令和3年度第1回いじめ問題専門委員会の会議結果
会議結果は、次のとおりです。
令和3年7月7日
令和3年度 第1回 日高市いじめ問題専門委員会会議録
日時
令和3年7月7日(水曜日)午前11時から正午まで
場所
日高市役所5階501会議室
公開・非公開
公開
非公開理由
なし
出席者
伊藤委員、近藤委員、平井委員、高野委員、橋本委員、加藤委員、山中委員
説明員
教育センター利根川所長
事務局
中村教育長、大野教育部長、秋馬教育部参事、学校教育課志村課長、教育センター利根川所長、学校教育課藤田指導主事、学校教育課豊田指導主事、教育センター澤田指導主事
傍聴者
0人
担当部署
学校教育課・教育センター
議事
小・中学校におけるいじめの実態について
会議の経過
あいさつ
【教育長】12歳から15歳までのワクチン接種に関して、学校での集団接種は控える。理由として、1点目は副反応への対応が困難であること。2点目は同調圧力から、いじめの原因となる可能性があることである。いじめ事案はいつ起こるかわからない。早期発見、早期対応を心掛けたい。また、校長会議で本会議の意見を伝えていきたい。
【委員長】昨年度は学校行事の縮小や中止になり、教員も苦労したのではないか。日高市の新型コロナの感染率が低く、このまま終息してほしい。NHKの「ひきこもり先生」を視聴し、不安を感じた。
議事
1.小・中学校におけるいじめの実態について
- 令和2年度のいじめの認知件数は、10月が小・中学校ともに最も多かった。
- 例年と比較して、小学校は低学年のいじめ認知件数が多かった。
- 「いじめの態様」は、小・中学校ともに4割以上が「冷やかしやからかい」である。埼玉県も同様である。
- 「いじめの発見のきっかけ」は「調査で発見」が最も多い。また、「保護者からの訴え」が例年より多い。その理由はコロナ禍により家族で自宅にいる時間が増え、子どもが保護者へ相談しやすかったためである。
- 中学校では、「担任の発見」を増やすため、教育委員会が指導している。
- 今回から「いじめた児童生徒への指導や支援体制」の資料を追加した。
【委員】10月のいじめ認知件数の増大の背景は何か。
【事務局】例年よりも学校開始時期が遅れ、人間関係による児童生徒同士の接触が増えたこ とが要因と考えられる。
【委員】いじめた児童生徒への指導や支援体制について、心情を理解するのはよいが、いじめた側をかばうことには疑問を感じる。
【事務局】いじめは絶対にダメであるが、次にどのようにしていくかを指導していく。
【委員】保護者からの訴えは、具体的に何か。
【事務局】主に登校時における他学年とのトラブル、低学年の文房具の貸し借りが多かった。
【委員】いじめの早期発見のために、学校がいじめアンケート調査に頼りすぎていないか。いじめは早期対応するべきではないか。
【事務局】最大の課題ととらえている。若手教員が増えてきているので、研修にて対応できるようにしていく。
【委員】アンケート調査の統一はどうなっているか。
【事務局】現在作成中である。本年度中に統一して行う。
【委員】集団のいじめが一番怖い。周囲に波及する可能性が高い。不登校が心配である。その中にいじめを起因としている事案があるのではないか。次回詳細を知りたい。
【委員】コロナ禍による児童生徒への心理教育も必要なのではないか。いじめ認知の感覚を若手教員に指導していくことが必要ではないか。
【委員】学校ごとに抱えている問題が異なるため、柔軟に対応するべきである。各地区の課題に寄り添うべきだ。
【委員】命の教育を意識していほしい。
【委員】医療従事者へのいじめがなくてよかった。
【委員】教員のいじめ問題に関する研修が必要ではないだろうか。
【委員】コロナいじめについて、とても疑問に思う。なぜ、こんなことでいじめが発生するのか。
更新日:2021年10月13日