令和4年度 第1回学校給食センター運営委員会の会議結果
会議結果は、次のとおりです。
令和4年8月31日
第1回 日高市学校給食センター運営委員会会議録
日時
令和4年8月8日 午後3時30分から4時15分まで
場所
日高市学校給食センター 2階 会議室
公開・非公開
公開
非公開理由
なし
出席者
有田委員長、島津委員、関口委員、穐田委員、宮沢委員、秋元委員、松井委員
欠席者
山川委員(委任状)、原委員(委任状)、橋本委員(委任状)、久米委員(委任状)、三芳委員(委任状)、秋馬委員(委任状)、高嶋委員(委任状)、水村委員(委任状)、土肥委員(委任状)
(欠席委員9人から委任状の提出を受けたため、会議の成立要件である委員の過半数に達したので、会議は成立している)
説明員
学校給食センター所長
事務局
教育長、教育部長、教育総務課長、学校給食センター所長、栄養教諭、栄養技師、主査
傍聴者
なし
担当部署
教育委員会教育総務課学校給食センター
議事
1.諮問事項 学校給食の改定(見直し)について
決定事項等
次のとおり、日高市教育委員会に答申した。
小中学校の月額の学校給食費を次のとおりとすることが適当である。
- 小学校 3,800円(改定前)→4,300円(改定後)
- 中学校 4,700円(改定前)→5,200円(改定後)
会議の経過
事務局から、次のとおり説明を行った。
諮問事項 学校給食費の改定(見直し)について
昨年12月に開催した臨時運営委員会において、令和5年4月からの給食費の改定について諮問したところ、小中学校とも月額400円の値上げが適当であるとの答申を頂いた。しかし、その後に原油価格や物価が高騰し、食材価格も高騰しており、その影響が学校給食にも及んでいることから、改定額については、改めて現在の状況を踏まえて見直しを行いたいと考えている(資料1により説明)。
意見
特になし。
2.報告事項 令和3年度事業報告について
事務局から、次のとおり説明を行った。
資料2「令和3年度事業報告」について
学校給食実施回数および児童生徒数について、全188回給食を実施したが、小学校1年生は4月23日から始まるため年間で179回、中学校3年生は卒業式が3月15日にあり、3月の給食日数が少なく、年間で181回となる。令和3年度学校給食費管理事業決算状況について、歳出合計の不用額の理由は、昨年8月2日からの緊急事態宣言が延長となり、9月1日から9月24日までの分散登校による給食食数の減少や、新型コロナウイルス感染症の拡大で1月から3月まで学級閉鎖や学年閉鎖が多かったことによる。そのうち、副食費の不用額がマイナスとなった理由は、牛乳や主食のごはんは急な学級閉鎖に対してキャンセル等の対応ができたが、副食の食材は急なキャンセルが難しいことと、令和3年度の後半、油などの価格が値上がりしたことによるものである。令和2年度からの3年計画で実施している学校給食センターの施設の長寿命化に係る工事等のうち、令和3年度はボイラー更新工事、ロースター(焼き物機)の更新等を実施した。また、11月5日に市制施行30周年記念事業として「思い出の給食を食べよう」を実施し、昔の懐かしい献立の中から「ココア揚げパン」と「カレーシチュー」を提供した。当初は市制施行日の10月1日を予定していたが、台風の影響で12校が臨時休校となったため、11月5日に改めて実施した。その周知までの間、児童から「揚げパンが食べたかった」、「もう一度、市制施行30周年記念献立をやってほしい」といった手紙や寄せ書きを頂いた。また、実施後にも、児童生徒からおいしかったという声をたくさん頂いた(資料2により説明)。
意見
特になし。
その他
事務局から、次のとおり説明を行った。
(1)調理業務の委託等について
市では、令和5年4月から実施する学校給食センター調理・配送業務の委託において、安心・安全な学校給食を安定的に提供する観点から、豊富な業務経験を有し、業務遂行能力に優れた事業者の選定を公募型プロポーザル方式により行った。今年1月に実施要領等を公表し、プロポーザル選定委員会における一次審査(書類審査)を経て、3月14日に二次審査(プレゼンテーションおよびヒアリング)を行い、最も評価点の高い1者を受託候補者として選定した。その後、業務内容に関する協議を行い、4月21日に契約を締結した。委託事業者は株式会社東洋食品であり、全国でも実績のある会社で、埼玉県内の学校給食業務実績は25自治体、42か所、うち、センター方式での業務実績は21自治体、24センターとなる。現在、委託業務の開始に向け、配送車両の調達、調理員等の人員の確保などの準備を進めている。なお、民間委託をする際には、民間事業者の有するノウハウ等を活用し、おかず1品を増やすなど副食を見直し、給食内容を充実させていきたいと考える。
(2)物価高騰に伴う日高市の対応について
円安やロシアのウクライナ侵攻、天候不順などで物価が高騰し、学校給食に影響が出ている。元々市では、令和5年4月から給食費の改定を予定していたが、今年度に入り原油価格や物価が高騰し、食材価格もかなり上がり、給食費の値上げをしないまま食材の質や量を落とさず給食の提供を続けるのが難しかったが、令和4年度の学校給食については、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分)を活用することで、これまでどおり学校給食を提供できている。
(3)7月13日の米飯の提供停止について
給食のごはんについては、埼玉県学校給食会毛呂山工場で炊飯し提供しているが、7月12日(火曜日)から13日(水曜日)にかけての大雨により、毛呂山工場が浸水したため、炊飯ができない状況となった。そのため、13日の当日のごはんを提供できず、給食センターで調理するおかずとコーヒーミルクのみの提供となった。突然のごはんの提供停止により、児童生徒及び学校にご迷惑をおかけし申し訳なかった次第である。また、毛呂山工場では、14日までに復旧作業(工場内の清掃や機械の点検)が終わり、15日(金曜日)からごはんの提供を開始したが、計量器に不具合が発生し、配送の遅れが発生し、市内でも4校ほど遅れてしまった。また、配送できなかった自治体もあったと伺っている。埼玉県学校給食会からは、文書により今後の対応策や課題等が示されたところである。
意見
【委員】来年度から調理業務等が民間委託になるということで、2点お聞きしたい。まず、8月の給食の提供について、来年度は実施予定か。また、給食の公会計は民間委託した後どのように進んでいくのか。
【事務局】1点目の来年度8月の給食の提供に関する質問については、まず今年度の8月については、大規模な工事等を実施しているため提供はできない。来年度については、大規模な工事等の予定はなく、8月に給食を提供できる可能性はあるが、詳細は今後校長会等で協議していく。委託事業者については、8月に給食提供回数が増えても問題ないものと思われる。2点目の公会計化に関しては、給食費の徴収義務は引き続き市の業務となり、民間委託との関係はないので、市で進めてまいりたい。
【委員】9月に保護者が食べられる機会として給食試食会が予定されているが、コロナ禍もあり中止となる可能性があり、気になるのだが。
【事務局】コロナ前までは小学校1年生中心の保護者を対象とした試食会が行われてきたが、コロナ禍によりここ2年間はほとんど実施されていない。今回小学校1校から試食会の申込書が提出されており、9月の6年生の修学旅行の際に予定しているようだが、学校行事との兼ね合いもある。学校行事の開催の判断は学校が決めることから、学校からの届け出に基づき、センターにて欠食等の対応をさせていただいている。試食会の条件としては、ふだん6年生が使用している食器等を使って試食会を実施することによるものなので、センターとしても、行事が予定どおり開催できれば良いと思っている。
更新日:2022年09月01日