ご意見と市からの回答(令和元年度)

 市民の皆様から市民提案箱に寄せられたご意見と市からの回答を紹介します。

 なお、掲載にあたり一部編集などを行っている場合がありますのでご了承ください。

マイナンバーカードについて

ご意見

市民課前の電子掲示板を見ると、本人確認には「運転免許証」「保健証」の提示を例示しているが、率先してマイナンバーカードを啓発・PRすべきです。

回答

市民課窓口に設置の行政広告モニターで放映している「本人確認」では、文字数に制限があり、簡潔明瞭に情報を伝えるため、一般的に多くの方がお持ちのものを例示しています。マイナンバーカードの取得促進につきましては、市広報紙、市ホームページ等により、別の場面で広報をしていきます。

職員名札の胸章の提示について

ご意見

せっかくの胸章も机を挟んで対話をするときに外客からは見えません。各自が紐を短くするなど、机上でも相手に分かるようにするよう指導してほしい。

回答

名札についてはお客様から見えやすいように、表裏面の向き、ストラップの長さを調整する等、各所属において改めて確認するように周知しました。

行政計画策定と市民コメント実施について

ご意見

日高市立地適正化計画(所管:都市計画課)の市民コメントは、市民からの計画に対しての大局的な意見や考え方を伺う機会だと思います。しかしながら、その前に、文言、数字、グラフ、図面などの表現でケアレスミスが散見されました。今後、十分確認してから、市民コメントにかけたほうがよいと思います。

回答

都市計画課の「日高市立地適正化計画」の計画(案)につきましては、ご指摘のとおり、市民の皆さんから計画に対しての大局的なご意見や考え方をいただく機会です。

本計画の市民コメントにおいても分かりやすい文章、図表のつくりを心掛けていたところですが、文言や数字の表現の誤りも含めて、表やグラフの構成等、配慮が足りない点もありました。

今後は、事前の確認作業を徹底していきます。

ご意見

日高市公共施設再編計画~第1期個別施設計画~(所管:財政課)については、年度末押し詰まって市民コメントが実施されています。市民コメントにより提出された意見に対して計画に反映すべきかなどを検討した上で、市の考え方を公表する流れです。計画書の最終調整を行い、専門会社に委託していた場合は、履行期限までに成果品が納品されるのか、大丈夫かと思ってしまいます。計画策定には、市民意識調査、審議会への説明・議論、議会への説明・議論、市民コメントなど、計画により手順・手続き・作業は異なりますが、綿密な工程管理のもと余裕を持ちながら、策定してほしいと思います。

 

回答

財政課の「日高市公共施設再編計画~第1期個別施設計画~」につきましては、各公共施設の今後の方針を定める重要な計画であることから、市民の皆さんのご意見を伺い、計画の策定を進めています。

意見交換会や市民コメント等につきましては、昨年の広報ひだか5月号にて市民参加手続の実施予定を掲載し、計画的に進めてきました。

ご意見

第2期日高市子ども・子育て支援事業計画、日高市次世代育成行動計画(第2期後期計画)(所管:子育て応援課)、については、市民コメント実施の周知が、市ホームページではなされましたが、「広報ひだか」ではなされませんでした。市民にとって広報はネット時代と言われても市役所からの一番身近な情報源だと思います。今後は掲載してほしいと思います。

また、こちらの計画も年度末押し詰まって市民コメントが実施されています。

 

回答

子育て応援課の「第2期日高市子ども・子育て支援事業計画、日高市次世代育成行動計画(第2期後期計画)」につきましては、関係機関等との調整に時間を要し、原案策定が大幅に遅れてしまったことから、市民コメント募集を広報紙へ掲載することができませんでした。

そこで、可能なかぎり広く周知するため、市のホームページ、ラインおよびフェイスブックへの掲載並びに各学童保育室、各公民館、子育て支援センターおよびひだかアリーナへのポスターの掲示をしました。

今後は、計画的に事務を進め、適切な時期に市民コメントを実施できるよう努めていきます。

学校給食について

ご意見

給食センターについては、立替検討委員会だけでなく、給食の質や安心安全などについても市民が意見を言える場を作ってください。市民と市が時間をかけて給食の内容、箱物について考える機会が必要です。

回答

現在、新たな学校給食センターを整備する時期については未定です。今後は、児童・生徒数の減少により、提供する食数も変動が予想されます。こうした状況の変化により、計画の見直しが生じた際には、改めて皆様のご意見を伺う機会を考えています。

また、学校給食についてお気付きの点などありましたら、ご意見をお寄せください。

人間ドック補助申請書のデジタル化ついて

ご意見

人間ドック補助申請書を窓口に提出に行くのは手間がかかります。電子化して業務を効率化してください。

回答

市としてもデジタル化を推進していかなければいけないと感じていますので、ホームページ内に新たに人間ドック補助金交付申請書の様式を掲載します。市民の皆様にご活用いただければと思います。

今後も、デジタル化推進につきましては研究し進めていきます。

地域循環バスについて

ご意見

近隣市には、循環バスがあります。日高市はいつから運行予定ですか。

回答

市では、以前市内循環バスを実施していましたが、路線バスとの運行区間の競合を避ければならないこと、目的地まで時間を要してしまうことなどにより、利用者が少なく運行を終了した経緯があります。

現在、市では循環バス等を導入する計画はありませんが、高齢者の移動手段を確保するため「高齢者等おでかけ支援事業」として、路線バスまたはタクシー運賃の一部の補助を行っています。

さらに、高齢化が進む中、公共交通の重要性は高まっていますので、需要に応じた移動手段確保に向けた検討を進めていきます。

 

第5次日高市総合計画実施計画(令和元年度から2年度)について

ご意見

1.策定年度について

今回の計画書は、令和元年度から2年度の2か年ですが、1ページを読みますと実施計画は3か年と記載してあります。令和3年度は第6次の計画に含まれるからでしょうか。これだと次回の計画書は令和2年度の1か年だけになるのでしょうか。計画は行政経営、行政の継続性の観点から、次回の実施計画は3か年(令和2年度から4年度)を見込んだ計画とすべきだと思います。

2.財源の記載について

1ページを読みますと財源を示すとありますが、本計画書は歳出のみの記載で歳入・財源内訳など記載がありません。実施計画記載の数字は、予算書とイコールであり、予算書の歳入とイコールです。当該年度の翌年度・翌々年度はどう見通しているのでしょうか。令和2年度の事業費の記載もありません。実施計画策定において、歳入・歳出は議論されており、内部資料としては捉えているのでしょうか。捉えているのであれば、公表すべきだと思います。

3.ローリング方式(毎年度見直す)について

本実施計画書では、ローリング方式の記載が見えてきません。事業の進捗は、内部的要因、外部的要因等さまざまなことで変更を生じます。これを調整して策定するものが実施計画だと思います。ローリングに当たっては、説明責任が求められます。本実施計画書は、予算書の補足説明にはなっていますが、初年度の事業費だけで、その先の事業費と進捗が見えません。ローリングの理由を示すなど職員の努力により実施計画書を改善し、計画的な行政運営を図り、貴重な財源を有効に使っていただきたいと思います。

回答

第5次日高市総合計画後期基本計画実施計画につきましては、原則3か年を計画期間としています。日高市では、基本構想、基本計画の計画期間を令和2年度までと定めているため、今年度の実施計画の計画期間につきましては令和元年度から2年度までの2か年、次年度の計画期間は令和2年度の1か年としています。ご指摘いただいた3か年の計画については、計画的、効率的な行政運営の観点から、第6次計画策定の中で検討していきます。

2点目の歳入に関しての財源および、翌年度、翌々年度の事業費につきましては、実施計画策定プロセスの中において把握し、議論しておりますが、事業費等を記載することで、あたかも翌年度以降の予算が確保されているものとの誤解を与える可能性等を考慮し、掲載を控えています。実施計画書に掲載することについては、ご指摘を踏まえて、今後検討していきます。

3点目のローリング方式の記載につきましては、ご指摘のとおり、事業に対するさまざまな要因により、事業計画が変更となる可能性があります。事業計画に変更があった場合は、それを反映させた実施計画としていますが、ローリングの理由については掲載していません。実施計画書への掲載については、ご指摘を踏まえ今後検討していきます。

ごみ処理施設について

ご意見

日高市総合計画後期基本計画の記載では、「ごみ処理施設を有しておりません。民間事業者に委託しています」、また「継続的かつ安定的なごみ処理体制を確保していくことが必要不可欠」とあります。ごみ処理は安定した生活を送る上で、大変重要な基盤です。第5次総合計画では、今後どのようにしていくかという方向性は示されていませんが、次のような観点から不安を禁じえません。

1.事業者は、セメント事業、資源事業など幅広く経営している大企業ですが経営基盤が揺らいだ時、受託してもらえないとか、高額な委託料の引き上げを要求された場合、市はどのような対応がとれるのか。

2.事業者のプラント更新時、高額な負担金を要求されないか。

3.上記のような場合、リスク管理の観点から近隣の自治体へのごみ処理依頼は可能なのか。

4.火葬場(飯能市・狭山市・日高市の一部事務組合)のような広域的な処理は難しいとは思いますが、現状はどうなのか。

自前の処理場を建設することは多額な予算もかかり、場所の選定も大変です、しかしながらこのようなことから、今後も次世代に、この状況を継承してよいものか、議論は凍結されているのでしょうか。十分議論を深めるべきと思います。安定した契約が今後も担保されているのか現状と第6次総合計画策定状況を伺います。

回答

ごみ処理施設につきましては、本市は自前の処理施設を有しておらず、全て民間事業者への業務委託により、ごみ処理を行っています。中でも、廃棄物の約85パーセントを占める可燃ごみについては、市内セメント製造工場での資源化処理を行っており、可燃ごみ量の約99.7パーセントをセメント製造時の原料・燃料としてリサイクルしています。

ご質問の1点目につきましては、可燃ごみの継続的かつ安定的なごみ処理体制を担保するため、委託事業者と令和14年3月までの可燃ごみ処理に関する長期協定を締結しています。また、協定期間満了の5年前に次期協定について協議することとなっています。なお、委託料については3年ごとに協議の場を設け、双方の合意のもと処理単価を決定しています。

2点目の、負担金の要求につきましては、施設の保守、更新にかかる費用は上記の委託料に含まれているため、追加要求はされないものと考えています。

3点目の、万が一のバックアップ体制につきましては、本市の可燃ごみの分別方法が他市とは異なることから、他市へのごみ搬出は想定しておりません。緊急時には、寄居町にある「彩の国資源循環工場」内の民間事業者へ搬入できるよう、協定を締結してあります。

4点目の、ごみ処理の広域化につきましては、今年度から所沢市・飯能市・狭山市・入間市で構成する「埼玉県西部地域まちづくり協議会(通称ダイアプラン)」に日高市も加入しましたので、各市の動向を踏まえつつ、今後の検討課題としていきます。

なお、第6次総合計画の策定状況につきましては、現状の第5次総合計画の最終年度が令和2年度となっているため、現行の方針を継承していく予定です。

図書館所蔵の行政計画書の貸し出しについて

ご意見

日高市総合計画、環境、福祉など市役所の各部署で策定している行政計画書は、貸し出し可能なものと館内閲覧限定の2種類が所蔵されています。この相違を伺ったところ各部署からの送致数が2冊以上の計画書等は貸し出し可能とのことでした。このような仕分けではなく、次のような視点で基準を作成し仕分けしてはいかがでしょうか。

1.発行部数が限定で貴重性があるものは館内閲覧。発行部数が多く、再現性が可能な予算書、実施計画書などは貸し出し可能。

2.送致数を全て2冊としていただく。ただし、予算やスペースの関係もある。

3.送致数が1冊であっても、発行部署には所蔵していると思われるので、全て貸し出し可能。

館内閲覧だけでは読める分量も制約されます。コピー(有料)をいただいても体系的な視点はどうしても欠けてしまいます。利用者の立場に立って、いろいろな視点で基準の作成をお願いします。

回答

図書館所蔵の行政計画書の貸し出しにつきましては、ご提案のとおり、2冊以上図書館で保管している計画書等は、1冊を貸し出し用に、もう1冊を館内閲覧用にしています。今後は、1冊のものについては、発行部署へ確認し、所蔵している場合は図書館へ提供してもらい貸し出しができるようにします。また、今後発行する計画書等については、図書館への送致数を2冊以上となるよう周知を行い、1冊は貸し出しができるよう、事務を進めていきます。

オオキンケイギク等の駆除について

ご意見

外来特定植物であるオオキンケイギクおよびナガミヒナゲシの駆除は、環境課が市民の協力を得て、関係法令・通知および地方自治法の定めるところにより、その責任と義務を果たす旨、広報で市民に明示することを求めます。個人が個人に駆除をお願いしてもトラブルになりかねません。

回答

以前から「特定外来生物」であるオオキンケイギクと生態系に影響を与える植物であるといわれているナガミヒナゲシの拡散防止について、広報や市ホームページを通じて市民の皆様に呼びかけてきました。近年では、より多くの市民の皆様にご理解をいただくことが重要と考え、従来の周知方法をより強化して対応しています。また、「ごみゼロの日・クリーン日高市民運動および道路美化活動」においてオオキンケイギクおよびナガミヒナゲシの駆除について、参加団体等の協力を得て、市職員も一緒になり駆除しています。また、この活動にご参加いただいた市民の方を通じ、家族や知人の方々へとさらに理解が進むと考えています。個人のお宅に対する対応ですが、ご指摘にもあるように個人間の言い争いやトラブルに発展することが懸念されると思います。市民の方から情報提供や相談があった際には、市環境課から栽培者個人や土地所有者にさらに理解を求めてまいります。

健康維持のための卓球(高麗の郷)を中止にしないでほしいについて

ご意見

妻と卓球をしようと高麗の郷に出向いたところ、研修室(卓球台スペースの隣の部屋)で急遽会議が行われることになり、卓球ができなくなったことを聞かされました。防音設備が整っている研修室での会議に、卓球の音や声が影響するとは考え難いです。卓球台の近くに「会議中につき、できるだけ静かにお願いします」との表示をして、中止しないことを要望・提案します。

回答

指定管理者であります日高市社会福祉協議会に極力中止しないよう指示します。極力というのは、研修室の防音についてある程度は防音扉が外部の音を遮断できているものの、映画館や劇場のような二重扉ではないため外部の音を完全に遮断できないからです。そのため、一案として掲げられた注意喚起の掲示につきましては取り入れさせていただきます。

公共交通について

ご意見

市役所を利用したとき、電工掲示板に巾着田等観光には公共交通を利用してくださいとの表示を見かけました。まず、この市役所まで来るのに公共交通がありません。公共交通を利用して観光に行ってくださいと言うのなら、まず、近隣市や巾着田、駅等に行ける公共交通を考えてください。移動手段のないお年寄りは不便ではないかと思います。

回答

現在、市役所最寄りのバス停は、国際興業バス(高麗川駅から埼玉医大間)の「市役所入口」で徒歩8分程度の場所となっています。また、巾着田周辺へは西武池袋線の高麗駅の利用や、高麗川駅、飯能駅から国際興業バスで行くことができますので、ご利用いただければと思います。なお、市では、高齢者の移動手段を確保するため「高齢者等おでかけ支援事業」として、路線バスまたはタクシー運賃の一部の補助を行っています。さらに、高齢化が進む中、公共交通の重要性は高まっていますので、需要に応じた移動手段確保に向けた検討を進めていきますので、ご理解ください。

選挙ポスターについて

ご意見

選挙の掲示板を見ると、候補者全員のポスターが貼ってありませんでした。フェアな選挙を目指し、明正選挙を推進して行く為には、候補者がどんな人か知る必要があります。候補者全員のポスターを貼って、市民にわかるようにしてください。

回答

選挙運動用ポスターについては、選挙管理委員会が設置するポスター掲示場1箇所につき1枚に限って貼ることができるとされていますが、必ず貼らなければならないものではなく、貼ること、貼らないことにつきましては候補者の自由です。候補者の人物像や政見を知る方法として、選挙公報があります。選挙公報は新聞折込みで配布しているほか、公民館等の公共施設、金融機関や一部のコンビニエンスストアでも配布していますので、選挙公報をご利用ください。

 

通学路と歩道について

ご意見

駒寺野新田地内の歩道の草が生い茂っており、通学路として機能していません。カーブになっている場所は自動車の死角にもなっており危険です。草刈りをお願いします。

回答

ご指摘のありました箇所につきましては、毎年8月下旬までには草刈を実施していましたが、今年度は天候等の影響で大幅に作業が遅れてしまいご不便をおかけしています。既に草刈の業務は発注していますので、ご理解いただきますようお願いします。(10月上旬完了しました)

 

この記事に関するお問い合わせ先

市政情報課 広報・市政情報担当 (本庁舎 2階)

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電話:042-989-2111(代表)
ファックス:042-989-2316
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更新日:2020年03月25日