令和元年度第3回児童福祉審議会の会議結果
会議結果は、次のとおりです。
令和元年度第3回児童福祉審議会会議録
日時
令和元年12月19日(木曜日)午後1時30分から3時まで
場所
日高市役所 5階 501会議室
公開・非公開
公開
非公開理由
なし
出席者
関根委員(委員長)、野々宮委員、高木委員、谷口委員、相澤委員、村井委員、北田委員、中村委員、成田委員
欠席者
荒井委員、金井委員、新井委員
委員一覧
説明員
子育て応援課長、子育て応援担当主幹、保育担当主幹、子育て総合支援センター主幹、子育て応援担当主査、保育担当主査
事務局
福祉子ども部長、子育て応援課長、各担当主幹
傍聴者
1人
担当部署
福祉子ども部子育て応援課
議事・報告事項等
(1)第2期子ども・子育て支援事業計画、次世代育成支援行動計画(第2期後期計画)(素案)の検討について
会議資料
未定稿であるため、掲載しない。
会議の経過
(配布資料)
(1)第二期子育て支援に関するアンケート調査調査結果報告書
【福祉子ども部長あいさつ】
議事
(1)第二期子ども・子育て支援事業計画策定に向けてのアンケート調査について
事務局:(事務局より資料に基づき説明)
委員: 市内に幼稚園が4園あったが1園認定こども園になって数字のみで判断することはできない部分もあるかと思います。
事務局:数値のみで判断はできないと感じています。制度の転換期であるため、多角的に今後5年間を見なければならない。今回は保育料の無償化の実施もあるが、いろいろとご意見をいただきながら進めていきます。
委員: 無償化について詳しいことは幼稚園にも下りていない。家庭には全く情報がないのではないか。無償化という言葉だけが先に歩いてしまい、どこに預けてもお金がかからないという認識の人がいるのではないか。そうではないことの情報も集めて、市からも情報提供いただきたい。家庭にもきちんと伝えないと保護者が困ってしまう。
委員: 今の保護者の考えが昔と違うのではないかと思います。私たちの時代は子育て環境が良かったと思っていたが、調査結果をみるとそうでもないように感じました。父親の子育てへの参加が多くなったことは良い傾向であるが、ファミリー・サポートの利用者はもっと多いかと思いました。
事務局:ファミリー・サポート・センターは平成24年度から始まった事業ですが、利用者は増加しており、預かり等の件数は約1,000件ほどとなっています。まだ周知されていない部分もありますが、利用状況は多くなっているので、今後も周知していきます。このようなアンケートを通して知ってもらうことも大切だと思います
委員: ファミリー・サポートに興味があり、使いたいと思っていても、費用が高くて使えない。もう少し安ければ良いと思っています。
事務局:そうした声もあり、皆様に使っていただきたいということで、今までは新規の方に利用補助をしていました。今年度から、利用時間を、一般の方は10時間、ひとり親の方は40時間を上限に補助を始めました。利用状況は、預かりよりも塾への送迎などが多くなっています。限りある財源ですが助成しています。
委員: テレビで子育てしやすい環境にしてほしい若い母親のアンケートを見た記憶があり、無料で預かってほしい、預けたい時に預かってほしいといった意見がありました。ものの感じ方や考え方が年代によって変わっていることを、この頃すごく実感します。今回リフレッシュ目的の預かり希望があり、良いことであると思いました。昔は仕事以外で預けるのには抵抗がありました。
委員: 現在と昔とで比較すると、今は生徒が学校に行きたくないというと、無理に行かせないという方針の親もいるように感じます。以前は無理にでも学校に行かせていました。保護者の中にも、自分が不登校だった方もいらっしゃるように感じられます。学校の教員が家庭訪問をし、子育てについてアドバイスをするが、保護者に対して子育ての支援を学校だけではなく、さまざまな機関で支援できると良いと感じています。
委員: 娘の登園拒否があり、親の方が子どもより滅入ってしまい、相談できるところもなかったことがつらかったという話を聞いたことがある。子どものサポートだけでなく親のサポートも必要だと思います。
委員: 5、6年前から母親の考え方ががらっと変わったと感じています。重度の障がいのある子のいる家庭だが、学校を卒業したら子どもをどこかに預けて見てもらうという考えになっています。世の中の流れそのものもそうだと思いますが、親も自分の人生を楽しみたいという考えになっているのではないかと思います。
委員: 自分が亡くなった後に子どもがどうなるのかと考えたら生きているうちに将来の準備をしたいと思いませんかと聞いたところ、死んだら何も見えないとの回答でした。
委員: 不登校にも理由があるので、子どもと寄り添って時間をかけて必ず学校に行かせるようにしています。引きこもらせるわけにはいかないので、家族もまねしてほしいと思います。本人の力を伸ばさなくてはいけない。不登校の保護者が相談する場所や方法をいろいろなところにつくり、親が抱え込まないで支えてもらえるようにしたいと思っています。施設を増やすのではなく、中身を変えていかなければなりません。
(2)児童ふれあいセンターについて
事務局説明
委員: 障がい児が団体で利用している。廃止後は何処に行けばよいのか。集まれる施設が徐々に無くなり心配です。
事務局:毎月利用されていたということは確認しています。しかし、特定の団体の利用に特化した施設ではないため、廃止とは別に障がいの担当と一緒に考えていきます。
委員: 10年位前に園児と歩いて遊びに行ったが、当時既に遊具が古く、滑り台の傾斜が急など子どもたちを遊ばせるのが怖かった思い出がある。老朽化を感じるし利用者が少ないので、費用(経費)を考えると廃止はやむを得ない。同地区内の施設である高萩公民館も古く耐震性能が低いと思うので、新たに子育て支援事業を開催するのは安全面で心配があります。
事務局:集まりやすいという視点で高萩地区の中心部である高萩公民館を候補に考えました。施設が古いことは承知していますが、子育て支援サービスの縮小とならないようにしていきたいと考えています。
委員: 小学生の居場所が減ってしまうのは残念。利用者が11組と少ないのは、児童ふれあいセンターは立地条件が悪いからと感じています。現在の場所に維持していく必要性は感じません。また、小学校の空き教室など集うスペースを設けるなど、 区切って使えたら良いと思う。小学校が放課後開放を認めていないので、歩いて行ける居場所が学校区ごとにほしいと思っています。
事務局:既存の施設の中でというと、高根児童室は小さな子から小学生までを対象にしている拠点で、さまざまな子供たちに利用していただくことができます。
委員: 子どもが自分の足で行ける場所。1か所ではなく、学校に通う程度の距離であったら子どもが集える。働いている母親も多いので、子どもだけで行ける場所があるとありがたいと思います。
委員: ふれあいセンターは10数年前に、市から話があり他の活用方法について提案したこともあった。古くてメンテナンスもできておらず、危険な遊具もあり、駐車場はあるが庭の広さは小学生がボールを蹴って自由に遊べるような広さでもない。また、障がいのある児童が利用するのも難しいと感じます。小学校の校庭開放という意見もありますが、安全管理や人件費、時間や遊び方の制限などいろいろなことを考えていかなければなりません。建替は資料の試算額では無理だと思うし、費用対効果を考 えると継続は難しい。別の方法をみんなで知恵を出し合って考えるべきです。子どもたちだけで行ける場所も欲しいが、時代もあり、歩いて集まれる遊び場所は難しいと思います。
委員: 行ったことがないのでわからないが、今のお話を聞くと、児童ふれあいセンターはこれで廃止にして、新たに考えてもらえば良いかと思います。
委員:売却をして移転をしたら良いのではないでしょうか。
事務局:皆様から頂いたご意見を参考に進めていきます。
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更新日:2020年03月30日