市長あいさつ(令和4年3月1日)

今が出荷のピークを迎える日高市の特産品「軟化うど」を両手に持って笑顔の谷ケ崎市長

3月に入り、3日は「ひなまつり」です。各ご家庭では、ひな人形を飾ったり、ひなあられを食べたりして、お子さんの成長をお祝いされているのではないでしょうか。

 

当市は県内有数の「ウド」の産地で、生産されるウドは「軟化ウド」と呼ばれ、現在、出荷のピークを迎えています。
この「ウド」は、4月中旬から5月下旬ごろに畑に植え付け、11月の霜が降りるころ、葉や茎などの地上部が枯れ始めるので、機械で根ごと掘り取り、根株を人の手ですくいあげます。12月から2月にかけて、畑から掘り起こし、地下の「むろ」へ植え込み(伏せ込み)、18度から20度の温度管理と成長具合を見ながら、3、4日ごとに散水し、約1か月で収穫時期を迎えます。こうして手間暇かけて育てた「ウド」は、1月から4月頃に収穫し、市内の直売所や関西地方へ出荷されます。
「むろ」で育てられた「ウド」は純白で香りが高く、「山ウド」に比べてアクが少ないため生でも食べられます。また、やわらかいため、茎、皮、穂の全てを食べることができ、捨てるところがありません。穂先のてんぷら、酢の物や炒め物、きんぴら、特に漬物は、それだけでごはんが進みます。
「ウド」は、水分が多く食物繊維も豊富で、アスパラギン酸というアミノ酸が、新陳代謝を高め、疲労回復効果があるとされています。市内のJAいるま野の農産物直売所等で購入できます。旬の時期にまっすぐに成長した旬の「ウド」を、お子さんと一緒に食べていただきたいと思います。

 

さて、新型コロナウイルス感染症対策は、埼玉県における「まん延防止等重点措置」等の延長に伴い、引き続き3月6日まで、市民の皆さんには不要不急の外出を控えたり、「マスクの着用」「手洗い」「三密回避」「換気」など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いしています。市内でも、2月の感染者が700人を超えるなど、いまだ収束の見通しが立たず、特に保育施設や小・中学校、学童保育室では、感染拡大を抑える対応として、いつ・どの状況で学級閉鎖等をするか対応に苦慮しています。子育て中の保護者のご労苦には本当に頭が下がる思いですが、引き続きお子さんの毎日の検温や健康状態をご確認いただき、体調不良の場合には、無理せず休ませていただくようにお願いします。

 

また、新型コロナウイルスワクチン接種は、1日でも早く3回目のワクチンを接種していただくことが感染拡大を防ぐために大変重要であると考えています。これまでに医療機関での個別接種を2月1日から、集団接種を2月5日から開始し、2月中に対象者の3割を超える人の接種が終了していますが、さらにワクチン接種を加速させるため、市が運営する集団接種会場の接種枠の空きを活用し、2回目接種から6か月が経過している「エッセンシャルワーカー」、「事業継続計画の観点から早期接種を希望する事業所の従業員」ならびに「早期接種を希望する市民」を対象に、前倒しして接種を実施しています。
なお、5歳から11歳のお子さんへの接種は、現在、3月初旬からの接種開始に向けた準備を進めています。
順次情報を広報ひだかや市ホームページ等でお知らせしますので、ご協力をお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先

政策秘書課 秘書担当(本庁舎 2階)

郵便番号:350-1292 日高市大字南平沢1020番地
電話:042-989-2111(代表)
ファックス:042-989-2316
お問い合わせフォームへ

更新日:2022年03月01日