平成31年4月号特集 「平成31年度安心と豊かさを届ける予算と重点施策」

市民の皆さんへ

平成30年度は、子育て支援の拠点として子育て総合支援センター「ぬくぬく」を開設し、親子のあそび場や情報交換の場の提供などを展開しました。また、高齢者の移動手段を支援する高齢者等おでかけ支援事業を本格実施し、「市民がくらしやすいまちづくり」に取り組みました。さらに、3月には日高の魅力発見動画を作成し、「遠足の聖地」を広くアピールすることができました。
平成31年度予算は、日高市に暮らす皆さんが、安心して、そして豊かさを実感して住み続けられるよう、子育て応援、都市基盤整備、市民の健康づくり、人口減少対策の4つの施策を柱とした「安心と豊かさを届ける予算」を編成しました。

日高市長 谷ケ崎 照雄

予算ってなあに?

予算とは、お金をどのようなことに、どれだけ使う予定なのかを表したものです。
お金の使い道により、一般会計、特別会計の2つに分けています。

予算総額

340億2,038万円(前年度比3.2%増)

(注釈)一部の予算額は単位を「万円」にしているため、公表関係図書と異なる場合があります。

一般会計

福祉、子育て、教育、道路、ごみ処理など、市の予算の中心となる会計

予算額 181億2,000万円(前年度比3.2%増)

 特別会計(公営企業会計を含む)

特定の事業を行うために一般会計と区分して経理する会計

予算額(公営企業会計を含む) 159億38万円(前年度比3.1%増)

  • 国民健康保険特別会計 59億8,870万円(前年度比3.2%減)
  • 後期高齢者医療特別会計 6億9,010万円(前年度比2.3%増)
  • 介護保険特別会計 42億4,440万円(前年度比7.7%増)
  • 武蔵高萩駅北土地区画整理事業特別会計 5億7,451万円(前年度比16.4%減)
  • 水道事業会計 20億7,644万円(前年度比12.5%増)
  • 下水道事業会計 23億2,623万円(前年度比11.2%増)
歳入の円グラフ
  • 市税:所得や資産等に応じて納める税金(市民税、固定資産税、軽自動車税、市たばこ税、都市計画税)
  • 国庫支出金・県支出金:特定の事業に使うことを目的に国や県から交付されるお金
  • 地方交付税:地方公共団体間の税収などの財源の不均衡を調整し、全ての地方公共団体が一定の行政水準を維持できるように国が交付するお金
  • 地方消費税交付金:地方消費税のうち市町村に交付されるお金
  • 市債:主に道路や施設などを整備するために借り入れるお金
  • 繰入金:他の会計や基金から繰り入れるお金
  • その他 :地方譲与税、分担金及び負担金、使用料及び手数料などの合計
歳出のグラフ
  • 民生費:子ども、高齢者、障がい者等への福祉にかかるお金
  • 総務費:市の全般的な仕事にかかるお金
  • 衛生費:健康増進やごみ・し尿処理にかかるお金
  • 教育費:小・中学校、生涯学習・スポーツ振興、図書館等にかかるお金
  • 土木費:道路、公園、雨水排水の整備等にかかるお金
  • 公債費:借り入れた市債の元金の返済および利子の支払いにかかるお金
  • 消防費:広域消防・消防団・消火栓・防火水槽等にかかるお金
  • その他:議会費、農林水産業費、商工費などの合計

施策1:子育て応援

次世代を担う子どもたちを安心して育てられるように、次のような取り組みを行います。 次世代を担う子どもたちの学力向上と豊かな心を育むため、次のような取り組みを行います。

公立保育所保育運営事業

1億6,620万1,000円

公立保育所5歳児クラスで「英語あそび」を取り入れます。英語講師を招き、英語の歌や絵本の読み聞かせをはじめ名詞や動詞による日常表現などの時間を設け、楽しく英語に親しめる機会をつくります。

並んでいる子どもたちの様子

民間保育園等特別保育支援事業

2億2,288万5,000円

保育園への児童の受け入れ枠を拡充するため、市内の民間幼稚園が開設する幼保連携型認定こども園(幼稚園機能と保育所機能を併せ持つ施設)に対し、施設整備に係る建設費用の一部を補助します。

交通安全指導事業

1,037万1,000円

交通指導員が主体となって行っている交通安全教室に、パペット人形による寸劇を取り入れて、小さな子どもたちにも楽しく親しみやすい教室を展開していきます。この他、交通安全の街頭啓発や子ども自転車大会参加校への指導などを行います。

子どもたちの前で話す交通指導員

コミュニティ・スクール推進事業

22万4,000円

学校運営協議会制度を導入したコミュニティ・スクールを推進し、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めます。平成31年度は、高萩小学校・高萩中学校をモデル校として、高萩地区学校運営協議会を設置します。

小学校の授業風景

施策2:都市基盤整備

防災情報伝達システム整備・維持管理事業

2億7,378万2,000円

災害の危険性が高まった際に災害の状況や避難情報等を市民へ一斉に伝達する手段である防災行政無線(広報塔)等の運用管理を行います。
平成31・32年度の2か年で防災行政無線設備のデジタル化工事を行います。

防災啓発事業

356万6,000円

市内全6公民館区で総合防災訓練を実施します。訓練では、市役所庁舎に災害対策本部を立ち上げ、本部の機能確認訓練をはじめ、応急救護訓練や初期消火訓練を行います。

担架で人が運ばれていく様子

住環境と都市基盤を整備し、安全で安心して生活を送れるように、次のような取り組みを行います。

高麗川駅東口開設事業
高麗川駅東地区整備事業

2億5,515万5,000円

JR高麗川駅東口の早期開設に向け、鉄道事業者との協議・調整を進めます。
平成31年度は、自由通路および駅舎の整備に係る基本協定をJR東日本と締結
するとともに基本設計を実施します。

高麗川駅の様子

災害対応事業

256万3,000円

ブロック塀が倒壊すると通行人に被害が生じるだけでなく、避難や緊急車両の通行にも支障を来す恐れがあるため、道路に面したブロック塀等を撤去する場合、費用の一部を補助します。

施策3:市民の健康づくり

子どもからお年寄りまで、誰もが健康で元気に過ごせるように、次のような取り組みを行います。

安心出産支援事業

3,423万1,000円

妊娠した方の通院や出産準備のための急な外出を支援するため、マタニティタクシー利用補助券(1人当たり730円で6枚つづり)を母子健康手帳と併せて交付します。

高齢者等おでかけ支援事業

932万5,000円

移動手段を持たない高齢者等の買い物、通院や社会参加などを促進するため、平成30年度に引き続き、タクシー利用または路線バス利用に対する助成を行います。

国際興業バス

検診事業

3,172万5,000円

国内でがんの罹り患数および死亡数が高い大腸、胃および肺のがん検診について、働く世代の方々にも受診できる機会を拡大し、土曜日の回数を増やすとともに日曜日の検診を開始します。

高齢者運動支援事業

83万3,000円

市内6公民館の健康ブース等に新たに踏み台昇降台を設置します。また、階段などを使った踏み台昇降運動や北平沢運動場、横手台グラウンドなど公共施設に設けてある健康遊具や園路の利用促進、介護予防体操「くりくり元気体操」を一層推進していきます。

くりくり体操をしている様子

施策4:人口減少対策

誰もが住みたい、住み続けたいと思えるまちの実現のため、次のような取り組みを行います。

まちづくり寄附金事務

2億1,040万8,000円

日高市を応援したいという方々から目的を指定した寄附金を募り、個性豊かで住みよいまちづくりを進めます。
従来の返礼品のほか、各企業等とタイアップし、新たに体験型の返礼品を加え、日高市へ訪れていただく機会を設けるとともに、より多くの方々に市の魅力を発信していきます。

牛の周りに集まっている様子
ブルーベリーの摘み取りをする女の子

総合計画策定及び推進事務

229万3,000円

まちづくりの最も基本的な指針を示す市の最上位計画となる「第6次日高市総合計画」の策定を進めます。
この計画は、平成33年度から42年度までを計画期間とする基本構想と平成37年度までを計画期間とする前期基本計画で構成します。

遠足の聖地プロジェクト事業

174万6,000円

日高市にたくさんの人が行楽や遠足に訪れていただくよう、市内の観光地などを定点カメラで撮影し、動画発信により観光PRを進めます。また、個人が撮影した高麗郷の写真で「一押しの1枚」や「人に見せたくなる1枚」を募集し、高麗郷古民家での展示や観光パンフレット等に掲載していきます。
他にも、県道飯能寄居線バイパス沿いに観光案内標柱の設置やスタンプラリーを実施します。

総合戦略推進事務
同居近居促進事業

1,367万1,000円

市内への居住を促進するため、新婚世帯移住促進事業および同居近居促進事業を実施します(いずれも期限を設けた事業で最終年度)。

施策5:連携事業

市税収納管理事務

1,509万5,000円

市税の納付は、これまで金融機関の窓口や口座振替のほか、コンビニエンスストアやクレジットカードによる方法でしたが、最近、現金によらない支払方法が広まりつつあることから、平成31年度より新たに「PayB」による納付方法を追加し、市税の納付環境の拡大を図ります。

地域からの要望に対応した事業

1億8,511万9,000円

平成30年度に各行政区の区長から要望されたもの(道路照明灯や道路反射鏡、道路標示等の設置、舗装修繕、側溝整備、市道の整備等)のうち、予算の範囲内で対応可能な事業を実施します。

地域からの要望に対応した事業

2億796万9,000円

平成29年度に各行政区の区長から要望があったもののうち、交通安全施設の整備、市道の整備や河川・水路の整備等、予算の範囲内で事業を実施します。

カーブミラー

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郵便番号:350-1292 日高市大字南平沢1020番地
電話:042-989-2111(代表)
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この記事に関するお問い合わせ先

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更新日:2019年04月01日