平成30年度第1回日高市男女共同参画審議会の会議結果
会議結果は、次のとおりです。
平成30年7月6日
第1回日高市男女共同参画審議会会議録
日時
平成30年7月6日(金曜日)午前10時から11時25分まで
場所
日高市役所4階理事者控室
公開・非公開
公開
非公開理由
なし
出席者
白石昭彦委員、平井純子委員、大川戸節子委員、桑原陽子委員、前嶋謙一郎委員、嶋崎孝司委員、石戸正史委員、横手幸江委員、平沼美佐江委員
欠席者
横手則和委員
説明員
保健相談センター 主幹桑原清美
危機管理課 防災防犯・消防担当主査駒野辰雄
産業振興課 商工観光担当主幹米澤和成、農政担当主幹須田幸知
学校教育課 課長野村弘人、副参事松崎努
生涯学習課 生涯学習担当主査松本康彦
長寿いきがい課 高齢者支援担当主幹高橋正之
子育て応援課 課長堀口和子
総務課 市民活動・人権推進担当主幹上田延洋
事務局
総務部長田中敏幸、総務課長相磯剛啓、市民活動・人権推進担当主幹上田延洋、主任田村鉄雄、主事補永井詩織
傍聴者
1人
担当部署
総務部総務課
議題および決定事項等
- 第4次日高市男女共同参画プランの平成29年度末における進捗状況について
- その他
会議資料
- 平成30年度第1回日高市男女共同参画審議会次第(PDF:44.3KB)
- 資料1第4次日高市男女共同参画プラン成果指標進捗状況(PDF:69.4KB)
- 資料2第4次日高市男女共同参画プラン施策体系に基づく実施内容(PDF:338.9KB)
- 資料3成果指標に関する質疑応答等(PDF:149.9KB)
- 資料4施策・事業に関する質疑応答等(PDF:223.9KB)
参考1から4、別紙、第4次日高市男女共同参画プラン概要版は省略
会議の経過
1.開会
(省略)
2.委嘱状交付
(省略)
3.あいさつ
(1)市長あいさつ
(省略)
(市長 他の公務により退席)
(2)委員、事務局自己紹介
(省略)
4.会長の互選、職務代理者の指名
【司会】
続きまして、会長の互選に移りたいと思います。
会長が選任されるまでの間は、田中総務部長に仮議長を務めていただきたいと思いますが、皆様ご異議ありませんか。
【委員全員】
なし。
【司会】
では、田中部長お願いいたします。
【仮議長】
それでは、会長および会長の職務代理者が選任されるまでの間、仮議長を務めさせていただきます。
当審議会の会長につきましては、条例第5条第1項の規定によりまして、委員の互選により選任することとされております。どなたかご推薦される方がありますでしょうか。
【委員】
はい。白石さんはいかがでしょうか。白石さんは埼玉りそな銀行の支店長さんでいらっしゃいます。埼玉りそな銀行は、厚生労働大臣が女性活躍推進に関する優良企業として認定している「えるぼし」制度の最高位である3段階目を獲得しており、かつ、厚生労働大臣が子育てサポート企業として認定している「くるみん」の認定も受けている企業ですので、男女共同参画を進める取り組み等に関して造詣が深いと考えます。
【仮議長】
ありがとうございました。ただいま白石委員の推薦がありました。他にご意見はございますでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは皆様にお諮りしたいと思います。白石委員を会長に選任することにご承認いただけますでしょうか。よろしければ拍手をお願いいたします。
(委員全員 拍手)
全員の賛成をいただきましたので、白石委員を会長に選任させていただきます。続きまして、職務代理者の指名に移ります。会長の職務代理者につきましても、条例第5条第3項により、あらかじめ会長が指名する委員となりますので会長にご指名いただきたいと思います。
白石会長、どなたかご指名をお願いしたいと思います。
【会長】
そうしましたら、平井委員にお願いしたいと思っております。平井委員は、駿河台大学の教授でいらっしゃいますし、先ほど、他の市でもいろいろ委員をされているとのお話がありましたので、知識の面やご経験の面でも良いのではないかと考えます。平井委員、お願いできますでしょうか。
【委員】
(了承)
【仮議長】
では、職務代理者は平井委員にお願いします。
それでは、会長の指名によりまして、平井委員を会長の職務代理者として決定いたしましたので、よろしくお願いいたします。会長および職務代理者が選任されましたので、仮議長の任を解かせていただきます。
【司会】
それでは、白石会長、会長席へお願いします。
(会長 会長席へ移動)
選任されました白石会長より一言ごあいさつをお願いいたします。
【会長】
改めまして白石でございます。よろしくお願いいたします。
僭越ではありますが、ご推薦いただいたということで、微力ながら会長を務めてさせていだたきたいと思います。このような委員会に参加させていただくというのも初めてですし、まして会長も初めてということもありますので、精一杯頑張らせていただきまして、ぜひ良い討論、良い議論ができればと思っておりますのでご協力お願いいたします。
それでは着席させていただきます。
(資料の確認)
【司会】
ありがとうございました。それでは議事に移る前に、お手元の配布資料の確認をさせていただきたいと存じます。配布資料の一覧を読みあげますので、順次ご確認いただきたいと存じます。本日の資料は11種類ございます。配布資料を順に読みあげさせていただきます。
- 平成30年度第1回日高市男女共同参画審議会 次第
- 資料1 第4次日高市男女共同参画プラン 成果指標進捗状況
- 資料2 第4次日高市男女共同参画プラン 施策体系に基づく実施内容
- 資料3 成果指標に関する質疑応答等
- 資料4 施策・事業に関する質疑応答等
- 参考1 平成30年度男女共同参画事業
- 参考2 金曜シネマ「サンドラの週末」
- 参考3 日高市男女共同参画審議会委員名簿
- 参考4 男女共同参画啓発リーフレット一式
(1)統計でみる埼玉の男女共同参画2000→2017
(2)男女共同参画の視点から考える表現ガイド
(3)日高市男女共同参画情報誌「こらぼ」Vol.2
(4)みんなですすめよう男女共同参画
(5)男女共同参画の視点を取り入れた「みんなが安心できる避難所運営」のすすめ - 別紙 説明員の順番について
- 第4次日高市男女共同参画プラン 概要版
以上となりますが、不足等はございませんでしょうか。
それでは議事に移らせていただきます。条例第6条第1項の規定により、会長が議長となることになっておりますので、以降、議事の進行は議長となる白石会長にお願いをしたいと存じますので、白石会長、よろしくお願いします。
(定足数の確認)
【議長】
それでは、しばらくの間議長を務めさせていただきます。円滑な議事の進行にご協力をお願いいします。
まず初めに、議事に入る前に、定足数の確認をさせていただきます。事務局の方からお願いします。
【事務局】
本日は委員の過半数が出席しておりますので、条例第6条第2項の規定により本会議は成立しております。
5.議事
(1)第4次日高市男女共同参画プランの平成29年度末における進捗状況について
【議長】
それでは、議事の1番目の「第4次日高市男女共同参画プランの平成29年度末における進捗状況について」を議題といたします。事務局の方から説明をお願いします。
【事務局】
第4次日高市男女共同参画プランの平成29年度末における進捗状況についてご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。
ではまずは、お手元にお持ちの第4次日高市男女共同参画プランの概要版を見ていただけますか。こちらを見ていただきながら、第4次日高市男女共同参画プランについてご説明いたします。
第4次プランは、平成28年度から平成32年度までの5年間を計画期間としています。なお、国や県でも基本計画を策定していますが、その計画期間は5年間となっています。まず、プランにおける基本理念ですが、1枚めくっていただいたところに書いてございます。基本理念は、「男女(ひと)生き生き ともに拓(ひら)こう 新たな関係(かたち) 日高」としています。
次に基本目標ですが、こちらにございますとおり3つの基本目標を定めております。また、それぞれの目標の達成度合を計るために、目標毎に成果指標を設けております。ページを見開いて見ていただいてよろしいでしょうか。第4次日高市男女共同参画プランの施策体系ですが、4層から成るピラミッド型になっており、最上層が3つの基本目標、2層が8つの施策、3層が16の施策の展開、最下層の4層が42の事業で、上層と下層がそれぞれ目的と手段という関係です。
プランについての説明は以上となります。
【事務局】
少し補足説明させていただきます。ピラミッド型となっているのですが、こちら見開きをしていただきますと、一番上に基本目標1,2,3とございます。こちらが一番上の上層部になります。その基本目標1,2,3ごとにそれぞれ施策体系がございまして、例えば目標1ですとその下に表がございます。この表の中の施策というところがその下の第2層になっています。その施策の右隣に、施策の展開ということで1.がございまして、その中で(1)(2)(3)等とそれぞれ施策の展開がございまして、そこがさらにその下の下層というようになっております。ということで、概要版ですと実際には三角形になっていないのですが、下に行くに従って裾野が広がっていくというような計画になります。
【事務局】
それではこちらの資料1をご覧ください。資料1は先ほど申し上げました、成果指標の一覧でございます。平成32年度の目標値と平成29年度までの実績値を示したものです。平成29年度末現在、審議会等における女性委員の割合、人権講演会等への参加者数、認知症カフェ設置数が既に目標値に達しております。
続きまして、資料2の第4次日高市男女共同参画プラン施策体系に基づく実施内容についてご説明させていただきます。資料2をご覧ください。第4次日高市男女共同参画プランの体系は、先ほどご説明しましたとおりプランでの最下層は事業となりますが、資料2では、事業の下にさらに71の主な取り組みを設け、この主な取り組みを単位として、平成29年度における主な取り組みの実施内容や評価、課題等をそれぞれに記載しております。
続きまして、資料3と4は、こちらの黄緑色の紙になります。こちらにつきましては、皆様からいただきました資料1、2に対するご意見・ご質問とそれに対する市の考えを回答として取りまとめたものとなります。資料3が資料1の、資料4が資料2に対する質疑応答となっております。資料3、4につきましてはこれから説明員がまいりますが、担当課ごとに取りまとめてございます。資料3、4への再質疑ですとか、平成29年度の進捗状況に関するご質問等がございましたら、これから担当課の説明員が順番にご説明させていただきます。
資料のご説明については、以上です。
【議長】
ありがとうございました。
事務局から説明のありました資料3、4には、事前にいただいた皆様からのご質問やご意見に対する、行政側からの回答や考えが示されているとのことです。その上で再質疑があれば担当課に確認をしてまいりたいと思います。ここで1点だけ申し上げておきますが、今回の議題は、行政側からの報告事項となります。市長からの諮問により、審議会として答申すべき案件ではないことから、皆様のご質問やご意見を審議会として集約し、意見を述べるということはございませんので、事前にご了承いただきたいと思います。
それでは、担当課ごとに進めてまいりたいと思いますので、事務局に進行をお任せしたいと思います。最初は、どの課になりますか。
【事務局】
「保健相談センター」です。担当者が説明員として来ておりますので、ご質問等があればお願いいたします。なお、説明員の順番につきましては、先ほどお配りいたしました別紙の資料に説明員の順番について書いてございますのでこちらをご参照ください。
【議長】
再質問等ございますでしょうか。最初にご質問されていない方でも問題ございませんので。
【委員】
はい。67番の保健相談センターに関わるところですが、母子健康手帳交付時の趣旨啓発について質問させていただきたいのでよろしくお願いいたします。私は長い間、赤ちゃん訪問をしておりまして保健相談センターにはお世話になっています。ありがとうございます。
母子健康手帳交付に関し、私自身も母子への支援の一本化が必要だなと訪問をしておりまして感じており、保健相談センターで全て行うということについては大変素晴らしいと評価します。その点につきまして交付の手順をこのように変更した経緯を教えていただけますか。
【事務局】
事務局から補足をさせていただきます。今、委員からご質問いただきました件につきましては、緑色の紙の方ではなく、事前に配布させていただいておりますA3の資料2の方の「No.」という項目がございますが、8ページ目に67番という番号がございます。こちらの67番は保健相談センターが担当として取り組みをしております母子健康手帳交付時の趣旨啓発という項目でして、こちらについてのご質問になります。補足につきましては以上でございます。
【説明員】
保健相談センターです。よろしくお願いいたします。保健相談事業にご指導、ご教授を賜りまして誠にありがとうございます。ただいまの質問についてお答えさせていただきます。
妊娠期から継続した支援というものが、保健相談センターとしても重要なことだと認識し事業を展開しています。平成28年9月から母子保健利用者支援事業を開始しまして、助産師による相談・支援を開始しました。そちらの事業が始まる前から、保健相談センターで母子健康手帳の交付時には保健師が面接をしてお渡しをするというようなことをしておりましたが、事業開始により母子手帳交付時に助産師がお渡しすることにより、妊娠・出産に関するより専門的な相談ができるような体制になりました。
しかし昨年までは妊娠届出・母子健康手帳の交付は市民課と各出張所、保健相談センターで行っており、保健相談センターの方に来ていただける方は全体の3割程度にとどまっており、7割の方と会えない状況が続きました。
妊娠届出の数も年々減少する中で、妊婦を支えるということがとても重要だということで、平成30年度から保健相談センターのみで一括して母子健康手帳の交付を行うことにした次第です。全ての妊婦さんに対して助産師が、また不在の際には保健師が面談することが家庭の状況も含めて妊婦さんの状況を把握できるようになりました。
妊婦さんの状況を聞き取り、不安等に対して相談に応じ、必要なサービス等の情報を提供するといった関わりを妊娠初期から持つことにより、妊娠期から子育て期に渡る切れ目のない支援体制を充実するために変更したものです。4月から始めたばかりですが、このように継続して妊婦さんを支援していきたいと思います。
【議長】
保健相談センターの事案につきまして他に質問のある方いらっしゃいますか。
【委員】
はい。母子手帳の発行は平日の日中に限定されるのですか。
【説明員】
そうですね。
【委員】
そうなるとフルタイムで働いている身からすると非常にフレキシブルに動けなくなったという気がすると思います。やはり妊娠していても仕事は続けている方も多いですし、1か所になったということですよね。効果はきちんと測定していった方が良いと思います。
【議長】
他にご意見、ご質問等はございますか。
では次の担当課ということで危機管理課に移りたいと思います。危機管理課の事案につきまして再質問はございますでしょうか。
【委員】
はい。先日は、大阪の北部で地震がありましたし、ここ何日かの大雨もあって、避難所に退避されている方も多いと思いますが、避難所運営について、どのように対応するか等の課題があると思います。中でも女性特有のニーズについてだいぶ問題視されるのではないかと思いますが、それに関して配備の関係について対策であるとか、啓発であるとかそういうことが分かっていれば教えていただければと思います。
【説明員】
危機管理課です。よろしくお願いします。
ただいまの質問についてご回答いたします。避難所における女性へのニーズや課題については、おっしゃるとおり非常に多くあります。
市の取り組みといたしまして、まず、市の避難所運営マニュアル、そちらの方で専用のトイレの設置、着替えや授乳場所の確保、女性専用の相談窓口を設置することとしています。
次に、平常時の訓練といたしまして、避難所運営ゲーム「HUG(ハグ)」という静岡県が開発したシュミレーション型の訓練を市の職員の研修や自主防災組織の訓練で実施しております。やはり、訓練自体に女性の視点を取り入れることが非常に重要でありまして、昨年市の幹部職員で実施したときには、女性消防団員に参加していただきました。
最後となりますが、今年の8月26日の防災訓練の日に、午前10時30分からひだかアリーナで防災講演会を実施いたします。その時に、会場にて県の男女共同参画推進センターで作られました啓発パネルの展示と、本日配布しております男女共同参画の視点を取り入れたリーフレット「みんなの安心できる避難所運営のすすめ」を配布する予定です。
以上、危機管理課からの回答になります。
【議長】
ありがとうございました。
その他の危機管理課の事案について質問事項等のある方いらっしゃいますか。
それでは次の担当課の事案に移らせていただきます。
産業振興課の事案につきましてご質問等のある方いらっしゃいますか。
【委員】
はい。私、日高市商工会で今副会長をやらせていただいておりますが、商工会の方では、若手経営塾ネクストということで、税務、労務、金融その他いろいろなことで講習会を行っており、20数名の方が参加して、今回で5回目になります。昨年からは女性経営塾「レディ」というものを立ち上げまして、女性の経営者の方にも税務、労務、金融その他について講習を行うなど女性に対する起業支援として取り組みを行っているわけですが、市としても、女性の起業支援等の計画等あれば伺いたいと思います。
【事務局】
事務局から補足させていただきます。ただいまの質問につきましては資料2の4ページの32番に関連する質問となります。女性活躍推進の取り組みです。事務局からの補足は以上です。
【議長】
それでは担当課からの説明をお願いいたします。
【説明員】
産業振興課です。よろしくお願いいたします。
今、ご質問をいただいた企業支援については、平成29年度に創業支援事業計画が国の認定を受けまして、今年度から創業支援事業ということで、日高市でも創業を希望する方への支援をしていく取り組みが始まったところです。今年度はまずその一環といたしまして、商工会さんにお願いして起業塾という、日高市内で起業を希望される方へ支援をするための講座をスタートさせることができました。
先日、第一回目の講座が行われまして、女性のみを対象としているものではありませんが、男性13名、女性10名の合計23名が市内で起業を希望している方としてお集まりしていただいて講座が始まったところです。
今後この取り組みをどのように拡大していけるかについては検討していくことになりますが、ひとまず起業家向け支援が始まったということで、女性を対象としていくかということについては今後検討させていただきます。
また今年度、条例の制定を準備しているところで、現在7月2日から市民コメントの募集が始まり、小規模企業振興基本条例という条例の制定を進めています。これは起業を希望される方を含めて市の経済が元気になっていくための条例ということで、市を挙げて小規模企業の起業活動の応援を行っていくことになります。その中で、さまざまな方策の一つとして、女性向けの施策について検討を進めていくというように考えております。以上です。
【議長】
ありがとうございます。先日行われました、起業塾については私も間接的に伺いましたが、若い方から年配の方まで幅広く参加いただいており、もの凄く活気があったと聞いています。おそらく、そういった情熱を持った方は、男女問わずいらっしゃると思うのでぜひ取り組みを進めていってもらえればありがたいなと感じます。
ありがとうございました。その他の産業振興課の事案についてご意見、ご質問等のある方いらっしゃいますか。
それでは続きまして学校教育課の事案につきましてご意見、ご質問等のある方いらっしゃいますか。
【委員】
はい。男女共同参画の視点に立った教育の実施ということで、この中の視点の一つとして、今いろいろなメディアでも出てきていると思うのですが、性的マイノリティということがあると思います。配慮の仕方ということで、一歩教育の仕方を間違えると大変なことになってしまうと思うのですが、日高市として学校教育の場でどのような形で取り組みをなさっていくのかなと。2015年4月に文部科学省からも配慮通知のような通達が出されていたと思いますが、そのことも含めて、日高市としてどのような取り組みを行っていくのかなということをお聞きしたいと思います。
【事務局】
事務局からの補足です。今のご質問は資料2の2ページにございます11番「研修への教職員の参加促進等」に関連するご質問です。補足は以上です。
【事務局】
それでは担当課からお願いいたします。
【説明員】
学校教育課です。どうぞよろしくお願いいたします。
性的マイノリティに関しましては、まず一つ目に文科省から調査が来ておりまして、毎年調査にて、子どもに聞くわけではないですが、把握している範囲で回答しています。
2点目といたしましては行政と連携いたしまして研修会を実施しています。実績といたしましては、昨年度は中学校2校にてLGBTの研修を実施しております。今年度に関しましては、小中学校合同もありますが計4校、小中と合わせて3回の研修を予定しております。
【議長】
その他学校教育課の事案に対する質問等はございますでしょうか。
よろしいですか。
それでは、次の担当課に移りたいと思います。ありがとうございました。
続きましては生涯学習課の担当事案につきまして、ご質問等ある方いらっしゃいますか。
【委員】
はい。生涯学習課の方で、地域や家庭の男女共同参画ということで、男性向けの料理教室を重要な取り組みとして行っているということですが、本年度の公民館の男の料理教室について、若い方が料理をやって家事の手伝いをするということだと思いますが、この男の料理教室について開催の予定ですとか、参加者を集める上で工夫や改善している施策があれば伺いたいと思います。
【事務局】
事務局から補足説明させていただきます。資料で申し上げますと、資料2の3ページ目の番号20番「男の料理教室等の開催」という取り組みをしております。こちらに関連したご質問です。説明につきましては以上です。
【議長】
担当課のほうから説明をお願いいたします。
【説明員】
生涯学習課です。よろしくお願いします。
今年度の男性向けの料理教室でございますが、市内6館ございまして、開催予定が3館ございます。その中でまず、高麗川公民館で「男の料理教室」という講座で年4回、四半期ごとに一回ずつ開催する予定でございます。それから高麗川南公民館、こちらの公民館におきましても「男の料理教室」ということで1回2コマ開催予定でございます。
そして高麗公民館は「男子厨房に入ろう」という講座を来年2月に1回3コマ開催予定でございます。
先ほどの質問の開催にあたっての工夫についてですが、高麗川南公民館においては、回数を3コマということで、なかなか連続で申し込まれる方が少ないので、申し込みについては1回ずつの申し込みで開催することといたしました。
そして高麗公民館においては昨年度、一般男性を対象に土曜日に開催をさせていただいたところ若干人数が少なかったということで、自由な時間が取りやすい方を対象に平日に開催する予定でございます。そのように公民館の方で改善させていただいたところです。以上です。
【議長】
よろしいでしょうか。
その他生涯学習課につきましてご意見、質問等ある方はいらっしゃいますか。
それでは、次の担当課に移ります。続きまして、長寿いきがい課の担当事案につきましてご質問等はございますでしょうか。
【委員】
はい。資料2の3ページのNo.18になります。介護の関係の中の認知症カフェ設置についてですが、どんどん認知症の高齢者が増加するということで、対策の方は本当に大変だとは思いますが、認知症カフェは、昨年度実際にどれくらいの利用客がいるのかわかる範囲で結構ですので伺いたいと思います。
【説明員】
質問にお答えします。長寿いきがい課です。
認知症カフェの昨年度の利用実績ですが、市内5か所で昨年実績がございまして、大体1か所あたり、毎週やっているところと隔週でやっているところといろいろございますが、1か所8名から20名の参加者がありまして、1回当たり16名が平均の数字となっております。
【議長】
ありがとうございます。その他長寿いきがい課へのご質問等ございますか。
では、次の担当課に移りたいと思います。
子育て応援課の担当事案につきましてご質問等はございますでしょうか。
【委員】
はい。私、民政・児童委員をやってございまして、最近貧困という課題があると考えてございます。特に子どもの貧困、あるいはシングルマザー、女性の貧困については取り組むべき大きな課題と考えております。そういう中で、市としてもさまざまな取り組みをやっていただいていると思いますが、これら貧困の問題は、DV等への連鎖というような悪影響を及ぼしていくことにもなりうることから、対象となりうる家庭の早期発見や適切な対策を講じることが非常に大切かと思います。そういう相談体制、あるいはサインを出している市民を発見するために他部門との連携はどういうかたちでやられているかについてお聞きしたいと思います。以上です。
【事務局】
事務局から補足をさせていただきます。今のご質問につきましては資料2の6ページ、そちらの事業の欄で、番号で申し上げますと50番以降に関するご質問となります。補足説明につきましては以上です。
【説明員】
子育て応援課です。よろしくお願いいたします。
日頃よりご協力いただきましてありがとうございます。ひとり親家庭に対しましては、母子父子自立支援員という相談員がおりまして、そちらが職業に関して就労の関係ですとかハローワーク等と連絡を取りながら、特別な相談業務の日程等を設けまして対応させていただいているところです。
それからやはり貧困問題は大変重要な問題だと考えておりますので、あらゆる面での相談体制を整えているところです。相談体制といたしましては、家庭児童相談員、それからひとり親に関しましては母子父子自立支援員、乳児、子育て中のお母さんとの連携ということで、今年度新たに子育て総合支援センター「ぬくぬく」を開設いたしまして、それに伴いまして、保健相談センターの母子保健利用者支援専門員、それから「ぬくぬく」で開設いたしました、子ども子育て利用者支援専門員との連携をとりまして、それぞれ妊娠・出産から子育てに至るまでの連携を高めまして、あらゆる面で相談ができる場を広げているところです。
それから2つ目の質問ですが、早期発見・適切な対策はどのようにしているかということですが、早期発見につきましては今現在、家庭児童相談員・課内におります保健師やケースワーカー等が、乳児の場合には先ほどの連携をとり、小学校・学童・保育所につきましては定期的に訪問させていただき、学校・幼稚園・保育所等との連携を重ね、発見に努めているところです。そしてそういったところでの気づき、早期対応を図っている現状がございます。以上でございます。
【議長】
ありがとうございます。その他子育て応援課に関するご質問等ございませんでしょうか。
では、次の担当課に移りたいと思います。ありがとうございました。
続きまして総務課の担当事案につきましてご意見ご質問等ございますでしょうか。
【委員】
はい。該当箇所といたしましては資料2の1ページとなります。基本目標1.施策2、政策・方針決定過程への男女共同参画の促進に関して質問させていただきます。
政治分野における男女共同参画の推進に関する法律が5月に成立し、施行されてきましたが、この法律に基づき、地方公共団体としてはどのような取り組みを行っていくのか教えていただければと思います。
【説明員】
総務課のご質問に対しましてお答えいたします。冒頭、市長のあいさつにもございましたが「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」がこの5月に成立し施行されました。こちらの法律に基づきまして、地方公共団体が実施する責務でございますけれども、「政党等の政治活動の自由及び選挙の公正を確保しつつ、必要な施策を策定し、及び実施するよう努めるものとする」と条文に規定されております。
今のところこの法律に基づきまして、国や県から市町村に対する具体的な取り組みについての指示等はまだございませんが、日高市としてはいち早く取り組みを行いたいということで、6月23日から29日までの1週間が男女共同参画週間でございまして、その男女共同参画週間にあわせて、日高市総合福祉センター高麗の郷エントランスで6月21日から27日までの期間ではございましたが、ワークライフバランスをテーマとしたパネル展を実施いたしました。このパネル展において、日高市としていち早く、政治分野における男女共同参画の推進に関する法律の概要等のポスターを作成し掲示して、法律の概要ならびに日高市として実施していくべきこと等を掲載させていただいて、周知を図った次第です。
この法律が制定されて、間もないこともございますので、今後国や県の動きを注視しながら市としても環境整備、啓発活動に努めてまいりたいと考えております。
【議長】
その他、総務課の担当事案につきましてご質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。
【委員】
はい。該当する場所ですが、ページ4の3番目のところです。ハラスメント防止のための意識啓発というところに関しましてご質問をいたします。職場におけるハラスメント対策についてということで伺いたいのですが、女性に対するハラスメントとしては、セクハラですとか、マタハラですとか、パワハラなどがあると思いますが、特に公務員のセクハラについては最近騒がれていたと思いますが、日高市役所としてのハラスメント防止に係る取り組みについて、今までのことですとか、今後の予定についてお伺いしたいと思います。
【説明員】
はい。では総務課関連の質問に答えさせていただきます。
ただいま委員もおっしゃっていたとおり、最近、公務員のハラスメントについて、新聞、メディア等で大変大きく報道されているところであります。かねてよりハラスメントの防止につきましては、研修等を実施して進めているところではございますが、今回このような大きな報道等もあり、実際ハラスメントが起きているということを含めまして、日高市としてもハラスメントの防止についての取り組みを進めてまいりたいと考えているところであります。今年度の取り組みにつきましては、早速先月に実施をさせていただきまして、6月26日に庁内の管理職を対象といたしましてハラスメント研修を実施させていただきました。テーマにつきましては「ハラスメントのない職場づくり」としまして、特にセクシャル・ハラスメント、マタニティ・ハラスメント、パワー・ハラスメントの3つのハラスメントの予防を中心としたご講義を頂き、ハラスメントの防止に努めるというようなことも実施しているところでございます。なお、こちらの研修の講師につきましては、厚生労働省で実施しております「女性就業支援全国展開事業」を活用した講師派遣による研修事業ということで実施させていただいております。研修の対象者につきましては、管理職全員で110名でして、そのうち当日102名の参加をいただき、参加率は92.7パーセントでございました。
このほか、総務省より「地方公共団体におけるセクシャル・ハラスメント対策について」といった通知が6月にまいりましたので、その通知を全職員に向けてアナウンスさせていただき、ハラスメントに係る注意喚起を行ったところでございます。今後につきましても、ハラスメント防止に向けての取り組みを継続してまいります。以上です。
【事務局】
その点で補足なのですが、総務課では、日高市の場合組織が小さいものですから、こちらについては総務課で担当しているところですが、職員課長としての管轄でもございますので、まずは市長が言ったとおり、職員の認識がどれほどのものかが重要なので、まずは職員の研修を、国の助成を受けた形で、まずは管理職から、上の認識が必要だということから実施しました。先ほどの国からの通達というのは国に対してあったのですが、各地方への取り組みに対しても同様の詳細のマニュアルの通達というものがあったものですから、それに対する推進に基づくカリキュラムを実施させていただいたということでございます。ハラスメントにつきましては常態的に研修を続けていくつもりでございます。
【議長】
ありがとうございます。総務課の事案に対して他にご質問がございますでしょうか。
【委員】
はい。私は住んでいるところが川越市ということで、市は違うのですが、そちらで自治会長をやらせていただいていて、川越市のほうで男女共同参画市民フォーラムというものをセミナーとしてチラシが送られてきたのですが、川越の歴史に女性が働く姿を探るということで、元川越市博物館長の大野さんという方がセミナーをされるようですが、日高市としてこういうフォーラムのようなものを計画されていることはありますか。
【説明員】
はい。ただいまのご質問にお答えします。今年度の男女共同参画事業に関する取り組みにつきまして、ただいまご質問のあったようなフォーラムの開催の予定はございません。ただ、この後ご説明させていただきますが、本日配布をさせていただいておりますパンフレットの中で、男女共同参画に関連した映画の上映会を実施したりですとか、学校教育課の中で説明がございましたが、小中学校でLGBT、性的マイノリティに関する研修事業を実施していくことになっております。そちらの研修の実施支援、具体的には講師の斡旋を行ったりですとか、費用の負担を行ったりですとか、そのような取り組みを行う予定です。また、飯能、入間、狭山、所沢のダイアプランという4市で取り組みを行っている事業がございまして、日高市も4市に加わるような形で、オブザーバーとして4市が共同で行っている事業に参加させていただいております。今年度、4市で行っている男女共同参画に向けた大きな事業を予定しておりまして、昨年度は入間市を会場といたしまして、映画鑑賞会を行って、コーディネーターによる男女共同参画の講演も併せて行ったところですが、今年度につきましては婚活事業を予定しておりまして、婚活事業で集まった男性女性に対して、まずは男女共同参画の観点からの啓発を行いその後婚活事業を行いたいと考えております。現在、所沢市が中心となって進めていただく予定となっており、時期等もこれから調整が必要となってきますが、これが一つ大きな事業となってくるのかなと思います。以上です。
【事務局】
日高市は今後オブザーバーではなく平成31年度には仲間入りをさせていただくということで、ダイアプランに正式に加入させていただいて、その役割を担っていきたいと思います。
【委員】
日高市は担当が総務課ですが、川越市は男女共同参画課というのが独立して実施しているようですね。
【事務局】
市の規模によってまちまちでして、川越市は先進的なところとして、日高市としても追従させていただきたいと思います。
【議長】
ありがとうございました。
今8つの課のご回答が終わりましたけれども、男女共同参画というのは言葉では漢字6文字ですが、非常に幅広い取り組みが必要であると改めて感じた次第でございました。
市におかれましても、総務課が中心となって取り組まれているようですが、ぜひ各課と連携をしっかりとっていただいて、施策に取り組んでいただければと思います。期待しています。よろしくお願いいたします。
以上をもちましてプランの進捗状況についての報告は終了とさせていただきます。
(2)その他
【議長】
次の議事に進みたいと思います。
議事2の「その他」の部分につきまして事務局の方から説明をお願いいたします。
【事務局】
それでは説明させていただきます。
まずは今年度予定しております男女共同参画事業についてですが、配布させていただきました、参考1をご覧いただけますでしょうか。先ほど質疑応答の場面で少し説明させていただきましたが、こちらが今年度予定しております男女共同参画事業となっております。その中で、5番目にございます男女共同参画推進事業映画上映会ということで、こちらも先ほど少し説明させていただきましたが、金曜シネマを7月20日金曜日に、「サンドラの週末」という映画を上映させていただきます。お配りいたしました参考2をご覧頂きたいのですが、こちらが映画上映会の案内リーフレットになります。当日予約不要となっておりますので、皆様ご都合よろしければ参加をお待ちしております。
今年度の男女共同参画推進事業の説明といたしましては以上でございます。
また、次回の男女共同参画審議会は平成31年7月を予定しております。内容につきましては、第4次日高市男女共同参画プランの平成30年度末における進捗状況についての報告となります。よろしくお願いいたします。説明につきましては以上でございます。
【議長】
ただいまの事務局からの説明について、ご意見ご質問等はございますか?
【委員】
追加でいくつか質問が出ましたが、これに関して先日いただきましたものと同じようなものをいただけますか。
【事務局】
本日の会議でのご意見ご質問につきましては、会議録を作成させていただきまして、委員の皆様に確認いただき、会議録につきましては公開するというルールになっておりますので公表させていただきたいと考えております。
【議長】
その他ご質問ある方はいらっしゃいますでしょうか。それではご質問もございませんのでそれでは終了とさせていただきたいと思います。
議事につきまして以上となりますので、議長の任を解かせていただきます。円滑な議事の進行にご協力いただきまして、ありがとうございました。
【事務局】
ありがとうございました。初回にも関わらず活発な意見をいただきありがとうございます。
先ほどもございましたが、来年の7月になりますが、計画の見直しが入りますので、ぜひともまた活発なご意見をいただきたいと思いますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
会議を通しまして、その他皆様の方から何かお伝えしたいことがございましたらお伺いしたいと思いますがよろしいでしょうか。
それでは、これをもちまして平成30年度第1回男女共同参画審議会を終了させていただきます。
本日はありがとうございました。
(午前11時25分終了)
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更新日:2018年12月26日