平成27年度 第1回 日高市環境審議会の会議結果

会議結果は、次のとおりです。

平成27年7月3日

平成27年度 第1回 日高市環境審議会会議録

日時

平成27年6月30日 午後2時から午後4時

場所

日高市役所 2階 庁議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

市長、行成美知代委員、増田直人委員、横手澄男委員、土井太郎委員、高根廣作委員、犬竹信一委員、中山貞男委員、藤田聖委員、石野眞菜委員、小島恵美委員、遠藤くに子委員、横手幸江委員、古屋房枝委員

欠席者

山田雅子委員

事務局

市民生活部長、環境課長、生活環境担当主幹、廃棄物対策担当主幹、生活環境担当主査

傍聴者

なし

担当部署

市民生活部環境課

議題および決定事項等

議事

  1. ふるさとの森の指定について
  2. 日高市環境基本計画の見直しについて
  3. その他

会議資料

会議の経過

事務局:(事務連絡)

  • 配布資料の確認
  • 出席人数13名 日高市環境審議会条例第6条第2項の規定により審議会が成立することを報告。

開会

市長:(あいさつ)

議事

議長: それでは、議事を進めさせていただきます。今回は、諮問事項が1件ございます。はじめに、「ふるさとの森の指定について」、事務局の説明を求めます。
事務局: 環境課長より説明。
(資料1に基づき説明)
議長: ありがとうございました。諮問事項「ふるさとの森の指定について」ご意見等がございましたらお願いいたします。
委員: どのくらいの人が日和田山を訪れているのか。
事務局: 日和田山登山口から登る人、毛呂山町方面から来る人、横手方面から来る人などさまざまであるため、はっきりとした人数はわかりません。
市長: 私も時間があれば、日和田山に登っている。その際、たくさんの人に出会う。巾着田は60万人という数字が出ているが、十万人単位の方が訪れていると思う。
委員: 5月から6月は遠足の児童などが多く、歩けない状態。近頃は自然環境を見るというより、健康のために歩いている人が多いように感じる。また、東屋付近は雨が降ると砂利が流れてしまうので、管理の仕方も見直しが必要と感じる。環境ボランティアの方が手入れをしてくれているので、豊かな自然の森づくりの拠点となるようにもう一度考えていかなければならない。
事務局: 貴重な植物もあると聞いているので、自然環境を守りつつ、市民が楽しめるような山にしていきたいと考えています。
委員: 自分の家の庭木をもってきて植えてしまう人がいると聞いた。本来ある植物以外のものがあるのは困るとボランティアの人が話していた。
委員: ふるさとの森になることによって、何が変わるのか。
事務局: 市の管理地になるので、植栽をしたり間伐をしたりすることができ、管理しやすくなります。
市長: 国や県などの補助金でお金をかけて整備することができる環境になる。ふるさとの森というが、私は、自然はある程度、手を入れないと維持できないと思う。草一本もむしらないで残す自然、逆に手を入れすぎてしまう自然も違うと思う。お金をかけて整備しやすい環境になる。
委員: ふるさとの森の地図があるが、真ん中の部分(ひし形)は入っていないのか。
事務局: 二の鳥居と呼ばれている場所で、ここには神社があります。ここは元宿区の管理となっています。
委員: 日和田山の蜂さされなどの被害はあるか。
事務局: 環境ボランティアの作業中に蜂に刺された人はいますが、登山客では聞いていません。
委員: 四季を通じての防護安全対策をやっていると思うが、さらに調査の上、整備する必要があるのではないか。ダニによる感染事故なども考えられる。
委員: 登山口付近の路上駐車が多い。東屋でバーベキューをしている人がいた。ここは民地なのか。
事務局: 東屋付近は市の土地であり、モラルの低い人がいる。気を付けてくださいということは話しています。また、火気厳禁の看板も掲げました。駐車場の関係は、目の前にある民間の駐車場は満車なので、巾着田に駐車してもらえるように呼びかけていきます。
委員: 山や森でも民地に入ることには抵抗を感じる。ふるさとの森は、市の土地として、気軽に自然環境を見ることができるので、意義がある。もっと増やして親しみやすい土地にしていけたら良い。
議長: ほかにご意見がありますか。ご意見がないようですので、以上をもちまして、諮問事項「ふるさとの森の指定について」は終了させていただきます。ただ今のご意見等を反映した形で答申いたしたいと存じます。
議長: それでは、ふるさとの森の指定について答申を行いたいと存じます。「日高市長 谷ケ崎照雄様 ふるさとの森の指定について(答申)平成27年5月28日付け、日環発第110号にて諮問のありました標記の件について審議した結果、下記のとおり答申します。日高市ふるさとの森第1号に追加指定することは、妥当であると判断します。なお、指定後については、市民に愛され、親しまれる森として、貴重な自然を残しつつ適正な維持管理をし、自然のバランスを考慮しながら、大切に森づくりを進めることを要望します。」


議長: 次に「日高市環境基本計画の見直しについて」事務局の説明を求めます。
事務局: 担当より説明。(「日高市環境基本計画(素案)」に基づき説明)
議長: ただいま、事務局から説明がございましたが、何か質問等ございましたらお願いします。
委員: 環境ボランティアの活動は素晴らしいことである。日和田山を活動拠点とし、市民や登山者もボランティアに参加できるような仕組みが作れないだろうか。また、基本計画の素案の中に、里山と書いてあるが、具体的にどこを指しているのか、見えてこない。川の親水機能も、どのあたりの場所を言っているのか見えてこない。カワセミ保護区として巾着田だけでなく、そのほかの鳥も含め高麗川全体を保護区域にできないか。基本計画に細かく入れ込まなくても、別の資料として、具体的な場所を示したり、鳥や魚についてもデータの収集を行ったりした方がよい。
事務局: ボランティアの関係ですが、登っている人が何か一つでもいいことをしてもらおうと検討しているところです。また、里山についてですが、里山は平地林、森林との分け方として使ってしまう部分もあるので、この点につきましても、検討していきたいと考えています。例えば、総合公園の中に平地林があり、活動しているグループなどがありますので、そちらに対してもどう支援できるのか検討していきます。カワセミの保護についても、企業などに支援をいただくことを検討していきます。
委員: 計画の4ページの期間が平成27年度から32年度となっているので、28年度から32年度が正しいのではないか。また、企業として、何が支援できるのか。具体的に示してもらえると参加しやすい。
事務局: 誤植です。訂正します。
委員: 商工会はどのように協力できるのか。環境は商工業にとってはとっつきづらいと感じた。何ができるのかがわかれば、商工会に持ち帰って報告したい。
事務局: ごみの減量化やCO2の削減など協力いただきたいと考えています。
委員: アンケートの結果にもあったが、公園が少ないと感じる人がいた。身近なところに公園があれば、みんなで集えるのでいい。地域が一体になって連携が取れるような地域という文章があるといいと思う。
事務局: 今後、新たに土地を購入して公園を作るとなると難しい。高齢者に対しては、コミュニティは大切になってくると思います。車で出かけられる方には、日和田山や高麗川に足を運んでいただきたいと思います。高麗川では、川のまるごと再生事業ということで、遊歩道を設置する工事をこれから行う予定です。
委員: 日和田山や高麗川などの自然環境という分野と私たちの生活に関係する生活環境という分野は別のものである。計画そのものは目標を設定しているのはいいと思う。環境を守るため、個人のモラルを醸成するように自治会など地域にある組織で連携し、方向性を決めていかないといつまでたっても進んでいかない。
ごみ有料化の意義を考えなければいけない。ごみ処理は税金で賄われ有料である。10パーセント削減し、浮いたお金をほかの事業にシフトできるよう委員が地元に戻って啓発することも大事である。
委員: 鳥獣被害が減少しない。
事務局: 有害鳥獣駆除については、近隣市町と連携をとって進めていきます。
委員: 課題として、ボランティアの高齢化が挙げられているが、参加したいけど、どうしたらよいかわからない人が多いと思う。また、ボランティアどうしの横のつながりも必要だと思う。
事務局: 市役所総務課でボランティア団体の登録を行っています。また、社会福祉協議会のボランティアセンターでも、ボランティア活動に関心のある方に対し、情報や学習機会の提供や、活動を紹介するなどの取り組みを行っています。環境の関係では、環境の取り組みを行っている日高みどりの会という団体、日光街道杉並木保全会、環境ボランティアなどがありますので、環境課までご相談いただきたいと思います。
委員: 大気汚染が心配である。東日本大震災の原発事故から放射能は大丈夫なのか。また、農業担い手事業とは何か。目標値が認定新規就農者に変更になっているのはなぜか。
事務局: 放射線の測定を行っていますが、大きな変化はなく、問題ないと考えています。農業関係については、産業振興課が担当となるため、詳しくお答えできませんが、農業後継者問題や農業会議所などを支援しています。後継者が減少しているのが現状であり、目標値を認定新規就農者として、新しく農業を始める人に変更しました。
委員: 遊休農地が増えているのが現状だと思うので、県の農業学校に協力を求められないのか。
事務局: 農地を集積して農業をしやすくしたり、企業に貸したり、あらゆる施策を効果的に活用し、遊休農地を減らしていくものと考えています。
委員: 埼玉県もグリーン購入を行っているので、購入を心がけるように呼びかけてみたらどうか。
事務局: 市では、物品等を購入するときにはグリーン購入を行っています。また、計画では、市民の環境配慮指針にも、環境にやさしい商品を購入しましょうといった内容を掲載します。
委員: ごみゼロの参加者数の目標値が実績よりも低く設定されているのはなぜか。
事務局: 平成27年度の目標値は、23年の策定時の目標値であり、すでに達成できている状況です。今回の計画策定では、32年度の目標値を設定するものです。
委員: 概要版を作成するときに、本当にお願いしたいことを市民の目に入りやすく、わかりやすい表現で作成してほしい。
事務局: わかりました。
委員: 環境基本計画の終了年度には、評価を行うと記載した方がよい。
事務局: 行政評価等、毎年評価を行っていますので、PDCAサイクルとして記載しています。
議長: ご意見等がないようですので、以上をもちまして、協議事項「日高市環境基本計画の見直しについて」は終了させていただきます。


続きまして、「その他」でございますが、事務局から何かございますか。
事務局: 担当より生活排水対策の強化について説明
委員: 東京湾に流れる水の約7割が生活排水と言われている。
委員: 転換が進まない理由は。
事務局: お金がかかる問題であり、吸い込みが壊れてしまったり、リフォームをしたりするなどの理由があれば行うと思いますが、転換だけを行うといったことが少ない状況です。
委員: 今後の下水道計画はどうなっているのか。
事務局: 整備には多額の費用がかかるため、さらに下水道の区域を広げる予定はありません。
事務局: 資料3に基づき、担当より日高市の可燃ごみについて説明
委員: 自治会ごとのごみの排出量を確認することはできないのか。
事務局: コースで回収していますので、自治会ごとに確認することはできません。
議長: ほかに委員の方から何かご意見等ございますか。せっかくの機会でございますので、何でも結構かと思います。ご意見ご質問等がございましたら、お願いしたいと思います。
委員: 埼玉県では環境コミュニケーションという県民・事業者・市民が意見交換会を推進しているので、団体や自治会などでも行うことができるので、委員の皆さんにも知っていただければと思います。
議長: 事務局から今後の予定をお願いします。
事務局: 次回の審議会を9月頃に開催したいと考えています。
議長: 委員の皆様には長時間にわたりご審議をいただきまして、ありがとうございました。平成27年度第1回日高市環境審議会を終了させていただきます。皆様たいへんお疲れさまでした。

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更新日:2017年06月23日