令和5年度 第1回日高市健康づくり推進会議の会議結果

会議結果は、次のとおりです。

日時

令和5年12月20日(水曜日)午後2時から3時30分まで

場所

生涯学習センター2階 会議室

公開・非公開

公開

出席者

松川委員、安田委員、糸久委員、永井委員、千田委員、赤羽委員、松本委員、奈良委員、金橋委員

欠席者

平野委員、奥田委員、清水委員

事務局

健康推進部長、保健相談センター所長、事務職3名、精神保健福祉士、管理栄養士

傍聴者

無し

担当部署

保健相談センター

議題

  1. 日高市健康増進計画・日高市食育推進計画「はつらつ日高21(第5次)」の策定について
  2. 日高市自殺対策計画(第2次)の策定について
  3. その他

会議の資料等

会議の経過

  1. 開会
  2. あいさつ
  3. 議題

(1)日高市健康増進計画・日高市食育推進計画「はつらつ日高 21(第5次)」の策定について

1 「はつらつ日高 21(第5次)」の体系(構成)について、計画素案(資料1)および資料2に基 づいて事務局から以下のとおり説明。

計画が国の方針「健康日本 21(第三次)」を踏まえるとともに、市が令和3年に行った「健幸のまち」宣言に基づく以下6項目で体系化(構成)したこと。

  1. 自分に合った運動を、楽しく続けて、健康づくりに取り組みます
  2. 十分な休養をとり、心身をリフレッシュして、こころの健康を保ちます
  3. 自分のからだを知り、生活習慣を改善して、病気を予防します
  4. おいしく、楽しく食べて、元気なからだをつくります
  5. 笑顔であいさつ、声を掛け合って、健康づくりの輪を広げます
  6. お互いを認め合い、生きがいをもって、活躍できる社会を目指します

計画の最終目標を「健康寿命の延伸と健康格差の縮小について」とすること。

計画の基本理念を「地域の人と人とのふれあいの中で健幸を実感できるまち」とすること。

計画の6項目の1つとした「おいしく、楽しく食べて、元気なからだをつくります」(4つ目)は「日高市食育推進計画(第3次)」の位置付けであること。

質疑
【問】計画6ページにある「健幸のまち」宣言の6つの項目は、計画8ページの(1)から(6)までと対応していることは理解したが、体裁について、宣言文は「一(ひとつ)…、一(ひとつ)…」と続けられている。計画案では(1)から(6)までとしたほうが分かりやすいのでは? また、横書き記載に漢数字はそぐわないと思うので、宣言部分を算用数字とすべきでは?

【答】令和3年11月に行った宣言文を引用しているもので、宣言文の形式「一(ひとつ)…、 一(ひとつ)…」を踏襲させていただくものです。

【問】この計画は、中・長期で令和11年までのものであり、計画5ページにある結果の評価について 、6年は評価期間として長すぎると思う。PDCAサイクルの CHECK(評価)と ACTION(見直し) をどのように行うのか。また、施策の見直しは3年ごとに定点で行うべきではないか。

【答】令和10年度に市民アンケートを実施して現状把握による検証を行い、状況によっては目標の見直し等を行います。その中間(3年経過後)でアンケート調査を行うなどして検証するのが理想ですが、予算の制約等もありますので、評価期間が6年間となりますことにご理解をお願いします。なお、国は12年計画ですが、市はその半分(6年)の期間で評価することとなりますので、ご承知ください。

【問】取り組みの詳細について、施策の展開は各課での対応となるのか。

【答】取り組み内容の検討段階においては、計画の主管課(保健相談センター)と各所属とで連携することもありますが、施策の実施段階に至っては各所属で対応することとなります。

2 「はつらつ日高 21(第5次)」での実施内容についてを資料3により、設定目標についてを 資料2・4により事務局から以下のとおり説明。

【実施内容に関すること】

資料3の「取り組み容等」とした部分が、個別、具体的な取り組み内容であること。

資料3の「取り組み内容等」の上段が市民が実施する内容、下段が市・地域が実施する内容として 整理したこと。

【設定目標に関すること】

 計画の基本目標は「健康日本 21(第三次)」に掲げられた4つの項目を基に設定していること。

資料2の太字(ゴシック体)で強調した部分が、国が「健康日本 21(第三次)」 において目標として設定すべきとした内容であること。

資料4の「指標」と記述した内容が計画で複数を設定した個別目標であること。

資料4の「現在の値」が昨年に実施した市民アンケートで把握した市の現状値であり、さまざまな取り組みを通じて「目標の値令和11年度(2029年度)」の目標値を達成しようとするものであること。

国の「健康日本21(第三次)」では、一部を除き令和14年度(2032年度)を目標年度としており、令和11年度(2029年度)を目標年度とする市の計画とは3年の隔たりがあること。

計画で設定する24項目の半数に相当する11項目について、国が目標設定すべきとした内容と合致していること。

可能な限り、市民アンケートの内容を反映したことや、令和12年度(2030年度)を計画の始期とする次々期計画「はつらつ日高 21(第6次)」の検討に向けては、令和 10年度(2028年度)にほぼ同じ内容の市民アンケートを実施する必要があること。

質疑
【問】令和11年度を目標とする市の計画と、令和14年度を目標とする国の計画とでは3年間の差があるが、令和14年度を目標とする国の指標値を目指すということか。

【答】市が目標として設定した項目の中には、国が目指すとした目標値を既に達成しているもの、逆に目標値に遠く及ばない物がありますので、市の実情を踏まえた目標を設定するとともに、これを達成できるよう対応するものですが、最終的に国の目標に近づけるよう取り組むものです。

(2)日高市自殺対策計画(第2次)の策定について

1 国の自殺対策大綱や市の現状について、計画素案(資料5)および資料6に基づいて事務局から以下のとおり説明。

計画が国の「自殺総合対策大綱」(資料6)や、県計画等を踏まえていること。

計画期間が令和6年度からの5年間であること。

計画は、「自殺総合対策大綱(資料6)」を踏まえて従前からの取り組みに以下の項目を加えて取り組むこと。

  • 子ども・若者の自殺対策の更なる推進・強化
  • 女性に対する支援の強化
  • 地域自殺対策の取り組みの強化
  • 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を踏まえた対策の推進

平成25年から令和4年までの10年間の自殺者数等は以下のとおりだったこと。

  • 平成25年の19人が最多だった 。
  • 10年間で男性67人、女性31人の計98人、年間平均9.8人だった。
  • 男女比については平成30年を除いて男性が女性より多かった。
  • 横ばいであったが、令和4年に増加に転じた。
  • 年齢等について、「70から79歳まで」の男性が最多で、「30から39歳まで」と「50から59歳まで」の男性がこれに続く。

市の特徴を分析した結果(傾向)は、以下のとおりであったこと。

  • 40歳代、50歳代の自殺者の割合が男女とも多い。
  • コロナ禍以降、20歳以下の自殺者が生じた。
  • 近年は、女性の自殺者も増加している。
  • 原因と動機については「健康問題」の割合が依然として高いが、「経済・生活問題」の割合もまた高い。
  • 無職か否かによる差異は見られない。
質疑
【問】亡くなったかたの通院歴や服薬歴等はわからないのか。

【答】「健康問題」としか発表されないため、詳細の把握が困難な状況をご理解ください。

【問】医療機関(医師)の力量が不足していると言った側面があるのでは。

【答】詳細の把握が困難なため、何とも申し上げられません。

2 計画に位置付ける実施内容について、計画素案(資料5)および資料7に基づいて事務局から以下のとおり説明。

計画の「基本理念」は、前計画から引き続いて「誰も自殺に追い込まれることのないまち」とすること。

計画では、6つの基本方針と6つの基本施策を定めること。

国が、市町村の自殺対策計画策定を支援する目的で分析した「地域自殺実態プロファイル (2022)」の結果を踏まえ、「子ども・若者への支援の強化」、「生活困窮者の自殺対策の推進」および「勤務問題に関する自殺対策の推進」を3つの重点施策として取り組むこと。

質疑
【問】平成 29 年から令和4年までの自殺原因になっている健康問題が、3つの重点施策(「子ども・若者への支援の強化」、「生活困窮者の自殺対策の推進」および「勤務問題に関する自殺対策の推進」)に反映されていないのでは。

【答】国の方針をもとに作成しており、計画の第4章の5に記述したとおり、(保健相談センターの保健師や精神保健福祉士等による)相談窓口を増やす方向で対応することを想定しています。

【問】いじめ問題専門委員会等との組織的なつながりはあるのか。

(3)その他

事務局から、市民コメントの実施及び会議の開催といった今後の予定等について連絡を行った。

4.閉会

この記事に関するお問い合わせ先

保健相談センター 健幸のまち推進担当(生涯学習センター内)

郵便番号:350-1231 日高市大字鹿山370番地20
電話:042-985-5122
ファックス:042-984-1081
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更新日:2024年01月18日