平成27年度 第2回日高市行政経営審議会の会議結果

会議結果は、次のとおりです。

平成27年度 第2回日高市行政経営審議会会議録

日時

平成27年8月5日 午後3時から午後5時

場所

日高市役所 2階 庁議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

福岡会長、水村職務代理、矢次委員、西川委員、木下委員、岡村委員、土井委員、平沼委員、森田委員、知野委員

欠席者

横手委員、潮田委員

事務局

企画財政部長、企画課長、企画調整・人権推進担当主幹、主査

傍聴者

2名

担当部署

企画財政部企画課

議題及び決定事項等

議題

  1. 会長の選任
  2. 日高市行政経営審議会について(報告事項)
  3. 日高市総合計画について(諮問事項)
  4. 日高市総合戦略について(報告事項)
  5. 外部評価について(報告事項)
  6. その他

諮問事項

福岡会長から谷ヶ崎市長へ第5次日高市総合計画後期基本計画案についての諮問書を手交した。

決定事項

1.会長の選任について

互選により会長は福岡委員が選任された。また、福岡会長の指名により職務代理は水村委員とした。

5.外部評価について

福岡会長及び水村職務代理が本年度外部評価委員とした。

会議資料

会議の経過

 議事

(1)会長の選任

互選により会長の選出を行った。

(2)日高市行政経営審議会について

 本審議会は、日高市行政経営審議会条例に基づき、日高市総合計画の策定に関すること、行政改革の推進に関すること、行政経営に係る重要事項に関することを調査、審議することが定められている。総合計画の策定、行政改革の推進、まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定に関してご意見をいただきたい。

(3)日高市総合計画について

 昨年度から本審議会のご意見をお聴きしながら、総合計画策定方針に基づき策定作業を進めてきた。

 日高市市民参加条例に基づく市民コメントを実施し、委員のご意見をいただきたい。後期基本計画案をまとめたので、審議会へ諮問した。

 なお、まち・ひと・しごと創生法との関係から策定までの間で一部修正する場合がある。

意見

委員:3つの基本目標が何か分かるよう構成していただきたい。

委員:公共機関との連携を分かりやすく示したほうが良いと思う。市民意向調査では、自然の豊かさを長所としている一方で、交通の利便性の悪さを指摘するなど、相反する意見が出ている。高齢者を活用し、その力を子どもたちにも活用するなどもう少し連携を示したほうが良い。
 それぞれの施策に成果指標があるが、達成しなかった場合を想定すると、指標が適正なのものであろうか。高麗川駅まで行く手段が不足する中、鉄道の利用客数が多くなることが、交通の利便性を示す指標としてしまっていいものだろうか。

委員:計画全体は市民、団体の意見が網羅され、体系的に整理されている。
高齢化が進行する中、防災対策や生活安全対策が更に重要となってくるのではないか。
 商工業企業への支援として、小口融資制度あるが、市内の中小企業にあまり周知されていなく、利用率が非常に低い。市の融資制度を充実させて利用率を高めていくことが大切である。
 農林業の分野では有効性の高い施策が挙がっているが、農業の6次産業化をどのように考えるのか。

委員:学校給食では材料の地場産率が低下している。栗、うど、茶、ブルーベリーなどの特産品を子どもたちに浸透させ、給食を通じて郷土愛を育んでいけたらよい。
 観光の分野では、自然と歴史を生かした観光を進めているが、宿泊施設がない。民泊等の支援はできないものか。

委員:専門的用語もなく、非常によくまとめられている。また、市民コメントの結果についても、市の考え方を丁寧に分かりやすく理解できるコメントがなされている。市民コメントの件数は、少なかったと感じる。
 防災体制の強化として、各区の防災組織の対策は基準がなく各区の判断となっていて、連携した対策がとりづらい。
 バス利用者を増加させるための工夫がない。バス停でバスを待つのに炎天下で長時間待たされること、雨をしのぐ場所もなく待たされることなど。乗ってもらうという意識の低さを感じる。道路占用の関係もあり難しいとは思うが、設備面を考えてもらい、楽しく安心してバスに乗ることができる方向性を話し合っていただきたい。
 ペットのふん尿について、教育啓発をしていくとしているが、なかなか効果がない。条例の整備などが考えられないか。

委員:計画を策定する上で前提となった平成32年度の人口等を示したほうがよい。
 重点方向として掲げているが、重点方向と各施策のつながりが弱い。もう少し関連付けをしたほうがよい。
 市民意向調査の結果がどのように反映されているのか言及するべきであり、特に、公共交通の点については踏み込んだ言及がほしい。
 合計特殊出生率が日高市は低いが、なんらかの言及をいただきたい。
 学力調査での平均正答率が低いように思われる。学力向上の取組強化や充実が必要ではないか。

会長:市民コメントの意見に真摯に向き合っている様子が伺える。
「検討します」「図ってまいります」とあるが、その先の経過を示すことが必要である。
 観光については、日帰り観光の人が多いが、ムーミンのテーマパークやオリンピック効果によるプラスになるものを取り入れて欲しい。そこに住む人たちの理解と愛着がないと他人が来ても難しく、市民への理解を求めることも必要であると思う。
 青少年健全育成として、よさこいチームをやっているが、日高だけでなく近隣の市民も含め、82名が参加している。子どもと大人が一緒になって交流することは、貴重な経験である。こうした団体に補助金などを出してもよいのではないか。

委員:鉄道利用者数は示されているが、バス交通の利用者数は表示できないか。交通状況を把握する上で重要な数値になると思う。

(4)日高市総合戦略について
説明要旨

 庁内まち・ひと・しごと創生本部会議及び総合戦略策定作業部会、女性の視点に基づく取組作業部会にて、骨子案を策定しているので、その状況報告を行った。
 今後の県の動向、近隣市の状況により変更となる場合もあるので、骨子案については、イメージとして捉えていただきたい。

質疑

委員:鉄道を活用した事業とは、何を想定しているのか。
 秩父鉄道やJR、広域連携とはどういうこと考えているのか。

事務局:高麗郷というと高麗駅が中心のイメージがあるが、西武線、飯能から秩父に行っているので、飯能市との連携、巾着田から宮沢湖への連携など、広域の中を一日2、3か所回った中での観光ルートを開発、検討したい。

委員:以前行った、大磯町への特別列車のような広域連携を期待している。お互いの市の魅力発信につながる。

事務局:既存路線を使用してきていただくということにある。どうしても一点ということでなく、一日を通じて楽しめるというのは、広域間での視点をもったところを出していきたい。

委員:5つ戦略を挙げており、基本的には国の基本目標4つを基にしているが、人口減、少子高齢化への対応策とするのでよいか。

事務局:よい。

委員:現在、少子高齢化の対応、高齢化社会のさまざまな問題が顕在している。子育て世代が、日高市で安心・安全に子育てしていく環境をつくるためには、既存の所掌事務で市の組織に則り、各課が対応することになると思う。そうなると、総合計画とあまり変わらなくなるため、それでは少子高齢化問題に対応するのに十分ではないと思っている。高齢化対策と子育て対策を市の職員のなかで、選任をつくって取り組んだ方が良いのではないか。

事務局:現在、組織の見直しを検討している。仕事に追われ、市長が考えているまちづくりの推進が難しい部署もある。例えばその中で、福祉の部署でのこれからの施策を考える組織を設置していくことを考えている。すぐやる課などの例もあるが、どこまでやるのかといったところになる。その中で組織の中で戦略を立てて考えられる組織づくりを現在検討している。

委員:人口減少には、少子化もあるが転出の問題もある。観光に対しても、日高市で自慢できるものを大事にして、鉄道やバスを中心に、回ってもらえるプラン作り、マスコットキャラクターのイベントなどでも、日高市を知ってもらうきっかけだと思う。観光や産業の方と協力して、日高市を味わってもらえるような企画があればいいと思う。

(5)平成27年度日高市外部評価について
説明要旨

 平成27年度外部評価は、本市が平成26年度に執行した事務事業について、所管課による内部評価に加え、公開の場で外部評価を実施することにより、市民への説明責任を果たすとともに、行政評価の質の向上を図り、行財政運営の改善につなげていくものである。10月23日(金曜日)を予定している。試行を含めると今年で3回目である。

 審議会から外部評価員を2名選出していただきたい。

決定事項

福岡会長及び水村職務代理が外部評価委員として選出された。

(6)その他

 特になし

(閉会)

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更新日:2017年03月01日