要注意!「闇バイト」は犯罪者の募集です【令和6年11月25日掲載】
「闇バイト」とは
最近、ニュースやネット、新聞等でよく目にすることが多い「闇バイト」
強盗や特殊詐欺事件の犯罪者がSNSやインターネット掲示板などで、具体的な仕事を明らかにせず、短時間で簡単に高収入を得られる仕事と募集を行い、強盗や詐欺の実行役として犯罪に加担させることをいいます。
一度「闇バイト」に応募してしまうと、”やめたい”と思っても登録した際の個人情報を基に脅され、逮捕されるまで抜け出せません。
犯罪グループは雇った人間を都合よく利用した後、「捨て駒」として切り捨てます。
絶対に応募しないでください!!
政府広報オンライン(そんなバイトないから!それ「バイト」ではなく犯罪です。)
「闇バイト」の種類
受け子
被害者から現金やキャッシュカードを受け取ること
運び屋
目的も相手も分からない状態でコインロッカーや指定された場所から現金等を運ぶ役のこと
出し子
ATMで他人の口座から現金を引き出す役のこと
架け子
被害者に電話をかける役のこと 「カバンをなくした」「女性を妊娠させた」「会社の金を横領した」等のうその電話でお金を要求
道具屋
他人名義の携帯電話や銀行口座を手配する役のこと
「闇バイト」に手を出さないために
アルバイトを探すときは
「高額」「即日現金」「高額即金」「副業」「ハンドキャリー」「書類を受け取るだけ」「行動確認・現地調査」
等の言葉に注意してください。
応募時に匿名性の高いアプリのインストールを求められる場合や、運転免許証や顔写真等の個人情報の送信を求められるものも、闇バイトの可能性があります。
世の中にそんな上手い話はありません。「一回だけなら大丈夫」などと一人で判断せずに、怪しいかもしれない。と迷ったら警察に連絡しましょう。
相談窓口
警察相談ダイヤル(#9110) または、飯能警察署 (電話:042-972-0110) までご相談ください。
凶悪化する「トクリュウ」に注意!
トクリュウとは「匿名・流動型犯罪グループ」のことで、SNSなどを利用して犯罪の実行役を募集し、特殊詐欺や強盗などのさまざまな犯罪を広域的に行う集団のことです。
ここ数年、全国で発生している強盗・強盗殺人などの凶悪事件も、その多くがトクリュウによるもの。
首謀者や指示役は決して姿を現さず、応募してきた人たちを巧みに操り犯罪を行わせ、彼らを「捨て駒」として扱います。
トクリュウが実行役を募る手段として利用しているのも、SNSでの「闇バイト」募集です。
シニア世代も闇バイト募集の対象に
最近では「年齢問わず」という闇バイト募集広告が増えており、募集のターゲットが広がっています。その結果、シニア世代が応募するケースもあります。
過去には、84歳の無職の男性が特殊詐欺の受け子となり、逮捕された例もあります。
スマホの操作に不慣れな人の場合、求人情報を閲覧する際に誤って画面をタップし、募集内容をきちんと確認しないまま応募してしまったり、
「シニア歓迎」「経験不問」といった文言を使用し、年齢による就労機会の制限に悩む高齢者を誘惑したりもします。
こういったケースから、知らずに闇バイトに巻き込まれたりする可能性も。
ネットを介したアルバイト応募の際には十分に注意し、判断が難しいことがあれば、ご家族やご友人など身近な人に相談するようにしてください。


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更新日:2024年11月25日