ナラ枯れ被害にご注意ください
近年、ミズナラ等のナラ類が集団で枯れる「ナラ枯れ」の被害が全国各地で発生しています。被害拡大の防止には早期発見・早期防除を行うことが重要です。
令和元年9月、県内で初めて「カシノナガキクイムシ」によるコナラへの被害が確認され、令和3年8月に日高市内でも確認されました。
ナラ枯れ被害木は、枝が落ち、幹が折れ、根から倒れてきます。枯れてから1、2年で倒木しやすくなるため風雨などで隣接する住宅や道路に倒れたり、人に当たる場合もありますので、大変危険です。ナラ枯れ被害木には近づかないようにしてください。
ナラ枯れとは
ナラ枯れとは、「カシノナガキクイムシ」という体長5ミリメートル程の虫が、ナラ類、カシ類の樹木に穿孔して入り込み、ナラ菌を持ち込むことで、樹木を枯らしてしまう現象です。
カシノナガキクイムシが入った樹木は、次の特徴が見られます。
- 樹木の根元にフラスと呼ばれる木くずが落ちている。
- 幹に直径約1.5から2ミリメートルの穴がたくさん開いている。
- 葉が赤褐色や茶色に変色し、落葉しない。
ナラ枯れした樹木の処理について
カシノナガキクイムシはナラ枯れした樹木の中で繁殖し、周囲の樹木に飛び移り、被害を拡大させる恐れがあります。そのため、カシノナガキクイムシが飛散する翌年の春までに、伐採や薬剤注入などの対処をすることが推奨されています。
山林を所有している人は、ナラ枯れがある場合は早期に伐採するなど対策をしていただき、被害の拡大防止にご協力をお願いします。
なお、対処方法にお困りの場合には、下記リンクを参考にしていただくか、消毒や伐採などを行う専門業者に相談することをおすすめします。
埼玉県ホームページ(「カシノナガキクイムシ」によるナラ枯れ被害が拡大しています。)
ナラ枯れした樹木を発見した際には
山林でナラ枯れと思われる樹木を発見した際には、川越農林振興センター林業部(電話:042-973-5620)まで情報提供をお願いします。
また、道路の通行支障など、生活環境への被害を及ぼす恐れのある樹木を発見した際には、産業振興課まで情報提供をお願いします。
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更新日:2025年01月23日