給与支払報告書(個人別明細書)の作成上の注意
概要
税務署から配布される「給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引き」を参照のうえ、記入してください。
個人別明細書は、オレンジ色と緑色のものがあります。
オレンジ色のものは、法人の役員で150万円を超える人、または一般の受給者で500万円を超える支払金額がある人の場合に使用するもので、2枚目の税務署提出用を含めた3枚複写になっています。
それ以外の人には、緑色のものを使用してください。オレンジ色、緑色のどちらを使用する場合も、1枚目は市区町村に提出し、一番後ろの源泉徴収票は受給者本人に交付するものになります。
なお、給与の支払金額が2千万円を超える場合、個人で確定申告の対象となるため年末調整は不要ですが、給与支払報告書の提出は必要となりますのでご注意ください。
記入方法
令和6年度(令和5年分)の給与支払報告書も、個人番号および、法人番号の記載が必要です。法人番号の記入に際しては国税庁のホームページを参照し、作成してください。
注意すること
- 住所は、本人の令和6年1月1日(退職者は退職日)現在の居住地をよく確かめてから記入してください。
- 氏名は、正確に記入し、フリガナは必ずつけてください。
- 本人および被扶養者の個人番号を記載してください。
- 摘要欄には以下のことを必ず記入してください。
- 普通徴収切替理由に当てはまる人 → 普通徴収切替理由の符号普Aから普F
- 控除対象配偶者を除く同一生計配偶者が障害者、 特別障害者または同居特別障害者に該当する場合→(数字)・配偶者氏名・(同配)と記載
- 5人目以降の控除対象扶養親族がいる場合 →(数字)・扶養親族者氏名を記載
- 5人目以降の16歳未満の扶養親族がいる場合 →(数字)・扶養親族者氏名・(年少)と記載
- 前職分を含む場合 → 前職の支払金額・社会保険料等の金額・源泉徴収税額・事業所名
- 社会保険料控除を受けた国民年金保険料等がある場合 → 国民年金保険料等の金額
- 海外転勤等で日高市に在住していない人 → 出国先・出国期間
- 事業専従者の場合 → 青色(白色)専従者
- 租税条約に該当する場合 → 租税条約第(条番号)条該当
- 生命保険料控除・地震保険料控除を受ける場合は、各保険料の支払金額を必ず記入してください。
- 16歳未満の扶養親族がいる場合は、人数を記入してください。なお、16歳未満の扶養親族は扶養控除対象外となります。
- 中途就・退職欄は、該当に印をつけ、その年月日を必ず記入してください。
- 生年月日は必ず記入してください。
- 「基礎控除の額」欄には、基礎控除の適用がない場合でも必ず「0円」と 記入してください。
- 「5人目以降の控除対象扶養親族の個人番号」または「5人目以降の16歳未満の扶養親族の個人番号」欄に記入する場合は「摘要」欄に記入した氏名と個人番号の頭にかっこ書きの数字を付し、対応関係が分かるようにしてください。
eLTAXにおける作成上の注意事項
eLTAXにおいて普通徴収切替理由に当てはまる人の給与支払報告書(個人別明細書)を報告する際は、必ず普通徴収の欄をチェックし、摘要欄には普通徴収切替理由の符号を入力してください。なお、eLTAXを利用し給与支払報告書(個人別明細書)を報告する際、普通徴収切替理由書兼仕切書の提出については任意となります。
その他
- 普通徴収切替理由に当てはまらない場合は、原則特別徴収(給与天引き)となります。普通徴収切替理由に当てはまる場合は、必ず摘要欄に【普通徴収切替理由の符号普Aから普F】をご記入ください。
- 給与支払報告書等を提出した後に、内容を訂正したい場合は、訂正後の内容で給与支払報告書を再度作成し、摘要欄に「訂正分」と朱書きで記入してください。
様式
更新日:2023年12月11日