広報ひだか平成28年11月号 特集 高麗川小学校開校100周年

大正5年、高麗川尋常小学校としてスタートした高麗川小学校。今年で開校100周年を迎えました。今回は、高麗川小学校の歴史を振り返り、これまでの学校の取り組みや100周年記念事業を紹介します。
高麗川小学校100年の沿革

高麗川小学校100周年記念事業
実施委員会が発行した記念誌
- 明治7年 原宿学校創立
- 明治10年 平沢学校創立
- 大正5年 高麗川尋常小学校設置
- 昭和37年 校章・校旗・校歌制定
- 昭和38年 小学校完全給食開始
- 昭和48年 高根小学校の設立に伴い、校区変更
- 平成3年 市制施行に伴い、日高市立高麗川小学校と改称
- 平成20年 1階に高麗川かえで学童保育室を開室
- 平成22年 埼玉医科大学国際医療センター内に院内学級を開設
- 平成28年 開校100周年を迎え、記念事業を実施


大正5年、高麗川地区南部にあった原宿学校と北部にあった平沢学校が統合し、高麗川尋常小学校が誕生。児童の増加に合わせて校地の拡張、校舎の増築を繰り返し、今では県内有数の大規模校となりました。
高麗川小学校の校章のモチーフとなっている「楓」。高麗川小学校では、100年前からとてもたいせつにされてきた木です。
初代「楓」の木は、高麗川尋常小学校が現在の地に建設された記念に、原宿学校地内から移植されたものでしたが、昭和47年に枯れてしまいました。しかし、その孫生えを当時の先生がたいせつに育て、校庭に移植しました。それが、校舎前に現存する2代目の「楓」です。
また、「楓」とともに長年児童を見守っていてくれる木が、校庭南側にある「桜」です。樹齢は約110年。すでに木の上部は空洞化していますが、この「桜」のDNAを引く次ぐため、平成24年から桜の保全を始めました。試行錯誤しながら、木の根元から出る若芽を取り木したところ、成功。平成28年6月18日に、生徒代表によって記念樹として校庭に植えられました。
約1万1000人の卒業生を送り出した2つの木。これからも多くの児童を見守り続けてくれることでしょう。
開校100周年を盛大にお祝いしようと、平成23年に高麗川小学校100周年記念事業実施委員会が立ち上がりました。委員会のテーマを「地域・笑顔・感謝 高麗川小学校100年の歩み」として、児童からシンボルマークを募集したり、写真展や作品展を開催したりと、地域と学校がいっしょになってお祝いの気運を高めてきました。
そして記念の年。5月22日の高麗郡建郡1300年記念祭の「にじのパレード」では、児童の皆さんと先生がたが100周年の横断幕を持って参加しました。


また、6月18日には、修復した池や銅板で制作された旧校舎等のお披露目と桜の記念植樹、児童の手書きのメッセージを付けた風船飛ばしを行いました。風に乗った風船は、遠く千葉県まで届き、学校宛てに返事が届いたものもありました。


9月4日には、NHK特別巡回ラジオ体操・みんなの体操会を開催。児童がデザインしたオリジナルTシャツを着て、雨の中、高麗川小学校の元気を全国に向けて発信しました。






そして10月15日、文化体育館「ひだかアリーナ」で開催された記念式典では、100周年限定で児童みんなで作った校歌の4番を披露。更に、アトラクションとして各学年の工夫を凝らした出し物も披露され、元気いっぱいの高麗川っ子らしい記念式典となりました。
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更新日:2018年12月19日