消防団員とは
消防団員の身分
消防団員は特別職の地方公務員です
消防団員は、消防局や消防署の職員と違って、消防を本業として生計を立てている訳ではありません。
普段は自分の仕事を持っており、火災などの災害が起きたときに活躍するので、非常備消防団員といいます。そのいっぽう、消防署の職員は消防を本業としているので常備消防職員といって区別しています。
消防団員として任命されると「特別職の地方公務員」としてのさまざまな処遇を受けることになります。
消防団員の服務
消防団への入団は本人の意思によりますが、入団した本人の行為によって、懲戒や分限の処分を受ける場合があります。また、選挙活動には一定の制限があります。消防団員が、個人として政党に入党すること、選挙運動をすること、公職の候補者になり公職に就くことは自由に行うことはできます。しかしながら、消防団員の地位を利用しての選挙運動をすることは制限されます。
消防団員の任命
消防団員は消防団長から任命されます。
消防団員になるには
年齢18歳以上で市内に在住、在勤、または在学する人で、下記の要件を満たしていれば、男女に区別なく誰でも消防団員になることができます。
要件
- 市内に居住し、または勤務する人
- 年齢18歳以上の人
- 志操堅固で、かつ、身体強健な人
消防団員の処遇
年額報酬
消防団員は、階級によって1年間に次のとおり報酬が支給されます。
階級 | 団長 | 副団長 | 分団長 | 副分団長 | 部長 | 班長 | 団員 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
年額 | 22万9,000円 | 17万2,000円 | 15万5,000円 | 12万1,000円 | 10万円 | 8万8,500円 | 8万2,000円 |
出動報酬
消防団員は、出動に対し次のとおり出動報酬が支給されます。
- 災害出動 1日につき8,000円(4時間未満の従事に係る場合は、4,000円)
- 警戒、訓練等 1回につき2,400円
被服の貸与
消防団活動に必要な制服や活動服などは市から貸与されます。
公務災害補償
消防団員が公務により死亡、もしくは病気やケガをした場合には、本人や遺族などに対して、その損害を補償します。
補償の種類は、次の6種類です。
- 療養補償
- 休業補償
- 傷病補償年金
- 障害補償
- 遺族補償
- 葬祭補償
退職報償金
消防団員が、5年以上在職して退職した場合に、その団員の在職年数や階級に応じて次のとおり退職報償金が支給されます。
階級 | 勤務年数 5年以上 10年未満 |
勤務年数 10年以上 15年未満 |
勤務年数 15年以上 20年未満 |
勤務年数 20年以上 25年未満 |
勤務年数 25年以上 30年未満 |
勤務年数 30年以上 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
団長 | 23万9,000円 | 34万4,000円 | 45万9,000円 | 59万4,000円 | 77万9,000円 | 97万9,000円 | |
副団長 | 22万9,000円 | 32万9,000円 | 42万9,000円 | 53万4,000円 | 70万9,000円 | 90万9,000円 | |
分団長 | 21万9,000円 | 31万8,000円 | 41万3,000円 | 51万3,000円 | 65万9,000円 | 84万9,000円 | |
副分団長 | 21万4,000円 | 30万3,000円 | 38万8,000円 | 47万8,000円 | 62万4,000円 | 80万9,000円 | |
部長・班長 | 20万4,000円 | 28万3,000円 | 35万8,000円 | 43万8,000円 | 56万4,000円 | 73万4,000円 | |
団員 | 20万円 | 26万4,000円 | 33万4,000円 | 40万9,000円 | 51万9,000円 | 68万9,000円 |
表彰制度
消防団員の士気の高揚を図り、その労に報いるための処遇の一環として、叙位・叙勲や消防長官表彰など国が行う表彰をはじめ、県や市および関係団体からさまざまな表彰があります。
活動内容
活動内容は、日高市消防団ホームページへ
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更新日:2022年04月14日