市長あいさつ(令和5年4月1日)
4月に入り、希望を胸に入学や就職など、新たな生活を始める人も多いと思います。不安や緊張したと感じたときは、ゆっくり深呼吸をしてみてください。そして1日も早く新生活に慣れて、皆さんが活躍することを期待しています。
東日本大震災から12年となる令和5年3月11日、3年ぶりに日高市生涯学習センターで自主防災組織リーダー養成講座を開催しました。
振り返ると、平成24年の市長就任直後に東日本大震災にて発生した岩手県久慈地区(野田村)の大量の災害廃棄物受入を決断し、太平洋セメント株式会社埼玉工場にて処理が行われました。このことは、被災地の復興を進める一助になったのではないかと感じています。
近年は毎年のように大きな地震や異常気象などによる甚大な災害が、日本各地のみならず世界中で発生しており、まさにいつ、どこで災害が発生してもおかしくないといった状況です。
しかしながら、大規模な災害が発生しても、消防、警察、自衛隊、市役所も含め公的機関の人員、資機材等には限りがあり、皆さんのもとにすぐに駆けつける事が出来ない状況が予想されます。このようなとき過去の災害記録からも、となり近所で助け合う自主防災組織の活動が重要であり、多くの命を救うことにつながったと言われています。
当市では、79行政区の全てにおいて自主防災組織が設立されています。これは、皆さんの防災意識の高まりがあってのことと認識しており、日頃の活動に感謝申し上げます。市でも自主防災組織のさまざまな取り組みに対して支援を進めていきますので、自主防災組織リーダーの皆さんとともに、地域の皆さんには、「自分たちの地域は自分たちで守る」という目的に向かって災害に備えていただきたいと思います。
更新日:2023年04月01日