令和元年6月号特集「平成最後の春巡業 大相撲日高場所」
力士の迫力に沸いた 熱気あふれる日高場所
平成31年4月25日、日高市文化体育館「ひだかアリーナ」で平成31年春巡業「大相撲日高場所」を開催し、253人の巡業関係者が訪れ、会場は熱気に包まれました。
午前8時に寄せ太鼓の音と共に公開稽古が始り、お昼ごろからは巡業ならではの「初っ切り(しょっきり)」や「相撲甚句(すもうじんく)」が行われました。テレビなどではあまり見ることのできないコミカルな力士の姿に、たくさんの笑いが起こりました。
初めて生で相撲を見た人も多く、大きな力士と一緒に写真を撮ったり、サインを書いてもらう人たちの姿がありました。
午後には十両・幕内・横綱の土俵入りと取組が行われ、会場の盛り上がりも最高潮に達しました。市内の小学生約250人や会場に集まった約2400人の観客が思わず声をあげてしまうほどの白熱した取組が繰り広げられ、大相撲の迫力に圧倒されていました。特に、埼玉県出身力士や馴染みのある力士が土俵に上がると、観客席からは大きな声で力士の名前を呼ぶ場面もありました。
古くから大相撲とゆかりのある日高市で行われた「大相撲日高場所」。大相撲をより身近に感じた1日となりました。
縁の下の力持ち
竹だからこその雰囲気づくり
私たちは「大相撲日高場所」の開催にあたり、興行のぼり旗の設置に協力しました。日高市で巡業が行われると知ったときはとても喜ばしく、また、会場の雰囲気づくりの一部に携わることができて良かったと思っています。
大きな旗を支える約8メートルの竹は調達するのに苦労しましたが、均等な太さでまっすぐに伸びたものを選びました。巡業の約1週間前に設置された興行のぼり旗は、強さとしなやかさを持つ竹により、当日まで雨や風が強い日でも力強くたなびいていました。
- この記事に関するお問い合わせ先
更新日:2019年06月01日