令和3年度 第4回国民健康保険運営協議会の会議結果

会議結果は、次のとおりです。

日時

令和4年2月9日(水曜日) 午後1時30分から2時10分まで

場所

市役所 5階 501会議室

公開・非公開

公開

出席者

橋本委員、鈴木委員、駒井委員、篠崎委員、金子委員、平野委員、岡部委員、松井委員、奥田委員、清水委員、小倉委員、潮田委員

欠席者

横田委員、前田委員、遠藤委員

説明員

健康推進部長、保険年金課長、国民健康保険担当主幹、主査、主事

事務局

健康推進部長、保険年金課長、国民健康保険担当主幹、主査、主事

傍聴者

1人

担当部署

健康推進部保険年金課

議題および決定事項

  1. 会長、副会長の選任について
    (決定事項)下記のとおり
  2. 日高市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)について
    (決定事項)原案のとおり承認
  3. 令和4年度日高市国民健康保険特別会計予算(案)について
    (決定事項)原案のとおり承認

会議資料

会議の経過

1 会長、副会長の選任について

会長は橋本委員、副会長は鈴木委員が選出された。

2 日高市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)について

[説明要旨]「資料1」

議題(2)「日高市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)」に つきまして、説明させていただきます。

お手元の資料1をご覧ください。こちらが、今回の改正条文と新旧対照表でございます。保険税率の改定と、未就学児の均等割額の軽減についての内容でございます。

前回の運営協議会で、承認済であり、変更等はございませんが、議会への提案が3月の議会であり、これからであることや、今回からの参加となります新たな委員さんがいらっしゃることから、改めてご説明させていただきます。

平成30年度から都道府県が責任主体となり、市町村と共同で国民健康保険の運営を行っております。また、国民健康保険財政の健全化を図るため、「一般会計から法定外の繰り入れを行っている」いわゆる「赤字市町村」は、都道府県が策定した国民健康保険運営方針に基づき、赤字削減・解消計画を策定することとされています。県では、令和8年度までに各市町村が赤字を解消するよう、方針が示されており、市では、これを踏まえて、国民健康保険税の税率改定を行うこととなります。

なお、県において、市町村が参考とすべき「標準税率」が示されており、市の現行税率で算定した税額の差が、約3億2千万円あります。この差を少なくしていくため、標準税率に近づけるような税率改定が必要となります。しかしながら、一度の税率改定では、被保険者の負担が大きくなりすぎるため、今回は3分の1にあたる、約1億1千万円の赤字削減ができるような改定内容としております。また、地方税法等の一部改正に伴い、未就学児に係る被保険者均等割額を減額するため、併せて改定を行うものです。適用年度は令和4年度分からとします。

国民健康保険税は、基礎課税額(医療分)、後期高齢者支援金等課税額、介護納付金課税額の3つで構成されています。設定税率には、それぞれ所得割額と均等割額があります。所得割額は、個人の負担能力に応じて賦課、均等割額は、誰でも平等に賦課するものです。

県が示す標準税率に近づける改定を行いましたところ、内訳については、表の改定後のとおりとなる予定です。全体では、今回の改定により、所得割額が0.6パーセント、均等割額が1万500円の増となります。

次に、未就学児の均等割額の軽減についてです。

未就学児に対する均等割額について5割軽減を行います。子育て世帯の経済的負担軽減の観点から実施されるものです。また、低所得者の均等割軽減が適用されている場合には、低所得者の均等割軽減を適用した後の金額について5割軽減を行います。

次に、今回の改定等による影響でございますが、保険税額の増加見込額は、約8,800万円で、被保険者一人当たり約6,800円の増となります。この増加見込額は、低所得者軽減が適用された額であり、低所得者軽減適用前では、約1億1,000万円の増額となるものでございます。未就学児の均等割額の軽減については、対象被保険者数が約240人であり、均等割額の軽減見込み額は、約400万円でございます。

今後の予定でございますが、日高市国民健康保険税条例の改正条例案につきまして、令和4年第1回定例会に提出する予定でございます。

税率の改定につきましては、前回の運営協議会で承認をいただいておりますが、本日は議会に提案することについて、承知おきいただきたいので議題とさせていただきました。

議題(2)「日高市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)」についてのの説明は以上でございます。

 

議長:ただ今の説明について、ご質疑等はございますか。

[質疑・意見]なし

議長:ご意見、ご質問がなければ、「日高市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)」は、原案のとおりということでよろしいでしょうか。

委員全員 -異議なし-

議長:では、「日高市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)」は、原案のとおり承認といたします。

 

3 令和4年度日高市国民健康保険特別会計予算(案)について

議題(3)「令和4年度日高市国民健康保険特別会計予算(案)」について、説明させていただきます。

最初に、予算の概要を申し上げます。

被保険者の75歳の年齢到達による後期高齢者医療制度への移行などにより、国民健康保険の被保険者数は減少していますが、一人あたりの医療費が増加していることもあり、令和4年度の当初予算では、保険給付費を増額しております。これに伴い、財源である県支出金の歳入も併せて増額を見込んでいます。

また、国民健康保険事業費納付金につきましては、県から示された額が、増額されました。対して、財源となる国民健康保険税につきましては、税率の改定による増額を見込むものの、歳入の不足分につきましては、一般会計からの繰入金で補てんしております。その結果、歳入歳出の総額は、65億8,715万3千円で、前年度より3億5,234万7千円の増額、プラス5.7パーセントとなっています。

歳入について、主なものを説明させていただきます。

資料2の1ページをご覧ください。

1款、国民健康保険税です。総額で11億2,480万9千円、前年度と比べ7,866万2千円の増額、プラス7.5パーセントを見込んでいます。令和4年度は、税率改定を予定していることから、改定予定の税率で見込みましたところ、増額となるものでございます。

3款、県支出金でございますが、保険給付費等交付金は、保険給付の財源となるもので、全額、県から交付されます。前年と比べ3億2,800万8千円の増加、プラス7.1パーセントを見込んでいます。

6款、繰入金でございますが、一般会計からの繰入の内容としましては、国民健康保険税の軽減に対する補てんや支援などがあり、そのほかにも国保運営に係る事務費などを繰り入れています。さらに先ほど説明いたしました、歳入と歳出の差額に対して「その他繰入金」として、赤字補てんの繰入となっております。総額で5億2,454万2千円、前年度と比べ5,532万1千円の減額となっております。税率の改定により、繰入額は減少の見込みとなっております。

8款、諸収入は、延滞金や雑入において、実績に基づき801万3千円を見込んだものでございます。歳入は以上でございます。

次に、歳出でございます。2ページをご覧ください。

1款、総務費でございますが、国民健康保険事業を運営するための費用となっております。総額で2,935万円、前年度比441万8千円の増額となっています。増の要因のひとつが、高額療養費申請書の簡素化を図るシステム改修があります。制度改正により、一度申請すれば、全世帯で2回目から申請なしで支給可能となったことに対応したものです。毎月申請の手間が減り、来庁者数を抑え、感染防止対策にもつながるものと思われます。ほかに未就学児の5割軽減の実施に伴うシステム改修を見込んでおります。

2款、保険給付費です。主に医療費に係る保険者負担であり、歳出予算の約74パーセントを占めております。総額では48億8,202万2千円で、前年度と比べ3億2,932万6千円、7.2パーセントの増額を見込んでおります。県から示された医療費見込みを参考とし、計上したものでございます。

3款、国民健康保険事業費納付金です。県が算定しました納付金につきまして、被保険者からお預かりいたしました国民健康保険税に、一般会計から繰り入れた費用などを加算し、県に納付するものでございます。総額で、15憶9,015万7千円で、令和3年度との比較で2,107万2千円増加しております。増額の理由としましては、納付金算定に必要な医療費の推計額を出す際の県全体の一人当たりの医療費が増加しており、市町村の納付金額は増となっております。日高市の事業費納付金は、前年度比で約1.3パーセントの増加となる見込みでございます。

次に3ページに移りまして6款、保健事業費でございます。被保険者数の減少が見込まれますが、特定健康診査の受診率や特定保健指導の実施率を上げていきたいため、令和3年度とほぼ同額で見込んでおります。また、保健事業費、疾病予防費は減を見込んでおりますので、総額では246万9千円の減額となっております。なお、生活習慣病予防対策として、新たな事業の実施を予定しております。特定保健指導対象となる一歩手前の被保険者のかたへ生活習慣病予防講座を実施するものです。被保険者が講座に参加し、生活習慣病予防を意識していくことで医療費の抑制につなげていきたいと考えております。

議題(3)「令和4年度日高市国民健康保険特別会計予算(案)」についての説明は以上です。

 

議長:ただ今の説明について、ご質疑等はございますか。

[質疑・意見]なし

議長:ご意見、ご質問がなければ、「令和4年度日高市国民健康保険特別会計予算(案)」の答申書は、原案のとおりということでよろしいでしょうか。

委員全員 -異議なし-

議長:皆さんの賛成が得られましたので、「令和4年度日高市国民健康保険特別会計補正予算(案)」については、原案のとおり承認いたします。

この記事に関するお問い合わせ先

保険年金課 国民健康保険担当 (本庁舎 1階)

郵便番号:350-1292 日高市大字南平沢1020番地
電話:042-989-2111(代表)
ファックス:042-989-2316
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更新日:2022年02月28日