令和元年度 第1回日高市文化財保護審議委員会の会議結果
会議結果は次のとおりです。
令和元年5月17日
第1回 日高市文化財保護審議委員会議録
日時
令和元年5月10日(金曜日)午前10時から11時まで
場所
日高市役所 5階 503会議室
公開・非公開
非公開
非公開理由
金工品調査過程のため
出席者
新井委員長、高麗委員、野川委員、新井委員、加藤委員
欠席者
なし
説明員
生涯学習課長、文化財担当主幹
事務局
生涯学習課長、文化財担当主幹、文化財担当主事補
傍聴者
なし
担当部署
教育委員会生涯学習課文化財担当
議題および決定事項等
- 令和元年度日高市文化財保護審議委員会活動について
- 令和元年度文化財保護事業概要について
- 金工品調査について
- 管外研修について
会議資料
- 令和元年度文化財保護審議委員会活動計画表
- 令和元年度文化財保護事業概要
- 平成30年度金工品調査一覧
会議の経過
- 令和元年度文化財保護審議委員会活動計画について
【説明員】 今年度も審議委員会は会議および調査で全6回を予定している。今年は隔年で実施している管外研修があるので、本会議、3月の会議を除く3回を金工品調査に充てる予定である。各委員の予定から調査および管外研修の開催月を決定していただきたい。
【委員】 調査は昨年度、管外研修は一昨年度と同様な時期で良いのではないか。
【各委員】了承
【説明員】 では6月、12月、2月を調査、11月を管外研修、3月に会議という予定で調整する。
2. 令和元年度文化財保護事業概要
- 高麗郷民俗資料館事業
企画展を年2回予定している。現在「日高ゆかりの相撲」展を開催中である。このほか、新元号令和にちなみ、「日高市の万葉歌碑」のミニ展示を実施中である。 - 指定文化財維持管理事業
指定文化財建造物の防災設備保守点検に対し補助金を交付する。 - 文化財保存事業
獅子舞が市指定文化財である栗坪の諏訪神社の説明板が老朽化したため新設する。
市民歴史講座を開催する。 - 埋蔵文化財調査事業
各種開発に伴う試掘調査、発掘調査および資料整理を実施する。
日高高校前に所在する王神遺跡の調査報告書を刊行する。
【委員】 昨年度は拾石遺跡、西不動遺跡の調査報告書を刊行し、今年度も王神遺跡の調査報告書の刊行という事で、遺跡、遺物の公開、活用となり良いことだ。整理、報告書執筆は大変だろうが頑張ってもらいたい。
3. 金工品調査について
【説明員】 平成30年度は4か所の寺院で金工品調査を実施できた。調査を通して新たな発見もあった。寺社の所蔵する資料を調査することで、当時の地域信仰を記録することができると考える。
4. 管外研修について
【説明員】 11月の視察研修については、当市文化財の取り扱いについて参考となる事例を持つ視察場所を委員の皆様と今後決定していきたい。ひとつの参考事例であるが、群馬県渋川市の瀧沢石器時代遺跡は大正15年に発掘調査され、群馬県初の縄文時代の住居跡を検出、昭和2年に国史跡に指定され、平成16年の追加指定と共に史跡整備が開始されている。当市台に所在する高麗村石器時代住居跡の今後の整備に対して参考になると思われる。
【委員】 渋川市も含め夏までに決定する。
【各委員】了承
【事務局】 このほか、各委員から質問等があるか。
【委員】 大正期から昭和にかけての建造物が解体される場合、なにか方策はないのだろうか。
【事務局】 建物の写真、図面作製、部材の一部を保存するなどの処置を講ずる事は出来るかもしれない。依存状態など個々の状態によると考える。
【委員】 高麗坂東三十三観音霊場が飯能市、日高市にあり、石標も残っているなど霊場巡りルートを調査すると当時の地域信仰などが分かるのではないか。
【事務局】 古道の復元にもなると考える。
以上
更新日:2019年07月03日