令和6年度第1回日高市文化財保護審議委員会の会議結果
会議結果は次のとおりです。
日高市文化財保護審議委員会議結果
日時
令和6年6月25日 午前10時から11時まで
場所
高麗公民館 学習室
公開・非公開区分
公開
出席者
新井委員長、高麗職務代理、野川委員、新井委員、加藤委員
欠席者
なし
説明員
生涯学習課
事務局
松本生涯学習課副参事、早川文化財担当主幹
傍聴者
なし
所管課
教育部生涯学習課
議案および決定事項等
- 令和6年度文化財保護審議委員会活動計画
- 令和6年度文化財保護事業概要説明
- 「ひだか歴史名勝」について
- 「文化財保存活用地域計画」について
会議資料
- 令和6年度文化財保護審議委員会活動計画表
- 令和6年度文化財保護事業概要
- 「ひだか歴史名勝ナビ」チラシ
- 日高市文化財保存活用地域計画の策定について
会議の経過
1.令和6年度文化財保護審議委員会活動計画について
【説明員】ひだか歴史名勝の更なる充実のために、新たな歴史名勝を選定する作業を行いたい。また、本年度から始まる日高市文化財保存活用地域計画の策定について、進捗を報告していきたいと考えている。
【各委員】了承
2.令和6年度文化財保護事業概要について
【説明員】高麗郷民俗資料館は、現在「ひだか歴史名勝」展パート1」を開催中。
指定文化財維持管理事業は、指定文化財補助金として、高麗家住宅、聖天院山門、阿弥陀堂の防災設備や、霞野神社ほか2社の消火器の法定保守点検に対し交付する。
文化財保護事業では、高麗村石器時代住居跡周知のための縄文時代の市民歴史講座を本年度も引き続き開催する。
文化財説明板は、大谷沢の万葉の歌碑に設置を計画している。
最後に埋蔵文化財調査事業であるが、各種開発に伴う試掘調査、発掘調査を実施する。室内での資料整理に関しては、区画整理事業に伴う旭ケ丘、王神、専用住宅などに伴う道光林、宿東、明婦、神明、若宮、倉庫建設に伴う向原、五反田、宮久保の各遺跡を行う。調査報告書は専用住宅に伴う道光林など5遺跡を刊行する予定である。
3.「ひだか歴史名勝」について
【説明員】今年の3月から公開が始まった。専用アプリをインストールしなくても使用できる手軽さが特徴の一つと言える。これからも情報更新を行い、PRしていきたいと考えている。
【委員】専用アプリを使う、という選択肢を持ってもよいのではないか。
【説明員】観光協会などとの連携も含めて考えてみたい。その他、子供向けのページ作成も検討したい。
【委員】子供向けということならば、文章中心のものではなく、アニメなど子供の興味を引くような手法をとってもいいのではないか。
【説明員】検討したい。
【委員】デジタル活用と合わせ、空間的な拠点もあるべきと思うが。
【説明員】現状では、民俗資料館がその役割を持つと考える。実物を見ることができる場所は必要。現地+デジタル+資料館という三位一体で進めたい。
4.「文化財保存活用地域計画」について
【説明員】本年度から、計画策定を進めていく。文化庁は、文化財の保護について行政だけでなく地域の人々全体で支えていく体制を目指し、同時に観光などへ活用していく仕組みづくりを進めている。 この実現のため、自治体の中長期的計画=マスタープランとして策定するものが「文化財保存活用地域計画」である。 令和5年度のまちづくり市民アンケートでも「文化財の保護と活用」は、関心の高い項目であり、日高市の魅力向上にも有益と考えている。
【委員】観光への活用というと経済的な面が目的に見えてしまう。地域の文化を高めることが重要と思う。
【説明員】計画策定スケジュールは、4年計画で進める予定で、令和9年度に認定を受ける見通しである。また計画策定のため、協議会を立ち上げる。 審議委員会へ協議内容、結果の報告も行いたいと思うので、委員会開催日程は調整させていただきたい。
【各委員】了承
以上
更新日:2024年07月12日