油を多く使用する事業者や飲食店の皆さんへ
グリース阻集器の設置と適切な維持管理のお願い
グリース阻集器(グリーストラップ)とは
グリース阻集器(グリーストラップ)とは、調理場等からの汚水中に含まれている油脂分が下水道や農業集落排水の管路に直接流れないようにするために、油脂分を阻集器の中で冷却し、凝固させ除去する装置です。
屋内外の設置を問わず、床面埋め込み型のほか、据え置き型など限られたスペースに設置できる簡易式のものもあり、構造・容量・材質など、条件に合わせてさまざまな選択ができます。
日高市では、規則等に基づき、飲食店等を営む人にグリース阻集器の設置を義務付けています。
関係法令 :日高市下水道条例施行規則第4条、日高市農業集落排水施設条例施行規則第5条
グリース阻集器(グリーストラップ)の適切な維持管理
グリース阻集器(グリーストラップ)は、定期的に適切な維持管理を行わないとじゅうぶんな効果を発揮できません。
グリース阻集器(グリーストラップ)の維持管理方法
- 1日1回程度、バスケットに溜まったごみを掃除してください。
- 週に1回程度、水面に浮いている油脂分およびごみを掃除してください。
- 月に1回程度、槽内底部に溜まった汚泥(沈殿物)を掃除してください。
- 2・3か月に1回程度、グリース阻集器(グリーストラップ)内全体を掃除してください。
清掃周期は、一般的な目安です。必要に応じて清掃頻度を増やしてください。
清掃作業で発生した油脂分などは産業廃棄物となりますので、法律に従って適切に処理してください。
グリース阻集器(グリーストラップ)が適切に管理されないと
バスケット内に残ったごみが腐敗し、悪臭が発生します。油脂分が装置内に残り続けることで阻集効率が落ち、油脂分が分離されないままに下水道や農業集落排水の管路に流れ出し、管路内に油脂分が付着・固着することによって、管路の詰まりが発生します。管路が詰まると、その管路を利用する近隣住民が排出する汚水も流れなくなり、最悪の場合、汚水があふれ出します。
油脂分などの流出によって管路が詰まった状態
清掃作業の様子
油脂分などの流出によって下水道や農業集落排水の管路が詰まった場合、原因者の負担により管路を清掃していただく場合がありますので、ご注意ください。
更新日:2024年11月07日