令和4年度 第1回日高市立図書館協議会の会議結果

会議結果は、次のとおりです。

第1回 日高市立図書館協議会会議録

日時

令和4年12月9日 午後2時から3時20分まで

場所

生涯学習センター 2階 会議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

三芳委員、山口委員、吉原委員、岡野委員、三宅委員、和田委員、大場委員

欠席者

野村委員

説明員

図書館長

事務局

教育部長、生涯学習課長、図書館長、職員

傍聴者

なし

担当部署

教育部 生涯学習課 図書館

議題

  1. 委員長の選出及び職務代理者の指名
  2. 日高市子ども読書活動推進計画(第3次)策定について

会議資料

  1. 資料1 日高市子ども読書活動推進計画(第3次)策定スケジュールについて(PDFファイル:94.8KB)
  2. 資料2 日高市子ども読書活動推進計画(第3次)(案)の概要(PDFファイル:130.9KB)
  3. 資料3 日高市子ども読書活動推進計画(第3次)(案)(PDFファイル:607.3KB)
  4. 資料4 日高市子ども読書活動推進計画(第2次)(PDFファイル:5.3MB)

会議の経過

1 開会 生涯学習課長

2 あいさつ 教育部長

3 議事

(1)委員長の選出及び職務代理者の指名について
日高市立図書館の設置及び管理等に関する条例施行規則第27条第1項の規定に基づき、委員長を委員の互選により、また、職務代理者を委員長の指名により、同条第3項に基づき、次のとおり決定した。

委員長 岡野一平委員
職務代理者 吉原廣子委員

(2)日高市子ども読書活動推進計画(第3次)策定について
(資料1から3)を基に事務局説明

〔質疑・意見〕
(委員)りんごの棚は、図書館内で行われているものか。
(事務局)はい。
(委員)あかちゃんタイムはどういう取組なのか。
(事務局)あかちゃんと保護者が気兼ねなく利用していただくため、掲示物等で来館者にご理解をいただき、利用してもらうものである。
(委員)あかちゃんタイムの利用者はどうなのか。
(事務局)実際にどのくらい利用されているかは分からないが、保健相談センターの4か月健診に来た親子に図書館に寄ってもらい、あかちゃんタイムの時間は、子どもが泣いてしまったり、騒いでしまったりしても大目にみてもらうよう図書館入口に看板を出している。
(委員)学校図書館への司書の配置は、現状ではどうなっているのか。
(委員)司書教諭は、例えば国語の免許を持っていて、国語の授業をして担任のクラスを持って学級経営をしながら学校図書館の経営も一緒にできる司書の免許を持った教諭、司書は学校図書館に常駐して、学校図書館の切り盛りをするというもの。実際には、司書教諭は学校図書館に常駐することは不可能で、昼休みや放課後の少しの時間しか取れないので本の整理や修理はできないのが現状である。それを補うために図書整理員が学校を巡回している市町村もある。
(委員)司書教諭は全ての学校にいるのか。
(委員)12学級以上の学校には必ず司書教諭がいることになっている。司書教諭がいない学校は、図書委員会の担当教諭が学校図書館を運営するということである。
(委員)司書教諭の空き時間があれば、他の学年やクラスの授業に出ることができるが、その調整が難しく、そういうことができないのが現状だと思う。
(委員)この計画案について、学校から要望や意見はあるか。
(委員)学校では、年間予算で図書を購入するときの手続きによって、図書を注文してから納品されるまでに時間がかかり、学校に届いた頃には最新図書ではなくなっていることがある。市立図書館のほうが新しい図書が入手し易いということを考えると、移動図書館のようなかたちで各学校を回って新刊本などを紹介してもらい、1、2週間借りられる状況をつくって、子どもたちがこの本は面白いなと思える機会をつくってもらえると有難い。子どもたちに親しみが持てるような本で、市内を巡回してもらうようなことが将来的にできるようになると良いと思う。
(委員)市立図書館の近くに住む子どもは図書館に来られるが、そうでないと図書館に来られない。そういう意味では、新しい本ということまでは気が付かなかったが、学校に移動図書館が行けたら良いと思った。
(委員)今のことは子どもだけではなく高齢者も同じことと思う。図書館から離れてしまうと図書館に行けない。移動図書館にどのような本を積んで行くか難しいところがある。
(委員)デジタルコンテンツを市が購入して、市内の小・中学生や高齢者に向けて配信することはできるのか。
(事務局)県内で小学校向けに電子図書の何冊セットを読み放題というようなことを行っているところがあると聞いている。委員の話のようなことを、この計画の「ICTの活用」で狙っているところで、昔であれば、インターネットを大人が使うもので子どもが自由に使う環境にないというところが、GIGAスクール構想で子どもたちが一人1台タブレット端末を授業だけではなく、自宅学習やコロナ禍のリモート学習などに活用しており、そういうものを活用して新しい取り組みができるか、実施可能なことを進めていきたいと考えている。
(委員)学校の団体貸し出しについて、調べものなどで貸し出しが重なることがあるのかなどの状況はどうなっているか。
(事務局)貸し出し期間が重なったときは、返却を早めるお願いをする場合があるが、それほど重なることはない。
(委員)学校から貸し出しの申し出があったときは、誰かが本を借りて学校に持っていくのか。
(事務局)図書館が資料を集めて、取りに来てもらう。
(委員)返却するのは、学校に持ってきてもらうのか。
(事務局)はい。
(委員)読書手帳の利用はどのようになっているのか。
(事務局)去年度は、新規が451冊、2冊目以降が442冊で、1年で900冊位となっている。学校訪問おはなし会に行ったときに、読書手帳を持っているという児童が多くいる。
(委員)読書手帳の利用頻度は高いということか。
(事務局)はい。子どもたちは読書手帳に貼るシールが貯まってくると、それが楽しいようである。
(委員)乳幼児を抱える家庭では、読んで聞かせてあげることが基本的なベースとなり、それが小・中・高とつながっていくので、その辺り大事なことをある程度図書館で取り組んでもらえればと思う。先ほど、4か月健診時の話があったが、子どもは、午後はお昼寝タイムになることもあるので、そこを加味してもらえると、今後、良いと思う。
(委員)読書手帳のPRはしているのか。
(事務局)小学校へは、毎学期、全学年におはなし会のたびに読書手帳のことを伝えている。
(委員)乳幼児を持つ保護者は読書手帳を貰っていかないように思うので、これからPRしていく必要があるのではないかと思う。
(委員)読書手帳は、1冊終わったらポイントが貰えるなど何かあるのか。それとも、ただ自分で持っておくものなのか。
(事務局)読書手帳の元々の意味が、自分の読書記録をつくるということが目的だったので、読書手帳そのものに意味があるということと、小学生までの子どもにはボランティアの手作りの景品がある。
(委員)障がいのある子どもに対して、第3次計画で力を入れることなどはあるのか。
(事務局)りんごの棚を設置していて、LLブックや録音資料・CDの充実を図りたい。読書しづらい人に読みやすくなるようなツールの貸し出し、読書拡大器のPRをする、国際医療センターの院内学級に配本やおはなし会などの支援を行っていきたいと思っている。市内学校の支援学級へは、おはなし会に行っている。
(委員)成長していくに従って、読書が好きという子どもが少なくなっていくが、その辺りの手立ては何かあるのか。
(事務局)中学生・高校生・大学生を対象にビブリオバトルを年2回実施している。読書離れや読書が嫌いな子どもたちが増えているということを聞くが、ビブリオバトルに参加してくれる子どもたちは本当に本が好きで良く読んでいる。武蔵台中学校の生徒たちが薦める「武蔵台中書店」という展示では、2年生や3年生が全員、本の紹介をしてくれて、良く選んで、良くコメントを書いてもらえるので、そのような場があれば、本に関心を持ってもらえる。
(委員)好きな子は本当に好きで本が命みたいな子もいるし、そうではない子は極端で、小学校の低学年で本が大好きだった子がだんだん離れてしまう、そうさせないようにどう手立てをしていくかが大事になる。
(事務局)繰り返しになるが、ビブリオバトルはゲーム的なところがあり、今の子どもたちにしっくりいくようで、学校全校でビブリオバトルを行うところもあり、特に高校ではよく取り組まれている。高校大会を見に行くと、発表している子が自分は本が嫌いだったが本を選んでみたら意外と楽しかった、自分の好きな本を発表してそれに対してみんなが反応してくれたことがすごく楽しいという意見も聞くので、ビブリオバトルは今の子どもたちに合っていると思う。
(委員)先ほど、本が好きではないというような話があったが、図書館ボランティアをしていて、おはなし会で小学校に行くと、好きとか嫌いとか関係なく、その時間、聞いていないようで聞いている。良く聞いている子は前に乗り出して聞いている。
(委員)中学生位になると、たまに読むというのは余りいない。すごく読む子と全然読まない子に分かれてしまう。なぜなのか考えてみると、部活が終わり家に帰って、疲れていても読みたいと思う子と、もう寝ようと思う子の差が出るのではないかと思う。どんな本に出合うかはすごく大きなことで、そのためには経験させてあげるために朝読書の活動はすごく大事。最初の何行か読んで飽きてしまう子がいるかもしれないが、最初の何行か読んで、はまっていく子もいる。たった10分ない位の朝読書の時間でもすごく大事だと思っている。朝読書をしっかりとやって、それから授業に入ると子どもたちは授業に良く集中するので読書の大切さを感じる。

4 その他

特になし

5 閉会

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更新日:2023年01月10日