(2)認定新規農業者数は2人から10人に増えているが同じ認定農業者で数字の増え方が異なるのはなぜか。

説明員:認定農業者数は高齢の人が減って、新規の人が増えて差し引き同じという形である。担当の考えでこのように指標を変えて出していると聞いている。

委員:鉄道駅の1日当たり平均乗車人数は19ページエ.ではJRの2駅のみ。46ページの(1)では駅が書かれていない。

説明員:46ページの成果指標は西武線を含めた4駅の数字。指標が異なるのは担当課に確認する。

委員:本日の意見や質問については、早急に関係各課と調整をお願いしたい。

説明員:事務局で検討し調整していく。

この記事に関するお問い合わせ先

政策秘書課 企画調整担当(本庁舎 2階)

郵便番号:350-1292 日高市大字南平沢1020番地
電話:042-989-2111(代表)
ファックス:042-989-2316
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更新日:2020年08月27日