令和6年度 第4回 日高市上下水道事業運営審議会の会議結果
会議結果は、次のとおりです。
日時
令和6年11月21日(木曜日)午後1時30分から4時まで
場所
日高市役所 2階 庁議室
公開・非公開
公開
非公開理由
なし
出席者
大澤博行委員、加藤大輔委員、横尾貴文委員、内野美葉委員、梶田あゆみ委員、金子誠委員、小泉敬子委員、森志津子委員、佐野修一委員、谷本和歌子委員
欠席者
大澤尚委員、比留間智恵子委員
説明員
【水道課】下田課長、清水主幹
【下水道課】鹿山課長
事務局
加藤上・下水道部長
【水道課】下田課長、清水主幹
【下水道課】鹿山課長、武田主幹、松本主幹、石森主幹、鶴岡主査
傍聴者
1人
担当部署
上・下水道部下水道課
議題および決定事項
議題
(1)諮問事項
【水道事業】
・水道料金のありかたについて(継続審議)
【下水道事業】
・下水道使用料および農業集落排水施設使用料のありかたについて(継続審議)
(2)その他
会議資料
【水道事業】および【下水道事業】
会議の経過
1.開会(司会:事務局)
2.会長あいさつ(大澤博行会長)
3.上・下水道部長あいさつ
4.議題
(1)諮問事項
【水道事業】および【下水道事業】
- 「水道料金のありかたについて」並びに「下水道使用料および農業集落排水施設使用料のありかたについて」
- 委員から事前にいただいたご意見をもとに作成した資料を用いて、事務局から説明。
- 会議は、答申書(案)の項目ごとに進めました。
○答申書(案)項目1 はじめに
委員:事前にいろいろ意見を述べさせてもらいました。審議会の中で、県水のことが議論されていましたが、意見による修正後の答申書案に、県水の受水状況などが記載されており、よろしいかと思います。
委員:3ページの「(2) 下水道事業の現状」、最後の段落の3行目の「今後」の表記についてですが、「今後」の表記は不要ではないでしょうか。「今後」の文の最後が「見込めなくなっている」となっており、現状のことを言っているので、「今後」がない方が日本語としては良いのではないかと思います。
委員:文末の「見込めなくなっている」を生かすのであれば、「今後ますます」にしてはいかがでしょうか。
委員:市民の皆さんに分かるようにしていかなければならないと思います。今以上に大変になるということを伝えるために、「今後ますます」や「今後さらに」のような言葉にした方が良いのではないでしょうか。
委員:「今後ますます」という言葉の方が危機感というか、大変であることが伝わると思います。
委員:文末の「見込めなくなっている」は、「見込めなくなっていく」の方が良いと思います。
委員:次の文が「くわえて」で始まり、「直面している」で終えているので、文頭は「今後ますます」であれば文章がうまく流れると思います。
会長:3ページの「(2)下水道事業の現状」、最後の段落の3行目、「今後ますます人口減少や節水型機器の普及などにより水需要が減少することが予想され、下水道使用料および農業集落排水施設使用料の増加が見込めなくなっている」という修正でよろしいでしょうか。
委員:異議なし。
会長:それでは、事務局は、意見を踏まえ、答申書に記載してください。
○答申書(案)項目2 答申
委員:事前にいろいろ意見を述べさせてもらいました。意見による修正後の答申書案4ページに、水道の管路延長やパーセンテージについて記載されたので、分かりやすくなったと思います。
4ページの「(1)水道事業の課題」において、最後の段落の冒頭に「加えて」とありますが、この「加えて」は接続詞なので、ひらがな表記になると思います。
県水については、日高市において5割を超える水源になっていること、県水の値上げ理由を説明に加えてもらったことは良かったと思います。
下水道については、川越市や所沢市などの10市3町、160万人規模の流域下水道との比較において、1立方メートル当たりの維持管理費を用いて割高であることを示したことは、非常によろしいかと思います。
委員:意見による修正後の答申書案4ページ「(2)下水道事業の課題」の1行目に、「市街地が分散しており」とあります。「市街地」は、家が集まっているところをイメージしてしまいます。この「市街地」は、「市街化区域」に変えてはいけませんか。
事務局:下水道は都市計画事業ですが、市街化区域だけでなく、その周辺も対象とした事業であるので、「市街地」と表記しております。
委員:意見による修正後の答申書案5ページ「(3)水道料金、下水道使用料および農業集落排水施設使用料の改定の必要性」の1行目が「近年」で始まり、「見込まれる」で終わっています。ここも、「近年」ではなく「今後」にしていただいた方が良いと思います。
委員:1行目の終わりにある「使用水量の減少により」の後に読点を付けた方が良いと思います。
委員:答申書全体において、同じ言葉は同じ定義で使った方が良いと思います。
委員:「今後さらに」や「今後ますます」のような言葉にしてはいかがでしょうか。
委員:この文は、「将来にわたって」というところに意味があると思います。「減少が」の前に「継続的な」という言葉を入れれば、「将来にわたって」の置換えになると思います。
委員:(3)の表題が「水道料金、下水道使用料および農業集落排水施設使用料の改定の必要性」ですから、ここで訴えるわけですよね。現状は、人口減少や節水型機器の普及により水需要が減り続け、収入が減っています。一方で、物価高騰などで支出が増えています。将来においても、このままでは収入が減少し、一方で支出は増加が見込まれる。「改定の必要性」という見出しの中で書くわけだから、文の冒頭は「近年」ではなく「今後」という言葉で良いと思います。
委員:「今後」は、先ほどの項目で直した「今後ますます」に合わせた方が良いと思います。
委員:「今後」の後ろに付け加えるのであれば、「更なる」の方が良いかと思います。「今後ますます」にした場合、「減少により」というところで文章がおかしくなります。「今後更なる」であれば、「減少により」と違和感がないと思います。
また、文が少し長いので、「使用水量の減少により」の後に読点を付けた方が良いと思います。
委員:「見込まれる」はプラスの時に使われることが多いかと思います。収入が減少しているというマイナスのことを言っているので、「見込まれる」よりも「予想される」の方が良いかと思います。
委員:言葉の感じ方なのかもしれませんが、「見込む」の方が「予想する」よりも確実性が増しているように感じます。この場合は、「見込む」の方が良いのかなと思います。
会長:4ページの「(1)水道事業の課題」において、最後の段落の冒頭に「加えて」とありますが、この「加えて」は接続詞なので、ひらがな表記に修正してよろしいでしょうか。
委員:異議なし。
会長:また、5ページ「(3)水道料金、下水道使用料および農業集落排水施設使用料の改定の必要性」の1行目、「今後更なる人口減少や節水型機器の普及などに伴う使用水量の減少により、料金収入の継続的な減少が見込まれる」という修正でよろしいでしょうか。
委員:異議なし。
会長:それでは、事務局は、意見を踏まえ、答申書に記載してください。
○答申書(案)項目3 水道料金の改定について
委員:意見による修正後の答申書案6ページ、「(3)料金体系」の「1.平均改定率の検討」の文章ですが、2行目で「増収が必要であり」「改定が必要である」と「必要」が重なります。ここは、「水道料金算定期間の事業運営において、水道用水の提供には年間約2億5千万円の費用が不足しており、料金総額」にしてはいかがでしょうか。
また、文末を「必要であると判断した」ではなく、「改定率25パーセント程度と判断した」となるようにしてはいかがでしょうか。
委員:文末をシンプルに「25パーセント程度改定すべきであると判断した」とすれば、「必要である」とあまり意味が変わらないかと思います。
委員:「水道用水の提供には年間約2億5千万円の不足が見込まれるため」としてはいかがでしょうか。不足が見込まれるので、必要と判断しましたという文章ではいかがでしょうか。
委員:下水にも同じ表現箇所があるので、お互いにちぐはぐにならないようにしていただければよろしいかと思います。
事務局:下水道は、年間約2億6千万円の不足が発生しており、不足分全てを使用料改定分で補填(ほてん)しようとすると使用料が急激に上がりすぎてしまいます。そのため、今回の改定では、不足分の一部を補填(ほてん)する案でお願いしているところです。水道とは、少し状況が異なります。
委員:意見による修正後の答申書案7ページに「逓増度」とあります。一般市民から見て、難しい言葉だと思いますが。
事務局:文の1行目で、「逓増」について説明しております。
会長:6ページ「(3)料金体系」「1.平均改定率の検討」については、「水道料金算定期間の収支見込みにおいて、水道用水の提供には年間約2億5千万円の不足が見込まれるため、料金総額(平均改定率)25パーセント程度の改定が必要であると判断した。」という修正でよろしいでしょうか。
委員:異議なし。
会長:それでは、事務局は、意見を踏まえ、答申書に記載してください。
○答申書(案)項目4 下水道使用料及び農業集落排水施設使用料の改定について
委員:意見による修正後の答申書案10ページの4段落目の文章ですが、「改定の要因」を箇条書きにしてもらったことで非常にすっきりしたと思います。
それから、12ページの「6.井戸水使用世帯における認定水量の見直し」の表の下2段落目に「1人につき」とありますが、「1人当たり」にした方が良いと思います。
事務局:「1人につき」は、条例や規則で使用している言葉をそのまま使用しております。
会長:他にご意見がないようなので、答申書案の項目4、「下水道使用料および農業集落排水施設使用料の改定について」は、原案のとおりでよろしいでしょうか。
委員:異議なし。
会長:それでは、答申書案の項目4、「下水道使用料および農業集落排水施設使用料の改定について」は、原案のとおりといたします。
○答申書(案)項目5 附帯意見
委員:意見による修正後の答申書案16ページの(1)ですが、最後の一文「施設の耐震化の進捗(しんちょく)に支障がないように計画的に施設の更新を行うこと」とあります。「進捗(しんちょく)に支障がない」という言葉の使いかたに疑問を感じます。「進捗(しんちょく)」を生かすのであれば「遅れがないように」であると思います。
委員:「施設の計画的な耐震化を進めること」というようにシンプルにしてはいかがでしょうか。
事務局:ここでは、施設の耐震化と経年劣化が進んでいる施設の更新という2つの事柄が書かれております。
委員:事務局の説明を踏まえ、「施設の耐震化、施設の計画的な更新を行うこと」としてはいかがでしょうか。
委員:「投資とのバランスを図りながら」の後に、「計画的に」を入れて、「投資とのバランスを図りながら、計画的に施設の耐震化と施設の更新を行うこと」としてはいかがでしょうか。
事務局:「老朽施設の更新」としていただけないでしょうか。
施設の耐震化と老朽施設の更新の2つがありますので、施設の更新の前に「老朽」を付け加えていただくと分かりやすくなると思います。
会長:附帯意見(1)は、「また、投資とのバランスを図りながら、計画的に施設の耐震化と老朽施設の更新を行うこと。」という修正でよろしいでしょうか。
委員:異議なし。
会長:それでは、事務局は、意見を踏まえ、答申書に記載してください。
○答申書(案)全体について
会長:最後に、答申書案全体において、事務局からございますか。
事務局:答申書案の修正箇所と文言の確認
答申書案において、参考資料1で審議会委員名簿を、参考資料2で審議経過を記載しておりますが、掲載してよろしいでしょうか。
委員:異議なし。
事務局:確定した答申書は、来月12日の午後に会長から市長へお渡しする予定でおります。
答申書の写しにつきましては、後日、委員の皆さんに郵送させていただきます。
委員:他の審議会では、委員全員で市長に答申書をお渡しした事例があります。執行部の進かたもあると思いますが。
事務局:本来であれば、委員の皆さんの前で、会長から市長へ答申書をお渡しすることができればよかったのですが。
本日の会議で、答申書案がどの程度修正されるか分からなかったこともあり、会長から市長へ答申書をお渡しする日を別日とさせていただきました。
会長:ということでございますので、来月12日の午後に私から市長へ、答申書をお渡しさせていただきます。
事務局:今回の審議会において、答申書案の大きな修正はございませんでした。事務局において、若干の語尾の修正はあるかもしれませんが、大筋は変えません。
このため、市長へ答申書をお渡しする前に、今日の修正を反映した答申書を委員の皆さんにお送りしなくてもよろしいでしょうか。
会長:答申書は、市のホームページで見ることができますよね。
事務局:会議録の作成などもあり、大体1か月程度時間を要します。
会長:それであれば、郵送代が掛かってしまうので、郵送しなくてもいいのではと思います。委員の皆さんもメモを取っていらしたし、大幅な変更もなく、5か所の修正であったので。皆さん、いかがでしょうか。
委員:異議なし。
事務局:ありがとうございます。
そのようなご意見であれば、次回の審議会で市長へ提出した答申書の写しをお渡しいたします。
会長:答申書案全体において、委員の皆さんからご質問などございますか。
委員:意見による修正後の答申書案7ページの2行目、「今後の使用水量の減少により、1世帯当たりの使用水量が減少することが予想される。また」と以降、大口の使用水量区分の料金設定の話が書かれています。改めて読み返すと、意味がとりづらく、よく分からないなと思いました。
事務局:水需要が減少しているので、使用水量が少ない水量区分の水量単価の上げ幅はなるべく抑えていますということを表現したかったのですが。101立方メートル以上の使用水量の多い水量区分については、新たに151立方メートル以上の区分を設け、2区分の料金設定をさせていただきますと。この2点について触れたかったのですが。
委員:「また」以降の文については良いと思います。その前の文については、「使用水量が減少することに配慮した」とか「配慮して設定した」というような文言になればと思います。金額をこれにしたという背景を書けば良いのではないでしょうか。
委員:今ここで文章を作るのは難しそうなので、意見を踏まえて事務局で修正していただいた方が良いと思います。
会長:今のところですが、あまりにも文章が難しく、意味がとりづらい内容になっています。このため、事務局修正にしたいと思いますが、委員の皆さん、いかがでしょうか。
委員:異議なし。
会長:それでは、事務局で修正をお願いします。
他に委員の皆さんから何かご意見等、ございますか。
委員:特になし。
会長:他にないようですので、市長への答申につきましては、私が12月12日の午後に市長へ提出させていただきます。
(2)その他
会長:答申書に関すること以外で、委員の皆さんから何かございますか。
委員:特になし。
会長:答申書に関すること以外で、事務局から何かございますか。
事務局:次回の審議会については、来年の1月下旬から2月上旬あたりに行いたいと思います。詳細が決まりましたら、通知を送付させていただきます。
会長:それでは、本日の議題は全て終了いたしました。長時間にわたり、ご審議いただきまして、誠にありがとうございました。お疲れさまでした。
5.閉会
更新日:2024年12月13日