広島市平和記念式典児童派遣

戦争の悲惨さと平和の尊さを次の世代に伝えていくことを目的に、市内6小学校代表の6人が広島市平和記念式典に参加しました。

原爆ドーム前

広島市平和記念式典に参加 戦争の悲惨さと平和の尊さを感じた2日間

原爆の子の像の下で

6人の子どもたちは、8月5日に広島市の平和記念公園を訪れました。原爆の子の像に、日高市の子どもたちが平和を願って折った千羽鶴を捧げ、亡くなられた方のご冥福を祈りました。広島平和記念資料館では被爆者の遺品や写真を見学し、人々の命を奪う戦争は絶対にあってはならないことや平和の尊さを実感しました。

翌6日は、広島市平和記念式典に参列しました。式典には世界85か国の代表を含むおよそ5万人が参列し、原爆が投下された午前8時15分に黙とうを捧げました。続いて平和宣言、平和への誓いが行われ、恒久平和への思いを強く感じた式典でした。

18日には参加報告会を開催し、2日間で体験したことや、平和の大切さを将来にわたり伝えていくことを発表しました。多くのことを学び、感じた2日間でした。

折り鶴をささげる
ボランティアさんから話を聞く
平和記念資料館にて
黙とう

広島市平和記念式典

原爆死没者慰霊碑

原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するため、平和記念公園の原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)前において、原爆死没者の遺族をはじめ、市民多数の参加のもとに平和記念式典が挙行されています。

式典の中で広島市長によって行われる平和宣言は、世界各国に送られています。

参加者の感想

野崎さん

野崎綾香さん(高麗川小)

広島で特に心に残ったのは、「原爆の子の像」です。原爆は、多くの子どもたちの生命も夢も、全てを奪いました。これからも、核兵器は絶対に使ってはいけません。戦争を繰り返さないために重要なことは、減少していく被爆者の代わりに、私たちが未来の子どもたちに語り継いでいくことです。

平和を実現するために、広島で学んだことをみんなに伝え、他国の人とも心を通い合わせ、仲良くしていくことを実践したいです。

安原さん

安原匠さん(高萩小)

僕が広島に行って一番印象に残ったのは、広島平和記念資料館です。館内には、原子爆弾の恐ろしさや戦争の悲惨さが詳しく展示されていました。当時の再現映像では、一瞬で街が火の海と化したので驚きました。

世界を平和にするためには、核保有国が核の恐ろしさを知り、核を減らす努力をするべきだと思います。

僕は、平和の大切さを改めて考えることができ、とても良い経験になりました。

長崎さん

長崎達慎さん(高麗小)

僕が広島で一番心に残ったのは、広島平和記念資料館です。一つの原爆によって14万人もの人が亡くなりました。生き残った人も放射能に苦しみ続けました。もしもこれが日高市で起きたらと思うと、その悲しみや苦しみは、計り知れません。

戦後73年、被爆者の数がどんどん減っています。このままだと戦争の恐ろしさが風化してしまうかもしれない。僕たちは平和のメッセンジャーとして、平和の大切さを未来へと伝えていきたいです。

吉澤さん

吉澤侑里さん(高萩北小)

私が広島に行って心に残ったことは、広島平和記念資料館と原爆ドームでした。原爆で焼け焦げた街や、溶けた瓶などの資料を見たこと、語り部さんから直接被爆体験を聴くことにより戦争の悲惨さ、平和の尊さを知ることができました。広島市平和記念式典に参加できたことも貴重な体験となりました。

戦争は二度とあってはならないし、したくありません。今回の体験を多くの人に伝え、未来について一緒に話し合いたいと思います。

鈴木さん

鈴木紗羽さん(高根小)

私は原爆ドームを見てその威力の恐ろしさを知りました。原爆のせいで、私たちのような大勢の子どもたちの命が奪われ、夢や希望、家族や友達が一瞬で消えてしまったと思うと、怒りと悲しみの気持ちでいっぱいになりました。私は、もう二度とこのような恐ろしい核戦争を起こしてはならないと思いました。そのためには、私たちが戦争のことを知り、考え、伝えていくことが必要なのだと思います。今回広島で学んだことを、絶対に忘れません。

波多野さん

波多野初さん(武蔵台小)

広島市平和記念式典を通して、原爆の悲惨さを強く感じました。式典当日には、世界各国の人たちが集まって平和についての考え方を共有していました。私はこのように世界の人たちが平和のために意見を交換することは、とても大切なことだと思います。これから戦争を経験していない人たちが増えていきます。私たちにできることは、戦争は二度とやってはいけない過ちだったということを語り続けていくことだと思います。

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更新日:2018年09月01日