令和2年度 第2回日高市環境審議会の会議結果

会議結果は、次のとおりです。

令和2年度 第2回 日高市環境審議会会議録

日時

令和3年1月28日(木曜日) 午後2時から午後3時30分まで

場所

日高市役所 5階 501会議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

市長、立花知子委員、福井一洋委員、神田誠治委員、高根廣作委員、山田雅子委員、中山定男委員、富沢光子委員、大林邦生委員、行成美知代委員、石野眞菜委員、遠藤くに子委員、大澤尚委員、秋葉重二委員、戸田美雅委員

欠席者

なし

事務局

相磯市民生活部長、椙山環境課長、稲垣生活環境担当主幹、城戸廃棄物対策担当主幹、西嶋廃棄物対策担当主査、吉川生活環境担当主査、柳戸生活環境担当主査

傍聴者

1人

担当部署

市民生活部環境課

議事

議題

(1)第2次日高市環境基本計画(案)に係る答申について

その他(報告事項)

(1)ゼロカーボンシティ共同宣言について

資料

資料1 第2回日高市環境基本計画(案)(PDFファイル:4.1MB)

資料2 市民コメント回答(PDFファイル:281.2KB)

資料3 ゼロカーボンシティ共同宣言について(PDFファイル:120.5KB)

議事等

事務局:(配布資料の確認)

【開会】

事務局:(出席人数14人 日高市環境審議会条例第6条第2項の規定により審議会が成立することを報告)

会長:(あいさつ)

市長:(あいさつ)

【諮問】

市長が会長に「第2次日高市環境基本計画(案)」について諮問。

- 市長退席 -

【議事】

事務局:それでは会長が議長となりまして、議事の進行をお願いいたします。

議長(会長):ただ今、市長より「第2次日高市環境基本計画(案)」について、諮問を頂きました。それでは、「第2次日高市環境基本計画(案)」について、事務局の説明を求めます。

事務局:(環境計画案の概要と市民コメント後の主な修正点の説明)

議長:ご質問がございましたらお願いします。

委員:資料1の10ページ 田・畑が減少傾向で、宅地と雑種地が増加傾向であると記載があります。平成22年から令和元年までの推移を見ると雑種地は変化なく、田畑とその他は減少し、宅地と山林が増加しています。改めて見ると違うと思います。

議長:それほど変化していないということですか。

委員:雑種地が増加傾向とありますが、変化はないということです。

事務局:単位がヘクタールと大きい単位となっているので数字が一桁、二桁そんなに大きく動いた感じはしないと思いますが、もとの分母が大きい面積になりますので、ヘクタール表示で差が少ないものですが、このままとさせていただきたいと思います。

委員:大きい小さいはわかるが、同じヘクタール同士で割合を出しているのに、雑種地が0.2パーセントと増加で、宅地は6.2パーセント、山林も6パーセントくらい増加している。一応、計算して確認してもらったらよろしいかと思います。

事務局:確認いたします。

委員:この計画は68ページで終わりですか。

事務局:本編は68ページで、この後に資料編を追加します。

委員:前回の第1次環境基本計画と構成は変わらないのですか。

事務局:第1次計画と同じ構成となります。

事務局:第1次計画の進捗状況についての庁舎内調査を実施し、その結果が追加となります。

委員:トータルで何ページですか。

事務局:約100ページになると思います。地球温暖化や気候変動などの専門用語が増えます。

委員:了解しました。

議長:他にございませんか。

委員:45ページのグラフでデータの最後が平成31年度になっています。他のデータは令和元年度となっていますので、修正したほうが良いと思います。また、46ページの水質関係の実績値が平成30年度で終わっていますが、令和元年のデータはないのですか。

事務局:令和元年度は水質調査を実施していません。

委員:「年2回の水質測定を行っています」と記載がありますが、今後はどうなるのですか。

務局:水質が安定しているので、今後は毎年でなく3年に1回の実施となります。

委員:63ページの「市が取り組むこと」の中で「水質汚染」となっていますが、「水質は汚濁」でお願いします。「事業者が取り組むこと」の中で「PRTR法に基づき有害物質の排出量や移動量を、県を通じて国に届け出ましょう」とありますが、事業者に取り組んでいただきたいのは、「届出を提出すること」ではなく、「報告がなくても、移動量を把握したものを利用して管理していくこと」ですので、それをご記載していただきたいと思います。

事務局:ご指摘のとおり修正します。

委員:他委員から提出されたご意見に対して、46ページの水質汚濁量BODの高い部分の理由を記載します。という市の回答がありますが、小畔川の数値の高い部分の記載はしないのですか。

事務局:確認させていただきます。

委員:言葉の使い方で、「通り」が漢字で、「さらに」や「くわえて」がひらがな、また、「空き家」の「き」の字をなくして「空家」にしたことの理由はありますか。

事務局:「さらに」など表記のご指摘は市民コメントでもありましたが、市や国県が文章をつくる場合には、国が作成した「公用文の使い方」に基づきます。それに合っていない部分を今回見直しさせていただきました。「さらに」は、「更に何々します」と使う場合は「漢字」で、よくあるのが「取組」と「取り組みます」が、「取り組みます」は送り仮名を入れますが、名詞の「取組」は送り仮名が入らなくなります。今回、表記が揺れていましたので見直しました。更に見つかった部分は修正いたします。

委員:31ページの「促進」や「推進」についても、両方とも「推し進める」という意味がありますが、「促進」は辞書で調べると「急がせる」という意味があります。エコアクション21に関しては「促進」します、スマートムーブは「推進」しますとなっていますが、「公用文の使い方」にあてはめたことで替えたということですか。

事務局:市が自ら進める場合が「推進」で、市民や事業者にお願いして進めていくのが「促進」としました。

委員:市役所以外が促進ということですか。

事務局:皆さんに取り組んでいただきたいのが「促進」で、市が中心となって進めていくのが「推進」としています。

委員:23ページの望ましい環境像の説明文で「未来へつなげていくこと目指して」とありますが、「目指して」の前に「を」を入れたほうが良いと思います。

事務局:ご指摘のとおり修正します。

委員:59ページの「不要になったまだ使えるもの」は「不要になってもまだ使えるもの」のほうがよろしいと思います。

事務局:ご意見のとおり修正します。

委員:27ページの日高市の温室効果ガス排出割合で二酸化炭素98.17パーセント、六ふっ化硫黄(SF6)が0.03パーセント、これは炭酸ガスに換算した時のものなのでしょうか、六ふっ化硫黄(SF6)のボリュームで0.03パーセントなのでしょうか。温暖化係数で六ふっ化硫黄は2万2,800倍と大きいですから、0.03パーセントだと割合が30パーセントになります。炭酸ガス換算してからのパーセントなのか確認をお願いします。温室効果排出ガスだけの割合だと誤解を招くかと思いました。

事務局:確認して表現方法を考えます。

委員:32ページのグラフで、最低平均気温、最高気温および年平均気温の推移を点線の線形回帰直線の傾きだけで推測した表現があります。グラフの数値が上下して安定していないのに、線形回帰直線だけで上昇と判断するのは危険だと思います。また、相関関係や決定係数の信憑性がどの程度信憑性があるかを入れてR2乗値を入れてもらった方が良いと思います。

事務局:検討いたします。

委員:資料には最新データが令和2年のものがあるのに、12ページの産業に関するグラフは平成28年となっていますが、それ以降のデータはないのですか。

事務局:現在、最新データが平成28年です。

委員:17ページのアンケート結果の概要で、前回の素案では、市民アンケートと事業者アンケートは別々になっていましたが、今回は一緒となっています。表自体は、満足度評価を星印で表し、とても分かりにくいのですが、なぜ一緒にしたのですか。また、途中から事業者アンケートの場合並びに市民アンケートの場合と別々に記載があります。最初から、市民アンケートと事業者アンケートを別々にしたほうが良いと思います。

事務局:ご意見を考慮して検討します。

委員:41ページの公園の「箇所」漢字になっていますが、46ページの水質では「か所」となっているため、統一していただきたいと思います。

事務局:ご指摘のとおり確認いたします。

委員:22ページの第4章自然環境で、市民・事業者アンケート結果からは「特に河川環境の保全が求められています。」とありますが、アンケート結果のどこから持ってきたものでしょうか。整合性がないので書かないほうが良いと思います。

事務局:市民アンケートの中で「今後の日高市の環境施策のあり方についてお伺いします」という質問がありました、その中に日高市の重要度を一覧で示してある部分があります。重要度が一番高いものが「生活排水による河川などの汚濁防止」となりまして、この表現にしました。

委員:17ページの生活環境の生活排水による河川などの汚濁防止のスコアが4.49ポイントだとしたら、市民アンケートの結果と書いてあるので、事業者と一緒にはできないと思います。

事務局:重要度は市民と事業者のアンケート結果をまとめたものです。市民も事業者とともに河川の汚濁防止の重要度が高いと出ています。

委員:そのように文章を直したほうが良いと思います。事業者、市民とともに変えていけばよいと思います。16ページの市民アンケートの重要度については生活排水による河川などの汚濁防止が最も高いのは、グラフからは分からなので、市民、事業者両方のアンケートからみたみたいな言い方なら説明がつきます。

事務局:16ページで「事業者アンケートでも同様な」といった表現で記載しています。

委員:確認できました。

委員:29ページの車の使用状況について、施策に結びついていないように見え、浮いているように感じ、ここにある必要はあるのですか。

事務局:個人や事業者が取り組める車から出るCO2の削減を身近に取り組める、取り組んでいただきたい項目でありますので現状を示したものです。

委員:アンケートの結果からの課題の整理で用いて記載しているため、問題ないのではないかと思います。

事務局:施策の方向性、施策の展開の再生可能エネルギーの導入やスマートムーブの取組につながっている内容となります。細かいところについては第7章の環境配慮指針につながっています。

委員:了解しました。

議長:質問が出尽くしたようでございます。次回の審議会では、ただいまの質疑を踏まえた形での答申になるかと思いますが、ここでいったん15分程度休憩をはさみまして、その間に答申(案)をご用意いたします。なお、答申(案)につきましては、包括的な意見としてまとめることが慣例となっているようでございます。再開後、その答申(案)については協議をお願いしたいと思います。

(15分休憩)

議長:「第2次日高市環境基本計画(案)」答申(案)につきまして、環境審議会条例第6条第3項の規定によりまして、採決いたします。答申(案)に賛成の方は挙手願います。

- 委員 挙手多数 -

議長:賛成多数と認めます。答申(案)のとおり答申することといたします。ありがとうございました。(案)を削除願います。

【その他・報告事項】

議長:続きまして、「その他」の(1)ゼロカーボンシティ共同宣言についてでございます。事務局に説明を求めます。

事務局:(資料3ゼロカーボンシティ共同宣言について資料を基に説明)

議長:ただ今の説明について、ご質問等がございましたらお願いします。

委員:5市とはどこの市ですか。

事務局:所沢市、狭山市、入間市、飯能市、日高市です。

委員:1.から3.の3項目は、文言として決定しているものですか。

事務局:5市の事務方で協議しています。3項目は、この方向性でいくということです。

委員:1.の森林の整備と言い切っていますが、これは、森林だけではなくて、使われていない田畑、休耕田や湿地も含まれていますか。

事務局:除外などと明確なやり取りはしていません。逆にいうと飯能市、日高市は、埼玉県内で森林が多い市であり、その森林を活用していくことによって二酸化炭素の吸収の役割を森林に期待してはどうかと検討しています。田畑までは入っていません。

委員:日高市は点々と規模が小さいソーラーパネルが設置されています。この現状をみていくと森林だけではなく、虫食い状態に増えていくのを非常に懸念しています。生態系、河川やみどりに配慮することを言っていながら、ソーラーパネルが虫食い状態に設置されているので、ソーラーパネルを設置する場所を決めておくべきだと思います。

事務局:現時点では議論はそこまでされていません。

委員:まだそこまで細かい段階ではないということですね。わかりました。

議長:他にないようですので、事務局から他に事務連絡等ありましたらお願いします。

事務局:次回の審議会は、第2次日高市環境基本計画の答申となり、開催日は2月10日を予定しています。本日開催通知を配布しますので、よろしくお願いいたします。

議長:委員の皆様には長時間にわたりご審議頂きましてありがとうございました。これを持ちまして議長の職を降ろさせていただきます。

 

委員:先日、「地域循環共生圏の実現に向けて」という勉強会に参加し、自治体に対する助成金があるという資料を頂きまして、この資料を見て、日高市でも助成金に手を挙げてみてはどうかと思いました。これだけ素晴らしい環境基本計画を立てて、ゼロカーボンシティ宣言に向けて日高市が助成金をいただきたいと手を挙げたら、日高市のアピールになり、環境問題に積極的に取り組んでいることが市民にも伝わって良いと思うのですが、その辺をどうお考えでしょうか。

事務局:現時点では、今後、地球温暖化政策を進めていく中で、まずは日高市としての土台作り、環境意識をみんなで高めていくことを先行して行いたいと考えています。したがいまして、現段階では助成金をもらうとはまだ言えない状況です。

委員:今後、検討の予定はありますか。

事務局:積極的に進めていくことは考えています。第2次日高市環境基本計画がスタートし、今後、具体的な方向性を検討しながら、実施計画、予算編成にあたっていきます。その中で補助金等とリンクするような日高市の環境基本計画に基づいた実行計画を立てていきたいと思っています。今後、環境審議会に図らせていただくことは十分ありますので、予算計上できるような形を構築していきたいと思っています。

議長:環境審議会の皆さんも関心があると思いますので、底辺から築き上げて、それに対して大企業が答えていただければ、ありがたいことと思います。皆さんのお力を貸してくださればと思います。みんなで努力していきましょう。

【閉会】

事務局:本日はお忙しいところ皆様にお集まりいただき、また、貴重なご意見を頂きまして、誠にありがとうございました。以上をもちまして令和2年度第2回日高市環境審議会を終了させていただきます。皆様、ご協力ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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更新日:2021年03月31日