平成30年度 第2回学校給食センター運営委員会の会議結果

会議結果は、次のとおりです。

平成31年3月27日

第2回 日高市学校給食センター運営委員会会議録

日時

平成31年3月19日 午後3時30分から4時15分まで

場所

日高市学校給食センター 2階 会議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

野口委員長、吉原委員、中村委員、小金井委員、秋馬委員、金井委員、李委員、長谷川委員、金子委員、今牧委員

欠席者

川南委員、小坂井委員、松本委員、安藤委員、横田委員、花家委員

(会議の成立要件である委員の過半数に達したので、会議は成立している)

説明員

学校給食センター所長

事務局

教育部長、教育総務課長、学校給食センター所長、栄養士、主任

傍聴者

なし

担当部署

教育委員会教育総務課学校給食センター

議題および決定事項等

1.議案第1号 平成31年度学校給食事業計画の承認について

【決定事項等】
原案のとおり承認された。

会議資料

会議の経過

議案第1号 平成31年度学校給食事業計画の承認について

説明要旨

会議資料に基づき、事務局から説明を行った。

質疑

なし。

審議結果

採決の結果、賛成多数により原案のとおり承認された。

その他

事務局から以下を報告した。

給食費の未納状況について

今年度分の給食費の未納状況ですが、年度途中であり、各学校から随時入金をいただいている状況ですので単純な比較は出来ませんが、平成29年度と平成30年度の1月分までの給食費の入金状況を確認したところ、2月末現在で、小中学校の合計の収納率はほぼ同じであり、各学校のご尽力の中で順調に入金がされているものと考えております。また、年度末ということもあり、先日各学校長に宛てた文書にて、未納の保護者への働きかけをお願いしました。

学校給食センターの整備計画について

学校給食センターの老朽化は顕著であり、今後も学校給食を安定的に提供するためには、学校給食衛生管理基準への対応と効率的な運営を可能にする施設が必要です。市では、平成24年度より学校給食センターの整備の方向性の検討を重ね、平成28年度には学校給食センターの建て替えに向けて、市にとってのメリットが考えられるPFI方式をはじめとする各種事業手法の導入可能性調査を実施いたしました(PFIとはPrivate Finance Initiativeの略で、Privateは民間、Financeは資金、Initiativeは主導を意味し、民間の資金、技術、ノウハウ等を活用することで、効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという考え方です)。その後、給食の内容や食育の取り組み等の学校給食センター整備の基本的な方針となる、日高市学校給食センター整備計画の策定に向けて、調査成果をもとに、庁内関係課で組織する委員会を設置して、課題などの検討を行ってまいりました。

本年度は、PTA代表、学校長代表、有識者、公募市民各2名からなる「学校給食センター整備計画市民検討会議」を立ち上げ、7回の会議を開催して整備計画原案についての検討を行いました。今後は、広く市民の意見を求め、整備計画に反映させるために市民コメントを実施し、運営委員会におきましても、整備計画案についてお諮りいたしまして、皆様からのご意見を伺い、整備計画の策定に反映させていただきたいと考えております。

給食費の改定について

現在の給食費は、前回改定後10年余り据え置きとなっています。この間に、消費税率の改正や諸物価の上昇に併せて給食用食材価格も大幅に値上がりしている中、献立内容や食材の工夫などで対応してまいりましたが、平成31年10月には消費税率の改正があり、現行の給食費では学校給食実施基準にかかる栄養摂取量が充足しがたい状況となります。

平成31年度の給食実施回数は、本年度実施回数の185回よりも2回少ない183回となるため、その分で消費税率の改正分の2パーセント増に対応する考えですが、翌32年度は、学校給食費の改定が必要ではないかと考えております。

給食費の改定にあたっての予定ですが、学校給食センター運営委員会への諮問について教育委員会議に議案を提出します。その議決を経て、8月の第1回学校給食センター運営委員会にて学校給食費改定についての諮問を受け、翌9月に臨時の運営委員会を開催して、改定についての審議および答申をお願いしたいと考えております。その答申を受け、教育委員会議で給食費の改定について議決し、その後学校への周知、このような流れを想定しております。

質問・意見

【委員】小・中学校に通う年代は、子どもたちの心と体が成長する大切な時期である。給食費の中でのやりくりで大変とは思うが、授業や部活動などにしっかりと取り組めるよう、十分な量の提供をお願いしたい。

その他、学校給食全般について意見等

【委員】家庭ではなかなか食べられないものを給食では食べられたりもする。給食を楽しみに登校してくる子どもたちもいるので、栄養バランスの取れた安心安全でおいしい給食を今後もお願いしたい。

【委員】家庭できちんと食べてこられない子どももいるので、給食は大変ありがたい仕組みだが、やはりそれだけでは寂しい。子供たちがワクワクするような給食を出せたら良いと思う。

【委員】自校式だと栄養士・調理員と子どもたちの距離が近いので、残菜の多寡に一喜一憂したり新メニューの開発に取り組んだりと、「給食を作る喜び」を感じやすいと思う。センター方式ではどうしても学校との間に距離があるので、校長としては、「作る側」と「いただく側」の距離感をどうやって詰めるかということを考えている。いいアイデア等があったら協力していきたい。

【委員】子どもたちが下膳する様子を見ていると、牛乳を残す子どもが多い中で、全く残さないクラスもある。担任の指導とクラスの雰囲気づくりが給食の食べ残しに大きな影響を与えると考えているので、担任には残さず楽しく食べられる雰囲気づくりを大事にしてほしいと伝えている。

【委員】検食をしていて、「子どもたちがこれで足りるのかな」と思うこともあった。限られた給食費の中で栄養摂取量やバランスも考慮されていることと思うが、できればもう少し量を増やしてほしい(給食の量については、複数の委員から増量の要望あり)。

【事務局】量については、2月に開催した食育主任会議の席でも複数の先生にご指摘をいただきました。大変申し訳ありませんでした。また、その会議の数日前に明らかに量が少ない日がありました。大食缶で提供するおかずを小食缶の分量で提供してしまった、というもので、大変ご迷惑をおかけしました。少なくしてしまった分については3月の給食で相殺させていただきました。配食については所定の分量が決まっておりますが、ご指摘を受けまして、栄養士および調理員と調整しながら提供していきたいと考えております。また、食材調達費についてのお心遣いをいただきありがとうございます。季節に出回る旬の食材を取り入れるなどして、工夫をしながら必要な量を提供できるよう努めてまいります。

【委員】子どもたちに話を聞くと、学校の中でもよく食べるクラスとあまり食べないクラスがあるようだ。食べないクラスの余りを食べるクラスに回すなどして、残菜が減らせたら良いと思う。

【事務局】昨年10月に、給食残菜量抑制のためのアンケート調査を各学校にお願いしました。給食終了5分前の「食べきりタイム」の設定や、配食時に量を加減するなど、各学校各クラスでいろいろな取り組みをいただいており、食育主任会議にて報告いたしました。新年度には食育主任の先生も交代の可能性がありますので、各学校の取り組みについて給食センターからも情報発信できればと考えております。なお、ある中学3年生のクラスでは、入学時から完食を続けることを目標に掲げ、今年度も卒業まで達成の見込みと伺いました。大変うれしく思っております。

【委員】以前に勤務していた学校では、よく食べるクラスの分は米飯・おかずとも少し増量していた。日高ではそのようなことは可能か。

【事務局】配分量はクラスの人数をもとに決めておりますので難しいところはありますが、検討してみます。

【委員】私が通った学校は自校式で、「あげパン」が一番好きだったが、子どもに聞いてみると「給食で食べたことがない」との回答だった。周囲に聞くと昔は出ていたらしく、「ココアあげパンが食べたい」とのリクエストがあったので考えてもらえるとありがたい。

【事務局】小学校の給食は20日で終了ですが、中学校については22日が給食の最終日で、その日の献立が「ココアあげパン」です。パンを揚げてココアをまぶす工程上時間がかかり、小・中学校全体に提供することができないため、現状では中学校1年生、2年生のみの提供としております。

【委員】以前は木曜日によく麺類が出ていたが、3学期になって麺類が出なくなった。子どもたちは麺類の献立を楽しみにしているので、頻度の見直しをいただけたらありがたい。

【事務局】3学期、特に1月、2月は麺類の提供をしておりません。発注先の製麺工場では12月末に年越しそばを大量に製造しており、そば粉の混入の可能性があるとの報告を受けています。そばのアレルギーは重篤な症状となる恐れがありますので、危険回避のため1月、2月は麺類の提供を見合わせております。ご理解をいただければ幸いです。

【委員】以前には随分繰越金があったと記憶しているが、だいぶ解消されたようで結構だ。今後の学校給食センターの建て替え等の検討の中で、いい意見が出ることを期待している。

(今回は委員の任期中の最後の会議のため、これまでの協力に事務局より感謝の意を表し、閉会)

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更新日:2019年03月26日