平成29年度 第1回国民健康保険運営協議会の会議結果
会議結果は、次のとおりです。
第1回 国民健康保険運営協議会会議録
日時
平成29年8月23日午後1時30分から2時30分
場所
日高市役所5階501会議室
公開・非公開
公開
出席者
安藤会長、橋本副会長、北田委員、駒井委員、岡登委員、篠崎委員、金子委員、松井委員、近藤委員、清水委員、新堀委員、戸石委員、速水委員
欠席者
横田委員、花家委員
説明員
健康支援課長
事務局
健康推進部長、健康支援課長、国民健康保険担当主幹、主査
傍聴者
1人
担当部署
健康推進部健康支援課
議題および決定事項等
1 平成28年度日高市国民健康保険特別会計決算について
決定事項等
原案のとおり承認とした。
2 平成29年度日高市国民健康保険特別会計補正予算第1号(案)について
決定事項等
原案のとおり承認とした。
会議資料
1.平成28年度予算執行の実績説明書
2.平成28年度日高市国民健康保険特別会計歳入歳出決算書
3.平成29年度日高市国民健康保険特別会計補正予算第1号(案)
会議の経過
1 平成28年度日高市国民健康保険特別会計決算について
[説明要旨]「資料1-1」「資料1-2」
議題(1)「平成28年度国民健康保険特別会計決算」につきまして、お手元の資料1-1「予算執行の実績説明書」に基づき、概要をご説明申し上げます。
最初に2ページの「平成28年度国民健康保険事業実績」の「1被保険者の状況」についてです。表の左側は年度末、右側は年度平均のデータです。
年度末での対比におきまして、前年度末から913人減少し、本年度末の被保険者数は15,691人となりました。減少の主な要因は、年齢到達による後期高齢者医療制度への移行や、社会保険への加入等によるものと分析しています。
次に「2保険給付の状況の(1)療養の給付」の表で、区分の「1人当たり費用額前年度との比較」の合計欄では、前年度と比べ2,901円増加しました。増加の主な要因は、薬価のマイナス改定により調剤費が減額となったものの、被保険者の高齢化や医療技術の向上によるものと分析しています。
次に、1ページの「平成28年度日高市国民健康保険特別会計決算状況」についてです。別紙の拡大版をご覧ください。
表は左が歳入、右が歳出となっています。本年度の歳入総額は、7,616,599千円で前年度と比べ、2億4,349万3千円の減額、伸び率はマイナス3.10パーセントとなりました。歳出総額は、7,506,544千円で前年度と比べ、2億4,354万円の減額、伸び率はマイナス3.14パーセントとなりました。
歳入が減少した主な要因は、被保険者の減少による国民健康保険税や療養給付費等交付金、前期高齢者交付金等の減額によるものです。歳出が減少した主な要因は、被保険者の減少による保険給付費の減額、前々年度分の精算に伴う、後期高齢者支援金や介護納付金の減額等によるものです。
この結果、平成28年度形式収支は、110,055,186円の黒字となりました。
実質単年度収支は、形式収支額から歳入における繰入金の「その他繰入金」、「繰越金」を除いた額で、平成28年度は289,953,230円の赤字となりました。
平成27年度決算と比べ、実質単年度収支は、赤字額が約7,370万円減少しました。赤字額が減少した要因ですが、平成28年度決算では、被保険者数の減少により国民健康保険税等が減少したものの、保険給付費の減少などにより歳出総額が、より減少したことによるものです。
次に、個々の主な項目につきまして、太枠で表示した部分の「計の欄の増減」および「伸率」を中心に、ご説明申し上げます。
歳入の国民健康保険税です。
被保険者の減少により、全体では前年度より59,633千円の減額、伸び率はマイナス4.33パーセントでした。なお収納率ですが、現年課税分は前年度より0.2ポイントし上昇し92.9パーセントでした。滞納繰越分は4.4ポイント上昇し、全体では4.5ポイント上昇し75.1パーセントとなりました。
次に、国庫支出金です。
療養給付費等負担金は、歳出において一般に係る保険給付費や後期高齢者支援金、介護納付金に応じ交付されます。いずれも歳出は前年度より減少となった一方で、交付にあたり、控除される前期高齢者交付金が減少したことにより増額となりました。また、市町村間の財政力の不均衡を調整するために交付される普通調整交付金の増額等により111,609千円の増額、伸び率は8.20パーセントとなりました。
次に、療養給付費等交付金です。前年度と比べ145,278千円の減額、伸び率はマイナス46.10パーセントとなりました。この交付金の財源は、被用者保険の保険者からの拠出金となりますが、65歳到達により一般被保険者に移行していく方が多く、医療費が大幅な減少となったことによるものです。
次に、前期高齢者交付金です。これは、65歳以上74歳未満の医療保険加入者に係る給付費となります。2年後に精算事務があります。前年度と比べ132,160千円の減額、伸び率はマイナス6.06パーセントでした。減額の要因ですが、前年度対比で概算交付額が約2,487万円の減額、精算額が、約1億728万円の減額となったことによるものです。
次に、繰入金です。繰入金は、法令に基づき国・県・市の一般会計から繰り入れるものと、財源不足を補うことを目的とした法定外繰入金、いわゆる赤字補填繰入金と呼ばれる「その他繰入金」があります。
「その他繰入金」は一般会計から補てんされますが、平成28年度の決算額は2億9千万円となり、前年度決算と比べ3千万円の減額となりました。減額の要因は、被保険者数の減少により、保険税収入は減少したものの、被保険者数の減少による保険給付費等の減少が、より大きくなったこと等によるものです。歳入の説明は、以上でございます。
次に、歳出の主な項目についてご説明申し上げます。
最初に、保険給付費です。高齢化や医療技術の向上等により、一人当たり医療費は増加したものの、被保険者数の減少や薬価のマイナス改定による調剤費の減額などにより、前年度に比べ182,039千円の減額、伸び率はマイナス3.87パーセントとなりました。補足となりますが、3ページの「(2)高額療養費」の表をご覧ください。件数は増加しましたが、1件当たりの費用額の減少により費用額は減少しました。「(4)その他の保険給付」の出産育児一時金は、1件の減。葬祭費は16件の減でした。
次に、後期高齢者支援金等です。前年度と比べ30,984千円の減額、伸び率はマイナス3.29パーセントでした。後期高齢者支援金は、後期高齢者医療制度の財源となるもので、被保険者数に応じて負担します。一人あたりの支援金額は増加していますが、当該年度の概算見込額の減額、前々年度の精算額が過大交付であったことにより減額となりました。
次に、介護納付金です。これは、介護保険制度の財源となるもので、前年度と比べ20,294千円の減額、伸び率はマイナス6.01パーセントでした。要因は、国の介護保険給付費の見込み違いによる、40歳以上65歳未満の第2号被保険者一人当たり当該年度の概算見込額の減額、および前々年度の精算額が過大交付であったことによるものです。
別紙につきましては、以上となります。
次に、4ページの「3保健事業の実施状況 (1)特定健康診査の実施状況」をご覧ください。本年度の受診率は、44.67パーセントとなり、伸び率はマイナス1.15パーセントとなりました。また、(3)の疾病予防事業の実施状況ですが、人間ドックの受検者数は29人の増加となりました。
なお、資料1-2といたしまして、「平成28年度日高市国民健康保険特別会計歳入歳出決算書」を配布させていただきました。ご自宅に戻られましてから、ご一読いただければと思います。議題(1)の説明につきましては、以上でございます。
[質疑・意見]
委員:被保険者数の減少により、歳入・歳出ともに減額となっているが、高額療養費が増えている理由を教えてください。
説明員:被保険者の高齢化、医療技術の高度化によるもの等が考えられます。
委員:調剤費が減額となったとの説明があったが、日高市のジェネリックの使用率はどれぐらいですか。
説明員:平成29年7月のデータでは、75.2パーセント(県市町村平均71.4パーセント)となっております。
議長:ご異議がないようですので、「平成28年度日高市国民健康保険特別会計決算について」は、原案のとおり承認いたします。
2 平成29年度日高市国民健康保険特別会計補正予算第1号(案)について
[説明要旨]「資料2」
議題(2)「平成29年度日高市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)案」につきまして、ご説明申し上げます。お手元の資料2をご覧ください。
歳入の国庫支出金の補正額12,204千円は、国保制度改革に伴うシステム変更に係る補助金です。このことにより、繰入金が14,094千円の減額となりました。
繰越金の補正額110,054千円は、平成28年度決算により生じた剰余金です。
歳出の総務費の補正額マイナス1,890千円は、システム改修委託料の執行残です。
諸支出金において、平成28年度国庫支出金等の清算に伴い償還金が生じたことにより、繰越金から所要の額を返還し、残額となる33,276千円を増額補正し、一般会計に返還するものです。議題(2)の説明につきましては、以上でございます。
[質疑・意見]
委員:質疑なし
議長:ご異議がないようですので、「平成29年度日高市国民健康保険特別会計補正予算第1号(案)について」は、原案のとおり承認いたします。
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更新日:2017年08月28日