埋蔵文化財調査報告書を刊行しました【令和8年5月26日掲載】
王神、拾石、旭ケ丘遺跡の発掘調査報告書を刊行しました。
遺跡内での開発では、開発前に確認調査を実施しています。人々の生活の痕跡(住居跡など)が発見された場合は取り扱いについて協議を行い、現状保存が難しい場合は発掘調査を実施し記録保存の措置を講じています。
今回は旭ケ丘松の台土地区画整理事業に伴い令和2から3年度に調査を実施した「王神」、「拾石」、「旭ケ丘」の3遺跡の調査報告書です。
王神遺跡では、奈良、平安時代の竪穴住居跡が32軒、掘立柱建物跡が25棟、井戸跡3基などを検出しました。住居跡からは、「厨」と書かれた墨書土器、鋏、鋸などの鉄製品、碁石と思われる石製品など、普段あまり出土しない珍しい遺物が発見されました。高麗郡の研究に役立つ貴重な資料となりました。
拾石遺跡では、時期は不明ですが、溝1条を検出しました。
旭ケ丘遺跡は今回の調査で発見された遺跡で、道路跡が1条検出されました。現在も高麗街道と呼ばれている道路と位置が重なることから、近世から近代の古い高麗街道と考えられます。
王神遺跡、拾石遺跡、旭ヶ丘遺跡の遠景写真
日高高校の西側が王神遺跡、写真中央、かまぼこ状の体育館の手前が旭ヶ丘遺跡の道路跡です。
王神遺跡11、12区
竪穴住居跡、掘立柱建物跡や井戸跡を多数検出しました。
碁石状石製品の出土状況
住居跡の中にたまった土(覆土)の中からまとまって出土しました。
漆紙文書の赤外線写真
住居跡から出土した漆紙に赤外線を当てたところ、文字が書かれていることが判明しました。現在解読中ですが、日高市最古の文字の発見となりました。
遺跡の詳細を記述した調査報告書は市立図書館で閲覧できます。また、下記ページからインターネット上で見ることができます。ぜひご覧ください。
更新日:2026年05月26日

















