令和5年3月号特集「ウドが旬を迎えています」

日高市は、県内有数のウドの産地です。市内で生産されるウドは「軟化ウド」と呼ばれ、高級料亭などでの需要が高く、主に関西等の市場に多く出荷されています。4月中旬ごろまで市内の野菜直売所でも購入できます。
この時期ならではの市の特産品であるウドを、ぜひご家庭で味わってみてください。
ウドのおいしさの特徴
特徴1 香り高く、あくが少ないため、生でもおいしい!
シャキシャキした食感を生かして、皮をむいて酢水にさらしたら、サラダや酢味噌あえに。
特徴2 旬の味覚に捨てるところなし!まるごと全部食べられる
とても柔らかいので、茎以外に皮・穂もさまざまな料理方法でおいしく味わえます。
ウドを使った料理
ウドときゅうりの生ハム巻き

ウドの肉巻き

材料(4人分)
ウド 200グラム
豚ばら肉 200グラム
片栗粉 適量
合わせ調味料
- しょうゆ 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
作り方
- ウドは長さ6から7センチメートル程度に切り、皮をむいて縦に4から8等分して酢水にさらす
- ウドの水気をふき取り、豚ばら肉でしっかり巻く
- 2に片栗粉をまぶし、サラダ油を熱したフライパンに巻き終わりを下に並べて焼く
- 全体的に焼き色がついたら、余分な油を拭き取り、合わせ調味料を絡ませる
ウドのきんぴら

うどをつかったレシピ集もあります

「うどをつかったレシピ集」を、産業振興課および一部の野菜直売所で差し上げています。また、クックパッド日高市健幸キッチンでもレシピを公開していますので、ぜひご活用ください。
日高のウドができるまで
植え付け

冬に掘って保管していた根株を、4月中旬から5月下旬ごろ畑に植え付けます。
開花

夏の間、ウドは成熟し、9月ごろになると花火のようなかわいい花が咲きます。
掘り起こし

霜が降りるころ、葉や茎などは枯れ始めます。機械で根株を掘り起こし、人の手ですくいあげます。
「むろ」へ伏せ込み

畑で掘り起こした根株を地下の「むろ」へ伏せ込みます。
発芽

18度から20度の温度管理と成長具合を見ながら散水し、約1か月かけて育てます。
収穫

伏せ込み後、約1か月で収穫時期を迎えます。収穫は手作業で行います。
出荷

ウドのサイズごとに選別、箱詰めして出荷します。
生産者インタビュー
魅力あふれるウドを身近に感じてほしい

鳴河農園(高富)
60年以上ウドを生産しています。日高のウドは品質が高く、伝統的かつ繊細な技術で栽培されています。
純白で香りが高く、季節を感じられる食材として人気です。栽培は、畑への植え付けから収穫までの期間が長く、「地下むろ」が必要になります。そういった栽培の手間や難しさ、後継者不足から、昭和50年代には60軒以上あったウドの生産者も、現在ではたった7軒になってしまいました。それだけに大変貴重なものです。
日高市は、身近にウドがあり、家庭でウドを食べることができる良いまちだと思います。市民の皆さんにも、ぜひウドを食べていただいて、その魅力を感じてほしいと思います。
日高のウド販売場所

JAいるま野あぐれっしゅ日高中央
住所:日高市大字猿田77‐1
電話:042-989‐9161

JAいるま野高萩南農産物直売所
住所:日高市大字中沢189-1
電話:042-989-9574

サイボク楽農ひろば
住所:日高市大字下大谷沢546
電話:042-984-1831
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更新日:2023年03月01日