平成27年度 第3回 日高市環境審議会の会議結果

会議結果は、次のとおりです。

平成27年11月27日

平成27年度 第3回 日高市環境審議会会議録

日時

平成27年11月27日 午後2時から午後3時50分

場所

日高市役所 2階 庁議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

市長、行成美知代委員、増田直人委員、横手澄男委員、土井太郎委員、高根廣作委員、山田雅子委員、藤田聖委員、石野眞菜委員、小島恵美委員、横手幸江委員、古屋房枝委員

欠席者

犬竹信一委員、中山貞男委員、遠藤くに子委員

事務局

市民生活部長、環境課長、生活環境担当主幹、廃棄物対策担当主幹、生活環境担当主査

傍聴者

なし

担当部署

市民生活部環境課

議および決定事項等

議事

  1. 答申 日高市環境基本計画(後期)(案)について
  2. 報告事項 日高市環境基本計画実施状況報告書および日高の環境について
  3. その他

会議の経過

事務局:(事務連絡)

  • 配布資料の確認
  • 出席人数11名 日高市環境審議会条例第6条第2項の規定により審議会が成立することを報告。

開会

市長:(あいさつ)

議事

議長:それでは、議事を進めさせていただきます。今回は、答申事項が1件ございます。

「日高市環境基本計画(後期)(案)」について、事務局の説明を求めます。
事務局:資料1に基づき、担当より説明。
議長:ありがとうございました。ご意見などがございましたらお願いいたします。
意見が出そろったようですので、ここで当審議会としての意見を答申する段階となりました。そこで、当審議会の答申の内容についてですが、先日事務局から答申書の案が送られたと思います。特にご意見等いただいておりませんので、これで答申したいと存じます。
【答申】
「日高市環境基本計画(後期)(案)について」答申書を市長へ

議長:続きまして、報告事項の「環境基本計画実施状況報告書および日高の環境について」事務局の説明を求めます。事務局より説明をお願いします。
事務局:資料2および資料3に基づき、担当より説明。
議長:ありがとうございました。ご意見などがございましたらお願いいたします。
委員:15ページの日和田山や高麗川の清掃活動などのボランティアについて市民の方にあまり知られていない。どのような団体が活動しているのかなど何らかの形でPRできればいいのではないか。日和田山も間伐や下草刈りで明るくなった。ボランティアの労力を考えると、もう少し参加者が増える工夫が必要でないか。
事務局:日和田山に毎日登って登山道を整備している方、高麗川でアユの遡上を研究している方、巾着田にホタルを飛ばすため、環境整備をしている方など、さまざまなボランティア活動をされている方がいる。市では、来年度から環境教育に力を入れていきたい。手法の一つとして、大人がやるのではなく、子どもにもボランティア活動について教えていて、また、ボランティアの方に講師になってもらい、子どもたちそして親にボランティア活動をしていただきたいと考えている。
委員:30ページの地産地消をさらに進めていく必要があるのではないか。やはり安全な食べ物を食べたい。生産者の顔がわかると安心する。生産者が直売所で販売するにも、会費が高いと聞いた。
委員:農協も加入金を定めている。現在は、農薬を使うと、一定の期限が過ぎないと直売所では販売できない。
委員:18ページのウグイの放流も、○○匹と数字を明記し、成果を出したほうがよい。
委員:15ページの平地林のボランティア団体はどのような団体か。また、平地林とはどの場所を言うのか。また、管理がされていない平地林(民地)がどのくらいあるのか知りたい。
事務局:総合公園内の私有地と鹿山にある私有地である。ひだか憩いの森サポートクラブと鹿山の森を守る会というボランティア団体が管理をしている。
委員:31ページのごみの資源回収の状況はどのようになっているか。
事務局:資源回収をやっている自治会は少ない。子ども会やPTA、スポーツ少年団などの団体が多い。
委員:高齢化になってきて新聞や雑誌の回収が減り、雑紙の回収が増えていると業者から聞いた。自治会が少ないということなので、区長会でも呼びかけていきたい。人を動かすということは大変なことだが、目標をもってやっていきたい。
委員:18ページのウグイの放流についてだが、成魚を放流するのではなく、卵から魚を育てて放流することはできないか。川から遠い地域の子どもも参加することができるので、可能であれば呼びかけてみたらどうか。22ページの選定した枝をチップ化してくれてありがたいと思った。27ページの企業誘致についてだが、圏央道周辺に企業ができているが、その周辺の人たちにとっては迷惑かもしれない。自然がある日高が好きで、静かな日高が気に入って住んだのに、企業誘致によって大型車の通行などで静かな環境でなくなる可能性もある。今ある日高の素晴らしい環境を悪くしない、そのために騒音や排気ガスなど、これ以上増やさないでほしい。環境に対して厳しい基準を呼びかけたらどうか。
事務局:巾着田に魚道を整備したのだが、その理由は、昔巾着田の田んぼは、あたたかい田んぼだった。小川の河床が高かったので、そこで産卵をして赤ちゃんが川にかえっていった。その話を踏まえて魚道を作り、水路を作り、ビオトープを作り、かつての巾着田を再現するために産業振興課が整備を進めているので、ゆくゆくはそのようになっていくと思う。企業誘致については基準があるので、それは守ります。市の税収を上げ、雇用を生ませて、人に住んでもらわないと財政が立ち行かなくなる部分もある。メリハリをつけながら開発を進めていきます。
委員:規制を厳しくしてやっていくような気持ちで、企業誘致を行っていただきたい。近くに住んでいる人たちはそのように思っているのではないかと思います。
委員:我が社はグリーンカーテンに取り組んでいる。グリーンカーテンコンテストでは、日高市から優秀賞をいただいた。企業の人間でも、植物を大切に育てて、活動を認めていただいたということで現場のモチベーションが上がった。昨年、日高市と食と健康ということで協定を結び、市民の方は温泉施設に比較的安く入れたり、ワンデーウォーキングの方は温泉に入れたり、学校給食の食材を提供させていただいたりしている。そのときに誰が喜ぶかというと、従業員である。家に帰って、子どもが父親の作っている製品が出たと話したそうである。はじめてそのような会話ができたという話があった。先ほどの企業誘致の件に関しても、日高市にある企業も地域に溶け込みたい、きちんと評価されたいと考えていると思うので、環境のボランティア活動も含めて、企業に対してさまざまなことを市から呼びかけていただくと企業にとっても従業員のモチベーションアップになったり、市民の方に好感をもっていただける。人を集めるのが大変な世の中になっている。また、物を売るということについても、よりイメージは大切になっている。地元の企業であればあるほど、溶け込みたい、貢献したいという思いはあるので協力したいと考えている。ごみ拾いなどご要望をいただければ、従業員やその家族と一緒にボランティア活動に参加したりなど、企業としてやってみるということを考える企業もあるのではないかと思う。
委員:巾着田などで観光客が増えたが、高麗駅から巾着田までの道にごみのポイ捨てが多い。環境課、産業振興課で状況を見ていただきたい。ごみ袋が変更になったが、以前より容量が少なくなったという話を聞いたがどうか。
事務局:ごみを持ち帰るというのが主流となっているが、まだ、マナーの悪い方がいるのも事実である。ごみ袋の容量はかわらない。形が変わったので、そのように感じるのではないか。
委員:今後の日高市の方向性がよくわからない。里山を守っていくのか、観光化を進めていくのか。
事務局:どちらかをやめてどちらかを進めるというわけではなく、環境部門は自然環境を守る。一方、産業振興部門は、今ある資源の観光で産業振興を進めている。どちらかを強化するのではなく、同時並行である。
委員:巾着田にホタルを見に行ったが、小川がせき止められ、とても臭いにおいがした。
委員:ホタルはきれいな川・きれいな環境にいると思われがちだが、少し汚れた場所に生息している。それは、ホタルのエサとなる巻き貝やカワニナの生息に適した環境だからである。
委員:先程の企業誘致に関して、厳しい基準をということだが、大気汚染防止法、水質汚濁防止法がある。法律の中でのただし書きとして、対象施設にはさらに上乗せをすることができる。埼玉県では、生活環境保全条例を定めており、他県に比べて厳しい基準となっている。また、工場に立入検査を実施し、基準をオーバーしていたら、指導や勧告などを行っている。企業側の環境保全分野(再生可能エネルギーなど)の取り組みを行っている場合、市民の方に伝わらない場合がある。県として、企業のPRをさせていただいている。
議長:ほかにご意見はございますか。ご意見がないようですので、以上をもちまして、終了させていただきます。続きまして、「その他」について、事務局から何かございますか。
事務局:担当より「近年の環境問題」について説明。続いて「市の指定袋変更のお知らせ」について説明。
委員:犬の糞放置の目印は、自治会で使用しており、効果がある。
委員:どこに行ったら、いただけるのか。
事務局:環境課で作成するので、必要な場合はご連絡いただきたい。
委員:夜、散歩をしていると、糞を持って帰らない人を見かける。
委員:我が家も猫を飼っているが、糞については、トイレを設置した。野良猫に餌をあげている人に注意をしてもらいたいという要望があるようだが、避妊去勢した後、せめて、餌はあげてもいいような環境があってもいいと思う。
事務局:野良猫に餌をあげないということは、動物虐待となってしまうので、避妊去勢をして、その猫の命ある限りは、餌をあげてもいいと思うが、餌をそのまま置かずに時間を決めて餌をあげ、トイレを設置し、排泄物の管理をすることが重要かと思う。
委員:自治会としてお願いしたいのだが、布団類の出し方について、現在は50センチ以内に切らないと回収してもらえないが、高齢者は、布団を50センチ以内に切ることも大変なことである。回収方法について、ご一考いただきたい。
事務局:検討します。
委員:道路の街路灯の件だが、日高市に帰ってくると暗いなと感じる、以前住んでいたところでは個人で設置した後は市で管理していただいた。日高市は設置についてはどうなっているのか。
事務局:街路灯の設置については、自治会を通じて区長要望として出していただくようにお願いをしている。

 

以上をもちまして議事につきましては終了させていただきます。

議長:最後に、委員の皆様から何かありますか。せっかくの機会でございますので、何でも結構かと思います。ご意見ご質問等がございましたら、お願いしたいと思います。
議長:委員の皆様には長時間にわたりご審議をいただきまして、ありがとうございました。平成27年度第3回日高市環境審議会を終了させていただきます。皆様大変お疲れさまでした。

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更新日:2017年06月23日