令和4年度 第2回 日高市上下水道事業運営審議会の会議結果

日時

令和5年3月15日(水曜日)午後2時から3時12分まで

場所

日高市役所 2階 庁議室

公開・非公開

公開

非公開理由

なし

出席者

大川戸岩夫委員、大澤博行委員、吉本新司委員、秋田素子委員、大澤尚委員、小泉敬子委員、森志津子委員、小久保雅代委員、佐野修一委員、谷ケ崎照雄市長

欠席者

内野美葉委員、金子誠委員、千葉美葉委員

説明員

【水道課】関田課長

【下水道課】鹿山課長、松本主幹

事務局

加藤部長

【水道課】関田課長、小島主幹、武田主幹、新田主幹

【下水道課】鹿山課長、湯本主幹、松本主幹、石森主幹、鶴岡主査

傍聴者

なし

担当部署

上・下水道部下水道課

議題および決定事項

議題

1.諮問事項

(1)下水道事業

  • 第13回日高公共下水道事業計画の変更について

(答申)原案に同意します。

2.報告事項

(1)下水道事業

  • 社会資本総合整備計画について
  • 令和5年度下水道事業の概要について

(2)水道事業

  • 令和5年度水道事業の概要について

3.その他

(1)委員意見

  • 上下水道事業の適正な運営について

会議資料

会議の経過

1.開会(司会:事務局)

2.会長あいさつ(大澤博行会長)

3.市長あいさつ

4.諮問書の提出

市長から会長に対し、諮問書を提出。

5.議事

(1) 諮問事項

【下水道事業】

  • 第13回日高公共下水道事業計画の変更について
  • 事務局より下水道資料1を用いて説明

委員:下水道事業は、土地区画整理事業の事業計画と連動すると思いますが、事業計画のおおよその年度と、汚水管路、雨水管路の整備延長、事業費はどの程度を見込んでいるのでしょうか。

事務局:土地区画整理事業につきましては、県の都市計画決定後、工事着手となり、令和7年度までを予定しております。下水道事業につきましては、雨水幹線整備工事を令和6年度から7年度までの2か年工事とし、汚水幹線整備工事を令和7年度に施工する予定となっております。
雨水幹線総延長約490メートルのうち、雨水(はけ)(ぐち)の整備済みが10メートルございますので、未整備延長約480メートルの工事を予定しております。汚水幹線総延長1,140メートルのうち、整備済みが560メートルございますので、未整備延長約580メートルの工事を予定しております。
事業費につきましては、雨水、汚水の幹線整備をあわせて、おおよそ4億円を見込んでおります。

答申:全ての出席委員が原案に同意し、会長から市長に対し、「原案に同意します」と答申。

(2) 報告事項

【下水道事業】

  • 社会資本総合整備計画について
  • 令和5年度下水道事業の概要について
  • 事務局より下水道資料2、下水道資料3を用いて説明

委員:天神橋ポンプ場建設事業の事業費は2億2,200万円とありますが、国からの交付金はどの程度だったのでしょうか。
また、これ以外に国からの交付金対象となるものはなかったのでしょうか。

事務局:2億2,200万円のうち、国費は補助率50パーセントですので、1億1,100万円の交付を受けました。資料の整備計画調書は交付金の計画であるため、事業費は交付対象事業費のみを記載しております。このほかに、交付対象とならない事業や単独事業費等に約2億円を要しました。総額は、4億3,600万円ほどかかっております。

委員:高麗汚水処理施設アスベスト撤去工事について、令和4年度第1回審議会の資料では、令和4年度実施予定となっていましたが、1年遅くなったのでしょうか。また、ここの区域が公共下水道に接続となると、この処理施設は解体されると思いますが、事前にアスベストの撤去が必要となるのでしょうか。

事務局:当初の計画では、汚水、汚泥の処理とアスベスト撤去工事を令和4年度に実施する計画でおりました。しかし、高麗汚水処理施設内に、想定を超えた大量の汚水、汚泥が残存していたことから、浄化センターの処理水の水質に影響を与えることなく、大量の汚水を処理したこと、また、業務委託により大量の汚泥の除去作業を行ったことなど、作業に不測の日数を要し、アスベスト撤去工事の着手に遅延が発生しております。
いずれは高麗汚水処理施設の解体を行わなければならないと考えておりますが、施設の構造上、多額の費用を要することが見込まれるため、まずは、アスベストの除去を実施するものでございます。

委員:天神橋ポンプ場建設事業について、入札不調などがあり、事業期間が1年間延びてしまったということですが、設計額が安すぎたということでしょうか。
また、高麗川駅関連の管渠布設工事は、どのくらいの期間がかかるのでしょうか。

事務局:天神橋ポンプ場建設事業につきましては、下水道事業団で設計、入札等を行いましたが、当初の設計額ではなかなか業者が決まらなかったので、設計単価の見直しを複数回行ったと下水道事業団から伺っております。
高麗川駅関連の管渠布設工事につきましては、駅舎と自由通路の工事に係るもので、汚水管を延ばす工事は夏前までには終了する予定となっております。

【水道事業】

  • 令和5年度水道事業の概要について
  • 事務局より、水道資料1を用いて説明

委員:武蔵台配水場の更新用地購入についてですが、地権者の同意は得られているのでしょうか。

事務局:地権者の方と随時、交渉、調整を進めております。

委員:給水収益が3,300万円増加となる見込みとなっています。令和3年度第2回審議会の資料において、令和3年4月に発生した大口需要家の事故によって、当分給水収益の減少が見込まれ、水道経営は非常に厳しい状況が継続するだろうとなっていました。令和5年度予算の増収分は、大口需要家の需要が回復したことによるものでしょうか。

事務局:給水収益が3,300万円増額となる主な理由は、令和4年10月末頃から大口需要家において新たに始まった廃熱発電設備の稼働によるもので、1日当たり約960立方メートルと、令和5年秋頃に稼働を予定しているガスエンジン発電設備によるもので、1日当たり480立方メートル、あわせて1日当たり約1,440立方メートルの水需要を見込んでいるためでございます。
ただ、大口需要家の事故以前の1日当たり3,000立方メートルの水需要と比べますと、半分以下という状況であることから、依然として厳しい経営状況にございます。

委員:県水受水費が増加する見込みですが、水需要が回復する見込みなのでしょうか。それとも、受水単価の上昇によるものでしょうか。
また、令和4年度第1回審議会の資料では、県水の割合は令和3年度末で51.6パーセントとなっています。
県水1立方メートル当たりの購入単価はいくらでしょうか。

事務局:県水受水費が増加する主な理由は、大口需要家の施設へ県水を直接供給していることから、大口需要家の水需要の増加によるものでございます。
県水の購入単価は、税込みで1立方メートル当たり67.96円でございます。

委員:武蔵台配水場が昭和57年に供用開始されるなど、施設の老朽化が進んでいます。人口減少等でいろいろ経営上大変だと思いますが、ライフラインの水は重要ですから、いろいろ節約して、安全で安心な水を供給していただくようお願いしたいと思います。

(3) その他

会長:その他、委員から何かありますか。

委員:上下水道事業については、財政運営が厳しい状況であると思います。よって、厳しい将来像を見据えた事業運営を行うことが重要であると思いますので、適正かつ将来の厳しい方向性を鑑みながら、事業運営をしていただきたいと思います。

会長:事務局から何かありますか。

事務局:ございません。

会長:それでは、本日の議題は全て終了いたしました。長時間にわたり、ご審議いただきまして、ありがとうございました。

6.閉会

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更新日:2023年03月27日