令和元年度 第1回日高市立図書館協議会の会議結果

会議結果は、次のとおりです。

第1回 日高市立図書館協議会会議録

日時

令和元年11月25日 午後1時30分から3時30分まで

場所

生涯学習センター 2階 会議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

中村委員、山口委員、吉原委員(職務代理者)、望月委員(委員長)、三宅委員、岡野委員、平田委員

欠席者

新井委員

説明員

図書館長

事務局

教育部長、生涯学習課長、図書館長、職員

傍聴者

なし

担当部署

教育部 生涯学習課 図書館

議題

  1. 令和元年度上半期事業報告および下半期事業予定について
  2. その他

会議資料

  1. 議案(PDF:365.1KB)
  2. 資料1 年月別貸出人数及び年月別貸出冊数比較(PDF:79.8KB)
  3. 資料2 公民館での返却・予約本貸出及び武蔵高萩駅返却ポストの返却数(PDF:74.5KB)
  4. 資料3 移動図書館車での館外貸出冊数(PDF:93.4KB)
  5. 図書館アンケート集計結果(あらまし)(PDF:186.3KB)
  6. 図書館アンケート集計結果(PDF:620.4KB)
  7. 図書館アンケート質問用紙(PDF:221.2KB)

会議の経過

1 開会・進行 生涯学習課長

2 あいさつ 望月委員長、教育部長

3 議事 議長は望月委員長

(1)令和元年度上半期事業報告および下半期事業予定について

資料を基に事務局説明(説明員 図書館長)

〔質疑・意見〕

(委員)他の市町村の図書館利用も大分盛んになってきたが、それに伴う問題というのは出てきているか。

(事務局)要覧6ページをご覧いただくと分かるように、これまでも川越都市圏まちづくり協議会で4市3町の広域利用をしており、飯能市とも以前から広域利用している。ここで所沢市、狭山市、入間市が増えても新たな問題というものは起こっていない。

(委員)広域利用の利用者数はどの程度か。

(事務局)4月から所沢、狭山、入間が増えたが、4月以降の利用状況は、所沢市が登録者数5人、貸し出し冊数177冊、貸し出し者数延べ27人、狭山市が登録者数17人、貸し出し冊数309冊、貸し出し者数延べ85人、入間市が登録者数22人、貸し出し冊数290冊、貸し出し者数延べ103人、飯能市が登録者数32人、貸し出し冊数1万1,985冊、貸し出し者数延べ2,619人です。

(委員)外部からの利用者というのは増えているのか。

(事務局)貸し出し冊数に増減はあるが、徐々に増えている。

(委員)外部からの利用が増えることで、予算への影響はあるのか。

(事務局)人口による各市の負担金はあるが、図書館だけではなく全体の負担金なので、図書館としては多く利用していただいた方が費用対効果の面ではよい。

(委員)日高市民の他市の図書館の利用の状況は。

(事務局)(要覧の17ページをご覧いただき説明)

(委員)相互利用の推進について、県の指導はあるのか。

(事務局)県の指導は特にない。各市相互に自主的に行っている。

(委員)相互利用は費用対効果をあげていると考えてよいか。

(事務局)よいと考える。

(委員)いろいろ工夫されており、利用者が増えていてよいと思う。移動図書館車については場所が増えてとても良かった。
実績5ページの9月に一般向けテーマ展示として「傷つけられた本たち 本が泣いています」の展示があったが、傷つけられる本というのはどの程度の冊数で、児童書が多いのか一般書の方が多いのかお聞きしたい。

(事務局)冊数はおさえていないのですが、具体的な冊数は確認して報告させていただく(水濡れなども含み、月におよそ10冊以内。一般書の方が多少多い)。通常は汚損や破いてしまった場合など申告していただいた場合には弁償いただいている。返却ポストなどを利用して返却され、本人が汚損したかを確認できなかった場合などで、数としてはそんなに多いものではない。

(委員)児童の本が多いと思う。展示を見ていただくと幼子が汚してしまったと思われるものが多い。紙芝居なども多い。このことが周知される展示内容であったことは良かった。

(委員)まだ自分で管理できない子どもに扱いさせている親の管理の問題だと思うので、同じ方が繰り返されているのではないか。汚損を確認したら声はかけるべきだとは思う。

(事務局)いったんはお声掛けさせていただいている。それでも確認できない場合はそれ以上は追及できない場合もある。

(委員)実際の弁償の状況はどうか。

(事務局)水にぬらしてしまったという方が多く、その場合弁償していただいている。

(委員)中学校の図書館ではそこまで酷いものはないが、幼児が汚してしまうということなら理解できる。

(事務局)小説などは、自分が読んだものか分かるように、本にしるしを付けてしまう方がいるので、消している。

(委員)「傷つけられた本たち」の展示はとても良かったと思う。

(委員)リクエストでは、いろいろなところ(他館)から取り寄せてもらえるが、その範囲は。

(事務局)要覧15ページの4-6相互貸借冊数を見ていただくと、日高市からは490冊程しか貸していないが、他館からは2,800冊以上借りている。ほぼ県内の図書館から借りている。他館の横断検索ということができるのでこれにより調べて借用している。県内は協力車がまわっており無料で貸し借りできるが、県外は郵送料がかかる。

(委員)5月の実績の人形劇が今回で最後だということであったが、今後の予定はあるのか。

(事務局)引き継ぐ方がいらっしゃらないので、本当に残念だが予定はない。今まで無料で来ていただいていた。

(委員)実績6ページの11月17日に実施された「赤い鳥」企画展関連の朗読会についてだが、案内は午前10時30分から11時30分までとなっていたのに、実際に終了したのは午後0時10分だった。40分も延びるというのはいかがなものか。延びても15分以内位にすべきだったのでは。また朗読中にスタッフの出入りが多かったのがとても気になった。研修室のドアの開閉音もうるさく残念だった。

(委員)「赤い鳥」の展示がすてきだった。どなたが作られたのか。

(事務局)図書館委託のスタッフが作ったものです。

(委員)本の管理についても子どもたちには公共物は大切にしましょうという話をしている。税金を払っているのだからまた買えばいいだろうという考えの方もいるが、学校としてはきちんと教育していきたい。中学生ではライトノベルを読む子が多いので、代表的な文学作品も読んでもらえるよう国語やその他の授業の中などで紹介するなどしていきたい。また、調べものが中学生は多いが、スマートフォンで調べている場合が多い。図書館が確かな情報を得られる場として利用されるようになればと思う。学校が図書館とタイアップしていけるとよい。連携を考えていければと思う。

(委員)実績の5ページの国立科学博物館の「恐竜博2019」にあわせた事業「夏休み児童向け文化講座」はよかった。今度は国立科学博物館で「ミイラ展」が開催されているが、図書館でも人体に関する本の紹介をしていただければ興味を持ってもらえるのではないか。

(委員)要覧9ページで除籍数がでているが、除籍された本のうち資料的に古くないものの利用法は。

(事務局)今除籍している本は、古くなったものと資料的に更新されて使えなくなったものをメインに除籍している。汚れたり資料価値のないものがほとんどで、処分している。雑誌については、図書館まつりで配っている。図書館の所蔵規模からすると蔵書数が多くなっているので、除籍は進めていきたいと考えている。

(委員)今後、除籍数が増えていき、小説などの除籍が出てくるのであれば、そういったものの利用方法も考えて行っていただきたい。

(事務局)武蔵高萩駅には「えきとしょ」を置いているが、「えきとしょ」に返却されない本が多く、そういったところの補完に小説なども充てている。

(委員)「えきとしょ」については、返してくださいというのが分からず、周知が行き届いていない部分もあるのではないか。例えば本の中に周知の紙を挟むなどの方法はどうか。

(委員)除籍した本を売却というのは。

(事務局)市によって行っているところはある。ただ売却には本の状態の問題もある。

(委員)スポンサー雑誌について、どう決めているのか。状況で利用が多い雑誌に変えていっても良いのではないか。選び方の基準は。

(事務局)もともとはスポンサー制ではなく、NPOに間に入っていただき本の寄贈というかたちで始まった。その時に賛同いただいた3社によりタイトルは選ばれたものである。図書館としては、一度入れたものは継続していくという考え方で入れている。昨年からスポンサー制となったが、今年度一部スポンサーが変わって現在は太平洋セメント株式会社、日高都市ガス株式会社、株式会社新世紀解体工業がスポンサーとなっているが、こちらからお願いして同じタイトルを継続していただいている。

(委員)要覧16ページの登録率については、以前にも登録率より登録した人がどれだけ利用しているかが大切ではないかという話をしたが、利用者率が分かると良い。

(委員)学校訪問については、(回数、学年等)前年度と変わらず行っているのか。

(事務局)変わらず継続して行っている。授業に組み込んでいただいているので。

(委員)中学校でもブックトークという形で、哲学的な本など司書の力で紹介していただければと思う。

(委員)「図書館アンケート」については、昨年と同じ時期に実施したのか、曜日や時間帯、回答人数などでも違ってくるので、対象を決めて比較検討したらと思う。アンケートによる図書館の利用目的の達成度については、閲覧席を利用する目的で来館され、その目的をやや達成できなかった方もいるとある。閲覧席はもともと少なかったので、カフェコーナーや2階ロビーにも新たに席を設けた訳だが、それでもまだ少ないという意見だということ。土曜日・日曜日は1階の席は子どもたちでいっぱいだが、2階の席まで子どもたちが気付かないのでは。様子を見ていただければと思う。

(事務局)2階の学習席の様子については時々見回りをするようにしており、気にかけている。常時満席なわけではない。テスト前などは満席となる場合もある。2階に学習席があるということを1階に表示するなど周知していきたい。

(委員)土曜日・日曜日など、会議室を子どもたちへの学習室として、開放は考えていないか。

(事務局)会議室は通常の利用者も多いことと、防犯上の問題から躊躇している。本来は開架室の中にできるとよいが何かと引き換えとなってしまうので難しい。

(委員)資料3の移動図書館車について、訪問時間が記載されていないが。

(事務局)西コースは午前10時から10時30分まで横手台自治会館、午前11時から11時30分まで武蔵台ショッピングセンター、東コースは午前10時から10時30分まで高萩南農産物直売所、午前11時から11時30分までに日高団地自治会館に伺っている。

(委員)この時間帯だと利用者は大人と未就学児が対象となってしまうが、土曜日・日曜日は考えていないのか。

(事務局)運営を委託しているが、土曜日・日曜日は図書館自体の利用者も多く、そちらにも人員を割かなくてはならないため、どこまで出来るかは委託会社と交渉していきたい。現在は、公民館には配本という形でしているので、それ以外の所に移動図書館車での館外貸し出し、また希望があった学童保育室には定期的に移動図書館車で貸し出しに行っている。

(委員)移動図書館を希望した学童保育室だけでなく、その他の学童保育室からも希望が出るように広報して増やせないか。

(事務局)常時スタッフがいるわけではないので出来る範囲の中で増やしていきたい。

(委員)図書館から遠いところの子どもたちは図書館が出向いてきてくれなければ本は手に届かない。大人が手渡してあげなければ子どもは良い本を受け取ることは難しい。子どもたちが使いやすい移動図書館車の仕組みができればと考える。

4 その他

特になし

5 閉会

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更新日:2019年12月20日