7月号(野々宮獅子舞保存会)
野々宮獅子舞保存会

明治安田クオリティオブライフ文化財団から目録贈呈を受ける野々宮獅子舞保存会
今回の「ひだかの魅力再発見」は、「野々宮獅子舞保存会」をご紹介します。
伝統文化を守るためには、後継者の育成が欠かせません

「野々宮の獅子舞」
日高市無形民俗文化財(昭和57年指定)
野々宮神社の獅子舞は、元禄3(1690)年の太鼓裏面墨書きから、江戸時代前期にまでさかのぼる伝統のあるもので、長く氏子の皆さんによって、豊作の感謝、厄払いとして10月の神社例祭で奉納されてきました。
野々宮獅子舞保存会はそれを母体とし、獅子舞の継承を図り、地域のコミュニティー意識の高揚と地域社会づくりに資することを目的に、昭和60年に結成されました。現在では奉納のほか、市民まつりや国道、県道開通式典などのイベントにも参加しています。
今回、明治安田クオリティオブライフ文化財団の「地域の伝統文化」助成を利用して太鼓の修理を行うこととなり、その目録贈呈式が6月7日に行われました。
保存会では、小学生への指導も積極的に行っています。昨年10月には、獅子舞講習会を実施しました。全国的に民俗芸能の存続が大きな問題となっている昨今、後継者の育成にも力を入れています。
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更新日:2022年07月01日