令和5年度 第1回 日高市上下水道事業運営審議会の会議結果

日時

令和5年7月12日(水曜日)午後2時00分から3時50分まで

場所

日高市役所 2階 庁議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

大澤博行委員、加藤大輔委員、松尾万葉香委員、内野美葉委員、大澤尚委員、梶田あゆみ委員、金子誠委員、小泉敬子委員、比留間智恵子委員、森志津子委員、佐野修一委員、谷本和歌子委員、谷ケ崎照雄市長

欠席者

なし

説明員

【水道課】関田課長

【下水道課】鹿山課長

事務局

加藤部長

【水道課】関田課長、清水主幹、鎌田主幹、新田主幹

【下水道課】鹿山課長、武田主幹、松本主幹、石森主幹、鶴岡主査

傍聴者

1人

担当部署

上・下水道部下水道課

議題および決定事項

議題

1.協議事項

(1)会長の選出及び職務代理の指名について

  • 会長に大澤博行委員を選出した。
  • 職務代理に大澤尚委員を指名した。

2.報告事項

(1)水道事業

  • 令和4年度事業報告及び令和5年度事業予定について

(2)下水道事業

  • 令和4年度事業報告及び令和5年度事業予定について

3.その他

会議資料

会議の経過

1.開会(司会:事務局)

  • 市長より委嘱状交付(代表 金子委員)

2.市長あいさつ

3.委員自己紹介、職員自己紹介

4.議題

(1)協議事項

  • 会長の選出及び職務代理の指名について
    会長選出までの間、仮議長に金子委員を選出。(全委員異議なし)
    委員の互選により、大澤博行委員を会長に選出。(全委員異議なし)
    金子仮議長の仮議長職を解く。
    大澤博行会長が議長となり、職務代理に大澤尚委員を指名。

(2)報告事項

【水道事業】

  • 令和4年度事業報告及び令和5年度事業予定について
    事務局より、水道資料1から水道資料4までを用いて説明。

委員:2点ほどお伺いします。
1点目、令和4年度は、人件費や建設資材の価格が上がったなどありましたが、水道事業全体として、総括や評価はいかがだったか。
2点目として、広報ひだか令和5年7月号の5ページで、公営企業会計の執行状況について掲載されていますが、水道事業において、資本的収支の収入率が63.9パーセント、執行率が69.8パーセントとなっています。
予算額に対して、いずれも低い感じがしますが、理由は何かありますか。
事務局:1点目のご質問につきましては、令和4年度は、水道の基本料金の免除などの事業を行わせていただいております。また、水道事業が開始されてから50年以上が経過しており、老朽化した施設や配水管の更新等がメインとなっております。そうした中、令和4年度は、主に水道施設、配水管などの更新や、一部、繰越事業ということで、コロナ禍で資材が納入されないということもございましたが、予算に基づきまして、おおむね順調に行うことができたと考えております。今後も、水道事業の経営状況を考慮しながら、計画的に水の安定供給に向けた各種事業を行ってまいります。
2点目のご質問につきましては、令和4年度に実施予定の一部の工事を令和5年度へ繰り越しておりますことから、令和4年度の収入額や執行額が繰越しの影響により少なくなっており、予算に対する収入率、執行率が低くなっているものでございます。
仮に、令和5年度へ工事を繰り越さずに予算執行したならば、収入率97.5パーセント、執行率95.2パーセントになっておりました。

委員:工事を繰り越した理由は、コロナ禍で資材が納入されないなどですね。

事務局:繰越した案件が何件かございますが、コロナ禍による世界的な半導体不足による納品の遅れなどがございます。

委員:厳しい経営状況の中で、水道料金の値上げ以外に、財源確保の具体的な方策を考えていますか。

事務局:一つの方策として、水道料金の改定もございますが、全体的なところで、事業費用を抑えることも方策としてございます。費用を抑えるということになりますと、日高市単独ではできなくて、近隣の所沢市、狭山市、入間市、飯能市と広域化、施設の集約化、共同化という手法が考えられます。広域化につきましては、各事業体の考えもございますことですから、なかなか難しいところもあると思います。

部長:水道事業は、現在、厚生労働省が所管しておりますが、来年の4月から国土交通省に所管替えとなります。
なぜ、厚生労働省であったかというと、元々は衛生事業、伝染病や防疫事業関係であることから所管となっておりました。厚生労働省は、ご存じのとおり、昔の厚生省と労働省が一緒になって、医療、福祉、年金、労働、子どもの関係など、日本が抱える大きな事業を行いながら、その片隅で水道事業の担当があるという状況です。
来年度からは、水質に関しては環境省になりますが、水質以外は国土交通省の所管となります。国土交通省は、下水道事業がいい例ですが、補助金が多く出ます。厚生労働省は補助金がほとんど出ず、管や設備の更新などの整備費や企業債の償還について、全て水道料金で賄わなければなりません。来年度からは国土交通省に所管替えになることによって、すぐには無理であるとは思いますが、数年後からは補助金が付くのではないかと期待しているところでございます。

【下水道事業】

  • 令和4年度事業報告及び令和5年度事業予定について
    事務局より、下水道資料1から下水道資料3までを用いて説明。

委員:下水道資料1の1、2ページ目に関係する内容ですが、下水道事業の全体計画があって、それに対して事業認可されているものがあって、さらに実際に整備が終わっているものがあるという3段階になっていると思います。資料では、雨水の整備率が7.6パーセントで、整備状況としてはまだまだというところだと思いますが、整備率が低い理由のご説明をお願いします。

事務局:当市の場合、下水道を急速に整備してきておりますが、まず汚水から集中的に取り組みましょうということで工事を行ってまいりました。
雨水につきましては、高麗川駅西口や武蔵高萩駅北などの土地区画整理事業において、重点的に取り組んでまいりました。
汚水整備が一段落すれば、次の段階で雨水整備に取り組めるものと考えております。

委員:下水道資料3の今年度の予定工事で、高麗川駅の駅舎整備や自由通路整備に関する下水道工事がありますが、いつ頃終わるのでしょうか。

事務局:下水道工事につきましては、汚水管の布設が7月中に終わる予定になっております。駅舎や自由通路につきましては、これからになります。

委員:3点ほどお伺いします。
1点目、水道と連動した質問ですが、第6期総合計画の前期計画2年目である令和4年度の下水道事業の総括的な評価はいかがだったか。
2点目、下水道資料3の今年度の工事予定で、日高市総合公園第2駐車場の整備において、浄化センター未利用地約7,000平方メートルを活用するとあります。この用地は下水道用地として都市計画決定されていると思いますが、公園の駐車場とすると目的外利用になると思います。国などと調整されているとは思いますが、問題ありませんか。
3点目、今年の3月の審議会において、旭ケ丘松の台土地区画整理事業関係で、6月末に都市計画審議会に諮る予定とありましたが、進捗はいかがですか。

事務局:1点目のご質問についてですが、下水道事業につきましては、下水道の供用開始から34年経過しており、かなり傷んでいるところも多くなってきております。
令和4年度は、施設の更新工事や管渠の布設替工事、旭ケ丘松の台土地区画整理事業関係の工事などを行いましたが、繰越事業も含め、令和4年度に予定しておりました工事や委託など、おおむね予定どおり実施できたと考えております。
今後も、下水道事業の経営状況を見極めながら、計画的に下水道事業を進めてまいります。
2点目のご質問につきましては、今年の2月に国の関東地方整備局に下水道用地の目的外使用の申請を行い、既に承認をいただいております。
3点目のご質問につきましては、市の都市計画審議会が6月28日に開催され、下水道事業に係る諮問は原案どおり承認されました。
下水道事業といたしましては、旭ケ丘松の台土地区画整理事業に係る雨水と汚水の整備、36ヘクタールについて、市の都市計画審議会で承認いただきましたことから、今後、県の都市計画審議会にあげまして、今年の9月に決定を受ける予定でございます。決定後に、県に対し、下水道事業計画の変更申請を行う予定でございます。

委員:下水道資料3の今年度の業務委託において、大谷沢地区の農業集落排水接続設計業務がありますが、大谷沢地区の農業集落排水が公共下水道に接続する時期は決まっているのですか。接続ルートについても決まっているのですか。

事務局:大谷沢地区の関係につきましては、お金がかかっている事業ですので、1年でも早く公共下水道へ接続したいということで事務を進めております。
全体計画や事業認可の変更を行わなければなりませんが、これらを来年度にあげられるように事務を進めております。
計画や認可変更が通れば、その後、工事に着手することになりますが、認可の時期により工事時期も変わってまいります。
現段階では、明確な工事の時期は申し上げられない状況ですが、計画や認可の変更は、来年度に行ってまいりたいと考えております。
また、接続ルートにつきましては、いくつかのルートを検証いたします。最短ルートである中沢地区を通るルートは、管が細く、ポンプの容量も小さいので、管を太くしたり、ポンプの容量を大きくしたりする作業が必要となります。
他のルートである国道407号や圏央道側道などについても検証を行いますが、接続工事費やその後の維持管理費、施工上の難易度を総合的に勘案し、ルートを決めてまいりたいと考えております。

(3)その他

会長:その他、委員から何かありますか。

委員:下水道資料3で、上下水道事業運営審議会の開催について記載されているが、今年度は今回のみなのか。

事務局:資料での記載につきましては、開催が確定しております時期について記載しております。
例年ですと、7月頃と翌年2月頃に開催しております。現段階では、年2回の開催を予定しており、もう1回開催するかどうかと考えております。
委員の皆さんに、経営状況などについて詳しくご説明したい部分もございますので、その時にはご連絡差し上げます。

部長:審議会につきましては、例年2回、夏の今頃と翌年2月に次年度の計画についてご説明させていただいております。
冒頭、市長からもお話がございましたが、上下水道事業につきましては、設備や管路の更新を進めていかなくてはなりません。また、上下水道の課長からは、経営状況が厳しいというお話をさせていただきましたが、それとあわせて、公営企業会計もなかなか理解の難しい部分もございますことから、それらを含めて、委員の皆さんにもう少しご説明させていただきたいと考えております。
審議会の開催につきましては、上下水道別々の開催で、ご説明であったり、施設の状況などの見学を行ったりできればと考えております。
開催のご用意ができましたら、委員の皆さんにご連絡させていただきます。

会長:今のことの関連ですが、9月10日の浄化センター施設見学会は、委員も参加した方がいいですか。

部長:来ていただけると、非常にありがたいところです。9月なので、まだ暑い季節ですが。

会長:お体に自信のある方に参加いただければと思います。
では、他に委員の皆さんからは無いようですので、次に事務局から、その他について何かありますか。

事務局:ございません。

会長:それでは、本日の議題は全て終了いたしました。長時間にわたり、ご審議いただきまして、誠にありがとうございました。お疲れ様でした。

5.閉会

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下水道課 業務担当

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更新日:2023年07月28日