8月号(東京2020オリンピック聖火ランナー 中村葉子さん)
東京2020オリンピック 聖火ランナー

中村 葉子さん(高萩)
今回の「ひだかの魅力再発見」は、東京2020オリンピック聖火ランナーの中村葉子さんをご紹介します。
同じ悩みを持つ母親へ、相談できる場所を。 私が助けてもらったように、私も誰かの助けに なりたいです。

聖火ランナーに応募したきっかけは、小児用車椅子のことを、もっと世の中の人に知ってほしいという思いからでした。
6歳の長女は希少難病である滑脳症という障がいがあります。小児用車椅子の認知度は低く、寂しく悲しい思いをすることもあり、聖火リレーを通して障がい児を育てる母親の気持ちを言えるような環境作りをしたいと思いました。
6月には「医療的ケア児支援法」が可決され、少しずつ環境が変わり始めています。障がい児一人一人の希望の実現や選択肢が増え、障がい児の家族に対するいじめや偏見のない環境になっていったらいいなと思っています。
聖火リレーは、私たち家族を支えてくれる人に感謝の気持ちを込めて走りました。たくさんの人に助けてもらったように、私も誰かを助けられる存在になれるよう、これからも頑張っていきたいです。
聖火リレーの感想
当日はたくさんの観客に囲まれ、緊張していてあっという間に終わってしまいました。コロナ禍で中止になってしまうかと思った時期もありましたが、無事に走ることができてよかったです。
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更新日:2021年08月01日