知っていますか?「化学物質過敏症」

「柔軟剤の香りでせきが止まらなくなった」とか「隣に座っている人の香水の匂いが強くて頭痛がした」など、少ない量の香り(化学物質)に影響されて「頭痛・発熱・鼻炎・動悸・倦怠感」といったさまざまな症状が現れる人がおり、化学物質過敏症と言われています。

化学物質過敏症は、発症のメカニズムが判明しておらず、治療法も確立されていません。

埼玉県啓発ポスター(PDFファイル:697.2KB)

消費者庁啓発ポスター(PDFファイル:853.6KB)

主な症状

頭痛、動悸、息切れ、めまい、発汗異常、手足の冷え、関節痛、下痢、皮膚炎 ほか

原因になる化学物質を含むもの

芳香剤、消臭剤、洗剤、柔軟剤、香水、たばこ、インク(印刷物)、筆記用具(油性ペン等)、農薬、殺虫剤、建築資材、接着剤、ワックス、排気ガス ほか

対処の方法

化学物質を完全に排除することは困難ですが、次のことを心掛けましょう。

  1. 症状を引き起こす(引き起こす恐れがある)原因物質に近づかないまたは早く離れる。
  2. 接触する原因物質の量を抑制するまたは可能な限り除去する。
  3. バランスの取れた食事、運動習慣化、じゅうぶんな睡眠・休養など、より良い生活習慣を心掛ける。
  4. 換気や掃除など、適切な室内環境を維持する。

ご理解とご協力をお願いします

化学物質過敏症は誰でも発症する可能性があります。身の回りにある微量の物質が影響して、苦しんでいる人がいるかもしれません。以下の例を参考にするなど、身近なことから取り組んでみませんか。

  1. 学校・保育所・病院といった人が集まる場所へ行く際には、香水・整髪料・消臭スプレーなどの香料を含む製品の使用にじゅうぶん配慮しましょう。
  2. 公共施設や住宅に隣接した農地において農薬や殺虫剤などを使用する際には、飛散防止に努めましょう。
  3. 害虫やねずみの駆除を行う際には、薬剤に頼らない駆除方法も活用しましょう。

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この記事に関するお問い合わせ先

保健相談センター 健幸のまち推進担当(生涯学習センター内)

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電話:042-985-5122
ファックス:042-984-1081
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更新日:2024年08月24日