第6回学校給食センター整備計画市民検討会議の会議結果

会議結果は、次のとおりです。

第6回 日高市学校給食センター整備計画市民検討会議会議録

日時

平成31年1月23日 午後3時30分から4時50分まで

場所

日高市学校給食センター 2階 会議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

秋葉会長、堀端副会長、平井委員、大里委員、五十嶋委員、新井委員

欠席者

市村委員、舩戸委員

説明員

学校給食センター所長

事務局

教育部長、教育部参事、教育総務課長、学校給食センター所長、業務主任、主任

傍聴者

なし

担当部署

教育委員会教育総務課学校給食センター

議題

(1)第4回市民検討会議をふりかえって

(2)日高市学校給食センター整備計画(案)について

(3)その他

会議の経過

(1)第4回市民検討会議をふりかえって

概要

第4回会議までに検討を行った整備計画素案の第1章から第5章のうち、記述の変更等を行った箇所およびその内容について事務局から説明し、再度委員による検討を加える。なお、検討範囲が広いため、前回同様に各章ごとに説明および検討を行った。

質疑

【第1章の質疑等】

【委員】「2 学校給食センターの課題」の 「(8)食物アレルギー対応について」中の「食物アレルギー」の表記について、第4回会議の中でなるべく表記を「食物アレルギー等」にそろえていくことになったと記憶しているが、ここでは「食物アレルギー」の表記で良いのか。

【事務局】現状の課題についての記述なので、あえてそろえずに「食物アレルギー」としている。

 

【第2章の質疑等】

【委員】「2 基本方針」の「(2)学校給食衛生管理基準に基づいた施設」中のドライシステムに関する記述で、「湿度の上昇を抑え」の部分に「温度」も加えたほうが良いと思う。

【事務局】ご指摘のとおり、修正する。

 

【第3章の質疑等】

【委員】「2 施設内容 (3)食器構成」の中の漢字表記で、食器の素材がまだ決定してはいないが、「飯椀」は通常陶磁器製なので、石偏の「碗」で表記するのが適当と思われる。「汁椀」は通常木製なので木偏が適当。PEN樹脂製等の場合に、学校給食用食器メーカーのカタログでは飯・汁の両方を木偏で表記しているものもあるが、ここで述べるのは基本的な考え方なので、「飯椀」は石偏の表記が適切と思う。

【事務局】確認の上、適宜修正する。

【委員】「3 現学校給食センターとの比較 No.1おかずの数」の写真について、今回のカラー印刷で気が付いたが、「2品から3品に増える」という以上の魅力をあまり感じない。「サラダや和え物を提供したい」「多彩な給食を提供したい」という意向があるのだから、新センターで提供できる献立の特徴を表した写真を掲載したほうが良いのではないか。

【事務局】写真の撮影時期は約2年前で、当時は「おかずを1品増やす」ということに注力していたように思う。この市民検討会議の中で「どういう給食を提供したいのか」という議論を深めていただいているので、その内容を反映した写真に変更したいと思う。

【委員】「4 諸室の条件」中に記述のある「汚染作業区域」から「非汚染作業区域」への食材等の移動については、台車の使用とパススルー方式の採用とどちらを考えているか。費用の面でもどちらにするかでだいぶ変わってくると思う。

【事務局】今の段階ではパススルー方式の採用を希望しているが、ご指摘のとおり費用面の制約などもあることから、台車の使用になるということも考えられる。

【委員】前の質疑に関連して、陽圧管理(最も清潔を保つべき室にHEPAフィルターを通した清浄な空気を送り込んでわずかに気圧を高め、そこから他の室に空気が流入していくことで塵埃や菌の進入を防ぐ方式)については導入の考えがあるのか。近隣では鳩山町の学校給食センターで導入事例があったと思う。

【事務局】陽圧管理の概要を確認の上、導入の是非について今後、検討したいと思う。

【委員】「4 諸室の条件」の中で、記述するならばおそらく「49 来客用便所」の部分になると思うが、多機能トイレについての記述の必要はないか。

【事務局】記述の必要性について確認する。

【委員】「4 諸室の条件」で、約50人の見学者を想定しているが、見学者の来所にはバスの利用が想定される。「58駐車場」では見学用バスの駐車スペースについての言及はないが、記述の必要はないか。

【事務局】記述の必要性について確認する。

【委員】「4 諸室の条件」の中で、防犯カメラ設置についての言及はないが、記述の必要はないか。

【事務局】記述の必要性について確認する。

【委員】「4 諸室の条件 63牛乳パック保管場所」について、備考では「回収した牛乳パック圧縮業務を行い、」とあるが、圧縮業務はどこで行うのか。

【事務局】確認する。

 

【第4章の質疑等】

【委員】「1 各種の事業手法」のイメージ図の表題の文字サイズが図によってまちまちなので、統一したほうが良い。

【事務局】文字サイズを統一する。

 

【第5章の質疑等】
【委員】「1 従来方式の事業の整理」と「2 PFI事業における事業範囲、市と民間業者との役割分担」の双方で、運営業務に「牛乳パック圧縮作業」が入っていないが、入れなくて良いのか。

【事務局】検討する。

【委員】「2 PFI事業における事業範囲、市と民間業者との役割分担」の表「本事業における事業範囲」について、表が2ページにまたがるので、凡例を表の前に配置したほうが読者には分かりやすいと思う。

【事務局】分かりやすくなるよう表示位置を変更する。

【委員】「2 PFI事業における事業範囲、市と民間業者との役割分担」の表「本事業における事業範囲」の中で「廃棄物処理」をPFI事業対象外としているが、廃棄物の排出抑制を事業者にも努力してもらわないと廃棄物処理量は膨大になると思われる。学校から戻される残菜等は事業者ではコントロールできない部分だが、調理くずや資材(ラップなど)の廃棄物の抑制は事業者側で可能な部分なので、一律市で負担するという表現にするのはどうかと思う。

【事務局】先行事例を踏まえて確認する。

(2)日高市学校給食センター整備計画(案)について

概要

整備計画素案のうち、未検討部分である第6章および第7章について事務局から説明し、委員による検討を加える。

質疑

【第6章の質疑等】

【委員】「2 事業費の比較検討」や「3 VFMの算定結果」ではかなり具体的な数字が出ており、「4 総合評価 (2)定性的効果」では民間事業者の参画意向について言及しているが、これらの根拠は何か。また、この内容は公開されているのか。

【事務局】平成28年度に「PFI等導入可能性調査」を業務委託により実施し、その成果によるものである。数字等の内容については公開されていない。

【委員より】「意向調査は何社に行ったか」など、数字の根拠は大変重視されるようになってきている。多くの人の興味を引く部分と思われるので、細かな数字を提示するならば、算出根拠を説明できるよう準備をしておいたほうが良いと思う。

【事務局】業務委託により、PFI事業に参画実績のある企業や地元企業などに調査を行っているが、ご指摘を踏まえ対応したいと考える。

【委員より】ここで挙げられている数字が、2年前の調査の成果であり最新のものではないならば、その旨を明記しておいた方がいいと思う。

【委員】「2 事業費の比較検討」でA案・B案・C案のうちB案を棄却しているが、ここに挙げられた表からは、「A案の仮設洗浄棟にいくらかかるのか」あるいは「B案の洗浄棟改修にいくらかかるのか」などの、比較検討しているそれぞれの案における整備計画の範囲や内訳が見えてこない。例えばA案では、新センターが竣工した後に現調理棟等を解体しなければ駐車スペースが確保できないが、既存施設の解体費用を含んでいるのか否か、といったことが分からない。また、新敷地では解体費用等は発生しないが、新敷地における従来方式とPFI方式による事業費の差はごくわずかであり、この数字をどうとらえるか算出根拠が見えないので分からない。

【事務局】「PFI等導入可能性調査」における元の表では内訳等の数字も示している。整備計画に表を掲載するにあたり、詳細なものと簡明なものとどちらが良いのかを考え、このような形にまとめて掲載したものだが、ご指摘により再度検討する。

【委員より】内訳の詳細な数字はあえて表示しなくても良いと思うが、「現敷地では事業範囲としてここまでを見込んで総額これだけの金額になる」、「新敷地ではこれだけのことをしてこれだけの額になる」という「比較するための前提条件はそろえてある」ということが確認できるように表示すべき。それらの条件がそろった上で「安価な方を採用する」、「安全性の優位を採用する」といった判断ができる。現敷地での建替えと新敷地での新築では整備の前提条件が大きく異なるので、それらも考慮に入れた評価であることを文章なり表なりで示せればいい。内訳の詳細な数字を出しても、それらの数字の一つ一つの妥当性を検証しないと思うので、「ここからここまでの費用を算出したのがこの金額」という内容が分かれば、シンプルな表でも良いと思う。

【委員】現敷地での建て替えとなった場合、A案・B案ともに現在の献立を提供し続けることが可能なのか。仮設洗浄棟の建設あるいは調理機能の移転をすることで、洗浄・調理能力が減衰するならば、現在の献立で給食を提供することは難しくなると思われるので確認したい。

【委員】「4 総合評価 (3)総合評価1(現敷地)」に掲げるアからエは、新敷地においても同様のことがいえる。一方で、「(4)総合評価2(新敷地)」の末尾に「新敷地案は、今後の検討に加える価値が十分にある。」という記述を入れるのはどうかと思う。

【委員より】これまで「現状でこういう問題点がある」、「新敷地での整備にメリットがある」という前提で検討してきたが、ここで改めて「検討に加える価値が十分にある」と評価してしまっているのはなぜなのかと思う。「(4)総合評価2(新敷地)」の部分は簡潔にまとめられているが、むしろより具体的にメリット・デメリットを示したほうが新敷地への移転の必要性が強調されるのではないか。

【委員より】「(3)総合評価1(新敷地)」と「(4)総合評価2(新敷地)」とで、「記述している内容が異なるため対応性がない。(4)で車両の動線についての記述があるが(3)の方には記述がなく、(3)と(4)で使われている用語を使って比較対象表を作成しようとしても、観点の違うことが書かれているため作成できない。

【事務局】第1章から第3章で現状の課題や今後の整備の内容などを検討してきたことを踏まえると、ご指摘いただいたように、この部分の記述についてはやや難があるようだ。「4 総合評価」の構成については「PFI等導入可能性調査」の成果に影響を受けている部分もあるので、構成も含めて記述の内容を見直す。

【委員】学校給食センターに来るたびに、道路の条件が悪く車の動線には苦労しているのだろうと思う。この状況で現敷地での建て替えとなると、工事車両・運搬車両・職員等の車両の動線が交錯することが予想され、工事がうまく進捗するのか懸念をぬぐえない。資金等も含め計算上は成り立つのだろうが、コストの軽減などのみを注視した挙句に理想の学校給食センターの実現が頓挫してしまうことのないよう、表現や内容に留意をいただきたい。

 

【第7章の質疑等】

【委員】「1 用地の確定」で「新敷地でのPFI方式(BTO方式)がベター」との記述があるが、第6章までで新敷地あるいはPFI方式がベターとの結論を導き出していないため、記述の変更が必要と思われる。また、「隣接土地の取得や工事期間中の賃貸借」の記述について、第6章のA案およびB案にそれらの費用は含まれていたのか疑問が生じる。

【事務局】第6章の記述も含めて、この部分の記述については修正する。

【委員】「3 競争環境の確保と地元企業の参入」の記述中、「民間事業者選定基準などの公表諸書類の作成に関する事業者選定支援業務」の部分について、1まとまりで記述しているのか、「などの公表」のところで読点を打つべきなのか。

【事務局】各書類の表記について、再度検討したいと考える。

【委員】「5 配送方式の検討」の中で「配送車両が増える」とあるが、第3章の「3 現学校給食センターとの比較」では配送車は全て3トン車になるものの台数は4台で変わらない。ここで「車両が増える」というのは実数ではない何か別の数字を指示しているのか。また、「午前中に食器のみ配送する2段階方式とする等」とあるが、現行は食器と食缶の一括配送方式のため、2段階方式を採用するならば3トン車を採用しなくても配送は可能ではないか。PFI事業で実施する場合、どこまで市が要求し指示するのかということになるが、配送車両の規格や台数、配送回数などは市で指示する必要があるのか。事業者が出された条件をもとに受配校の状況を確認し、「うちは2トン車5台で一括配送をやります」「うちは3トン車3台で2回配送をやります」などと提案させる方法もあると思う。実はこの部分は非常に大事な話で、配膳室の改修についても「コンテナが大きくなるから改修が必要」なのか「食器の点数が増えるために物理的に現状では対応できないから改修が必要」なのか、きちんと整理しておかないとこれまで整理してきた内容とこの部分の記述が合わなくなってくるかと思う。

【事務局】これまでこの会議にて検討してきた内容が十分に反映されていない記述があるようなので、記述について検討する。

【委員】「5 配送方式の検討」について、やはり配送の部分は重要な問題だと思う。以前の会議でも課題に上がったが、コンテナサイズを大きくした際に、学校の配膳室あるいは小荷物昇降機の改修はどのように行うのか。コンテナサイズの拡大が既に決定されたような記述になっているが、実際にはどうするのか。

【事務局】第3章「3 現学校給食センターとの比較」にて示しているが、現在の昇降機の改修は行わず、運搬用ワゴンおよび現在使用しているコンテナを校内での運搬に活用する計画である。そのためのスペースの確保や給食運搬員の配置を検討する必要があると考えている。

【委員より】学校給食センターから各学校までは大型コンテナで運搬し、各学校で運搬用ワゴンおよび現コンテナに積み替えるということになるが、生徒が500人から在籍する大規模校ではとても給食の時間に間に合わない。現在も配送されたコンテナから各階の学級配置に合うよう載せ替えて、載らない分を運搬用コンテナに載せているが、現在の食器数でも相当の時間がかかっている。また、食缶の重量から給食運搬員の身体的負担も相当増えると思われ、載せ替えの際にこぼれたらやけどを負う危険性も懸念される。やはり学校給食センターから配送されたコンテナをそのまま各階に配送できるのが非常に安全であり、そのために鍵も取り付けている。「昇降機の工事をしない」という前提で進めるならば、現行のコンテナ数を増やすなどの運用は検討しないのか。コンテナサイズを大きくしての運用では置き場所が足りない。
そもそも「コンテナサイズを大きくする」という前提にこだわっているようにも感じられる。コンテナサイズを大きくするなら配膳室等も大きくすべきだし、2回配送を行うなら給食運搬員の勤務時間増に伴う人件費の増大についても考慮しなければならない。そういった点も踏まえて事業費の算出がされているのか懸念される。

【事務局】給食運搬員については委託化が見込まれており、人員増に伴う人件費の上昇の可能性はあるかと考える。また、各学校の配膳室に伺い、寸法などを測らせていただいた上で配送方法の検討をしているが、やはり配膳室の改修を要する学校は数校あった。

【委員より】実際にその改修ができるのかということ。昇降機の入れ替えはまず不可能であり、そのために学校を建て替えるわけにもいかない。現実的に対処可能な方法を考える中でなぜコンテナを大きくするのかわからないし、ワゴンに載せ替える食缶等の数も多くなる。

【事務局】「PFI等導入可能性調査」の中で受託事業者が調査を行い、その上でワゴン等の活用により校内の配送は可能との見解を得たものである。

【委員より】スペース確保という点は置いておいて、現行のコンテナサイズのまま数が増えるという点については受配校としては対応可能か。また、現状では食器と食缶が同じコンテナに収納されているが、食器と食缶が別のコンテナで配送されるケース、あるいは1つのクラスが「食器はAのコンテナから、食缶はBのコンテナから取り出す」というケースはいかがだろうか。

【質疑委員より】まずコンテナが増えることについてはなんとか頑張るしかないだろう。食器と食缶が別のコンテナで配送されるケースについては全く問題ない。1つのクラスが食器と食缶を別のコンテナから取り出すことになるケースも、慣れの問題であり対応可能と考える。ただし、おかずや食器が増えると、今教室で使用している配膳台はスペースや重量の問題から使用に耐えられない。配膳台のこともあるが、やはりまずはコンテナが昇降機に載らない場合の対応が心配。当初のイメージでは、1年生が熱い食品の入った重い食缶を1階から4階まで持ち上げることになるのかとも思い困惑していた。

【事務局】この件については、引き続き要検討ということとする。

【委員】「6 物価変動への対応」について、「東京オリンピックに向けた」の部分は、この整備計画の公表時期次第で記述が不適当になる可能性がある。現在東京オリンピックに向けた工事が急ピッチで進んでおり、東京オリンピック終了後にも種々の残工事があるだろうが、書き方を変えたほうが良いのではと思う。

【事務局】この部分については、現状では公表時期によって修正を要する記述になっているので、記述を見直し、余計な事を書かずに先を見越した表現にする。

【委員より】「東日本大震災の対応」という表記もあるが、その後も各地で大規模災害が頻発している。「東日本大震災」については時間的な経過もあり、この部分は「大規模災害」とまとめたほうが身近に感じられるのではないか。

(3)その他

特になし。

この記事に関するお問い合わせ先

学校給食センター

郵便番号:350-1231 日高市大字鹿山19番地
電話:042-985-3600
ファックス:042-985-3602
お問い合わせフォームへ

更新日:2019年12月26日